高家神社のクロガネモチ  宇佐市下高家

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高家神社のクロガネモチ  宇佐市下高家

JR日豊本線「豊前善光寺駅」の裏手へ回り、日豊本線沿いに海側を行く県道23号へ入る。左の中津方面に向かうと、県道左に「高家神社」の鳥居がある。
県道鳥居から神社正面へ回る。神殿の後ろ両側に大木2本が見える。左側が指定木の「クロガネモチ」で標柱が立っている。右側のはクスノキで「御神木」とある。
大分県HP「豊の国の名樹」による説明は、次のとおり。

特別保護樹木    50. 高家神社のクロガネモチ
樹種名 : クロガネモチ
樹  齢 : 350年
樹  高 : 15.0m
幹  周 : 3.40m
所在地 : 宇佐市大字下高家
所有者 : 高家神社
来  歴
宇佐市大字下高家、旧高家郷社、高家神社の神殿右側に聳立する巨樹。県指定特別保護樹木。ご神木は神殿左側に成立するクスノキ。ほぼ同年代の植栽と思われる。
当社は、天慶三年(940)、筑前宗像大社の分霊を勧請して創祀したものという。明治維新前の称号は宗像神社、神祇は宗像宗臣氏。由緒ある神社ではあるが、区画整理の煽りをうけて神域も狭められ、旧郷社の風格をいちじるしく削がれている。
神殿両側の二本の巨木のほかは鎮守の森らしい植生はなく、寛永、寛政のむかし、神祇建築の粋をつくした拝殿、本殿建築の威容にもかかわらず、神域の森厳さに重みを欠くのが惜しまれる。
拝殿は寛永一八年(1641)、本殿は寛政三年(1791)の建立。現在の本殿はその後に改築したもの。クロガネモチとクスノキは拝殿再建の記念として献木したものと伝えられる。
クロガネモチは樹勢旺盛であるが、平成三年の一九号台風で樹冠上部の主・支幹ともに切断されて、梢頭部を欠く姿になっている。ご神木のクスノキも台風による傷みがひどく、吹き飛ばされた枝葉の傷口から無数の萌芽が族生し、寄生木状にみえる。樹勢の衰えが憂われる。