ミニ眼鏡橋:諫早に“里帰り”決定 埼玉・所沢で解体始まる
Yahoo! きょうのトピックスに、次のとおり毎日新聞配信記事があった。
この項は、下記のHP「長崎県の石橋を訪ねて〜眼鏡橋の故郷」の記事を参照。当時の諫早市による現地視察写真、長崎新聞記事も同HPから。
http://www.fwd-net.com/hashi/mini.htm
ミニ眼鏡橋の詳しくと寄付金送付先は、市民団体「ミニ眼鏡橋の里帰り委員会」HPを。
http://www.geocities.jp/mini_meganebasi/
ミニ眼鏡橋:諫早に“里帰り”決定 埼玉・所沢で解体始まる /長崎
毎日新聞 11月29日(火)15時19分配信
諫早市の諫早公園にある国指定重要文化財・眼鏡橋を移築する際に作られた縮小模型の“里帰り”が正式に決まり、搬送するための解体作業が28日、埼玉県所沢市のユネスコ村(06年に営業休止)で始まった。解体は12月上旬に終わり、部材が諫早市へ送られる。移設先が決まるまで市有地に一時保管される。【柳瀬成一郎】
市民団体「ミニ眼鏡橋の里帰り委員会」によると、今年春に始めた募金が約600万円に達し解体運搬費用を賄えるようになったため、権限移譲の交渉を市に依頼。市は今月18日、所有者の西武鉄道と譲渡契約を結んだ。今後、移設先の選定や設置費用など約900万円が必要となるため、同委員会は引き続き募金を続ける。
眼鏡橋は1839年に完成。1957年の諫早大水害後、河川拡幅に伴い近くの諫早公園に移設するため、59年に解体された。その際、再び石を積み上げるためのデータを集めようと、5分の1の模型を製作。文化的価値が認められ、64年にユネスコ村に移設された。〔長崎版〕
諌早眼鏡橋の復元検証模型を呼び返そう
(HP「長崎県の石橋を訪ねて〜眼鏡橋の故郷」から)
埼玉県のユネスコ村に保存されている「復元検証模型」の里帰りについて進展がないものかと、諫早市役所に問い合わせをした際の報告をしてみたい。(09/24/2003)
■里帰り問題の現状について
市当局としては上記の写真のように、諫早眼鏡橋の復元検証模型が移築可能かどうかの判断ができる土木部の幹部職員を現地に派遣して状態を詳しく調査した。
調査の結果は、加工した石材の状況は良く、解体・運搬・復元に耐えうる状態と判断した。しかし模型自体は移築に耐えうるとしても、現在の所有者であるユネスコ村への交渉は全くの白紙状態であるし、市の事業として実施する場合の移転費用の積算や事業計画の立案などはこれからとの事。
執務中に丁寧に対応していただいた土木部の幹部職員の方にも先輩諸氏の素晴らしい仕事の遺産を、何とかしたいという気持ちが現れていた。
しかし税金を投入しての事業であれば、おいそれと安易な話ができないのは当然のことだ。ここで新聞記事でも有ったように、市民の間からの要望がなければ事業計画を進めることはできないだろう。いま私達に何が出来るか?まずはそこから始めなければいけないと思う。
■06/08/2003の掲載内容の要旨
長崎新聞を開いたら「模型古里へ戻そう」の記事が目に入った。当サイトの「諫早眼鏡橋」でも紹介している、埼玉県所沢市ユネスコ村のミニ諌早眼鏡橋の記事だった。(06/08/2003)
新聞記事には簡単にしか触れていないが、この模型は移築復元の唯一の成功例といわれる諌早眼鏡橋移築の技術的な諸問題の解決のために造られたもの。
この橋は模型とはいえ、10mの大きさであるとともに、出来栄えの素晴らしさから文化財に準ずる扱いをする為に、ユネスコ村に移築保存されていた。今ごろになって返して欲しいとは、ちょっと申し訳ない気もするが、諌早に帰ってこれれば、こんなに嬉しいことは無い。なんとか実現に協力できないものだろうか?