長崎の滝・渓流」カテゴリーアーカイブ

鮎帰滝  南島原市有家町尾上

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鮎帰滝  南島原市有家町尾上

HP「長崎県 まるまる島原半島」による説明は、次のとおり。島原半島ジオパーク推進連絡協議会の現地説明板は、写真のとおり。

鮎帰りの滝 (アユガエリノタキ)

有家川の水源である泉水から1,000m、俵石から1Kmの地点、湯河内地区に鮎帰りの滝があります。
高さ13.7m、巾1.7mの白糸の滝で、美しい滝として知られています。
広さ約7.3aともいわれる巨大な一枚岩が、滝の上一面を覆い、清流は冷たく夏は近くの茶屋でソーメン流しを楽しむことができます。

山田神社と山田の滝  大村市上諏訪町

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山田神社と山田の滝  大村市上諏訪町

長崎自動車道大村インターチェンジから、広域農道レインボーロードに入り諫早方向へ戻る。「上諏訪橋」の大村共立病院との分岐を過ぎ、下りにかかると「山田の滝」の案内板がある。左折して川沿いに進むと、「山田神社」の鳥居に着く。

奥の社殿まで行き、両側が断崖をなす大上戸川下流域の河原を、しばらく遡行する。人面岩、題目碑の渕を過ぎると、「山田の滝」が正面に見える。
滝の上部へは、社殿手前から左手植林地内の山道を上がると、砂防ダムまで行ける。直線滝の下に「山田の滝」が落ちている。

「山田の滝」は、次のHPが詳しく調べているので参照。「大村郷村記」には、以下のような記述があるそうだ。 http://www6.ocn.ne.jp/~fukusige/oomura-waterfall/yamadanotaki.html

池田分山田の奧にあり、滝の高サ拾間程、左右山層り巌聳へ、緑樹陰林として周囲の巌壁恰も屏風を立たるが如し、水は其の巌間伝ひ漲り落ちるなり、滝壺長サ拾間、横五間、深サ五尋程(此滝壺を迹驚の淵と云ふ) 水色藍の如し、水源は城の尾山・伏勢山の両谷より出る、御手水の滝の下流なり、滝壺右の方巌壁に七面大明神鎮座あり、往昔より災旱に遭時は、里人此淵に於て雨を祈るに必応験ありと云ふ、又左の方巌壁に碑銘文あり、此滝壺の下に又淵あり、題目淵と号し、滝壺より石を伝ひ、川中を下る事凡壱町程にして七面大明神の石鳥居あり、此鳥居際右の方路傍へ岩窟あり、窟中に日迢上人の石像あり、此所より又下る事三拾九間程にて、右の方路傍に山田権現の社同石鳥居あり 次に庵室あり 滝壺より庵室の間左右険山相対し、渓間には奇岩・怪石多く、渓川は曲折盤旋して此際を漲り流れ、或は淵となり、或は瀬となる、其水至て清冷なり、又河邊及山間には桜・楓数百株ありて、桜花の爛漫、楓樹の紅葉する頃は、遠近の遊人群参して、詩を賦し歌を詠して美景を賞す、誠に幽寂の霊境なり、此川の上流に滝あり、御手水の滝と云ふ、迹驚の滝より行程四町程、此間深山にて僅に樵夫の通ふ山径あり、甚険路なり

上対馬の鳴滝  対馬市上対馬町浜久須

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上対馬の鳴滝  対馬市上対馬町浜久須

国道382号線により豊玉町和坂交差点まで行き、右折して対馬上島の東海岸を回る県道39号線へ入る。上対馬町浜久須までかなり北上する。
浜久須から県道は比田勝に向けて登りにかかり、高台へ登ったところに「鳴滝自然公園」の案内板がある。比田勝からがもう近い。車で7分のところ。

ここが鳴滝の入口。植林地の鳥居道を行くと、渓流の上に出て遊歩道の眼鏡橋を渡り、滝の上から下の滝壺まで坂段を下って行く。入口から約200m歩いて着く。
鳴滝の下は傾斜滝となって岩面を流れ落ち、滝壺はその下にある。
現地案内板は次のとおり。
鳴滝自然公園

高さ15m、対馬一の滝で春秋の増水期には滝の音が周囲の山に響きわたりその眺めは壮観である。

Ⅹ渓谷の沢登り  平成20年7月

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Ⅹ渓谷の沢登り  平成20年7月

平成20年7月13日(日)晴。Ⅹ渓谷の沢登り。道路地図には「O川」と書いているのを見た。長崎市内は朝からにわか雨があり、集合は4人。佐賀のT氏と現地近くの駅で合流。
集落入口に車を置き、林道を20分歩く。植林地の杉は大きくなり鬱蒼となっていた。橋から入渓。すぐ大きな渕を持つF6(3m)がある。約1時間遡行して、日当りのよい川原で昼食。梅雨明けで水量が多く、小さな滝もとうとうと流れている。

この渓谷で最もまとまりのある滝F7(6m)はすぐと思っていたが、写真を撮りながらであったので、さらに1時間かかった。スダレ状の2条の流れが滝つぼで一緒となり、きようは辺りへ飛沫を上げていた。
記録に表われないが、この少し上にも4段の見事な滝がある。斜め岩面の切れ込みに落水が流れ、浸食がますます進んでるように思えた。

潜龍ヶ滝  北松浦郡江迎町田ノ元免

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潜龍ヶ滝  北松浦郡江迎町田ノ元免

江迎町田ノ元免に「潜龍ヶ滝」はある。国道204号線の松浦鉄道「潜龍ヶ滝駅」先に案内標識があり、北方の谷、江迎川の支流沿いの道へ入る。駐車場から赤い太鼓橋(鉄製)を渡り、石段を200mほど登ると、滝壺へ着く。
歩道の途中の下の滝「不動の滝」「布引の滝」も見ごたえがあり、3段続いている。最後の3枚の写真が、最奥の「潜龍ヶ滝」。 

駅先の道路入口に古い標石があった。刻字はよく読めない。私の当てずっぽな読み方は「勢ん里よう乃瀧へ 是より十六丁」。
HP”湯〜マットdeSの「旅」 6 滝・渓流への「旅」”による説明は次のとおり。
諫早のこの方の山・街道歩き・滝などの探訪HPはすばらしい。同滝の全文を借用した。

潜 龍 ヶ 滝 (江迎町) 

「潜龍ヶ滝」は北松浦郡江迎町にあり、吉井町草の尾を源流とする江迎川の支流の滝である。
10代の平戸藩主松浦観中煕は、1828(文政11)年に管内巡視の際に、この地に至り、この滝を検したとき、「たまたま滝壺より龍の頭を表すあり、公大いに慶び「潜龍ヶ滝」と命名」したと伝えられている。その後、観中公は名勝の地を選んで、「平戸地方八奇勝」と名付け、その一つがこの潜龍ヶ滝である。

MR松浦の潜龍駅付近から、山手に標識に従い、約2kmの道のりを自動車で行き、駐車場に停める。 そこからコンクリートの橋を渡ると、左手は公園となっており、石段を登っていくと、神社に到着する。更に登っていくと、石の鳥居があり、その先に、潜龍の滝はある。

潜龍ヶ滝は高さ約20m、滝壺の深さ6m、男滝と、女滝の2つに別れている。その壮観さは「滝の威に打たれ、しみじみ合掌す」(俳人森永杉洞)と言われるほどである。滝壺に落ちた水は2筋に別れて、「布引の滝」となり、また1つに合わさり、「不動の滝」になるという。
なお、この滝は婦女は、域内に入ることは許されておらず、藩主は毎年、代参を派遣して、神楽を奏し、これを祀ったという。

醍醐の滝  長崎市三川町

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醍醐の滝  長崎市三川町

長崎市三川町のバス終点から右手の観音橋の方へ行く。先が左右に分かれ、左は兵底の南山高校総合グランドへ、右は醍醐の滝へ通じる。御手水坂奥の小広場まで車は行く。滝一帯は古い歴史のある真言宗醍醐派の霊場。静寂な秘境の趣をなす。
岩永弘著「歴史散歩 長崎北西の史跡」2006年春刊99〜101頁による説明は次のとおり。

【三川町の探訪】 (1)醍醐の滝

…右側の材木小屋前を横切り川沿いの白い手摺(平成6年11月改修)に沿って250m上がって行くと案外近く、山道右側に鐘堂と丸い石柱の碑があります。碑には「鎮西最初の道場」側面に「醍醐の滝」そして創立261年昭和6年3月21日建立と刻まれています。因みに此の地は真言宗醍醐派の霊場で、年号から考えると今日までは300数十年の古い歴史があることになります。…

入り口右側に新しい道場と先方にお堂があります。これらの新しい建物については、次のような話があります。昭和57年7月23日の大水害で此処も流出の大被害を受けましたが、数年後、匿名の奇特な人の尽力により再建されたとのことです。お堂は水害後再建されたため、古来の仏像は流出してしまい数体の小さな仏像が祭られています。

お堂の右下が三川川の上流となり、此処に醍醐の滝があります。滝巾凡そ3m、水巾1.5m、滝の高さは6m位。また右側は崖状となり、高さ15mほどのしだれたきとなり落ちています。暫く堂の側に立ち、静寂のなか流れ落ちる水しぶきにふれると、昔からの霊場として宜なるかなの感じがわいてきます。

白糸の滝  長崎市愛宕3丁目

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白糸の滝  長崎市愛宕3丁目

長崎市愛宕3丁目にある。長崎の開港当時、小島界隈は樹林地帯で谷を流れる小島川は水清く、「白糸の滝」も秘境の中にあった。現在はどうなっているか。
白糸バス停から上へ上る狭い車道を300mほど行くと、川の上が暗渠となり広地となっており柳の木がある。この下が「白糸の滝」上部で落ち口となっている。滝の下に行くには、車道反対側の家の前の路地を下る。滝は3段となっていて、かなり高い。
滝へ下る途中、左の小沢奥に「洗凡観音」と岩に字を彫った「洗凡岩」がある。
岩永弘著「歴史散歩 小桃源小島の里」2005年秋4頁による説明は次のとおり。

愛染稲荷、洗凡観音の先、川沿い家屋の間から長崎名勝図絵にも描かれている「白糸の滝」を眺める事ができます。昔の美観は今では損なわれてしまいましたが、重畳たる岩盤や垂れ落ちる数条の滝は昔のままです。江戸時代後期、当時は「白糸の滝」として長崎における名勝地で、詩にも詠まれ多くの人達が一日の遊を楽しもうと上ってきました。滝の直ぐ上側に戦中戦後にかけ、広い金魚屋がありました。
いわ手より落ち来る滝の糸すゝき 招く袂に糸そこほるる  中島 広足
高機にかけてさらしてさらさら かぜにかゝる白糸の滝   流   芳

鹿尾川遡行

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鹿尾川遡行

平成19年8月26日(日)、涼を求め近場の鹿尾川を遡行。参加11人。土井首バス停から鳴滝を見物し、鹿尾ダム堰堤先の橋脇から沢に入る。1週間くらい前から雨が時々降り、今朝も降ったので、水量はほどほどにある。

この川は大きな滝はないが、上部は高度を一気に上げるので、危険な登りとなり、ルートの取り方に気を使う。初めて沢登りする人が多く、なるべく登山靴が濡れないようにして、2/3ほど沢を登ったところで昼食にした。

あと1時間くらいかけて熊ヶ峰の登り口となる鹿尾河原に着いた。熊ヶ岳は次回に残し、植林地の河原でゆっくり時間を過ごし、帰りは川沿いの西尾根山道を下り、土井首へ戻った。沢の途中にダイヤランドや岩屋山方面がよく見え、高度を感じるところがあったはずだが、今回は気づかなかった。植林の木立が伸びたせいかも知れない。

捨身滝 猿岳川の右股沢

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捨身滝(しゃしんだき) 猿岳川の右股沢

長崎市千々町にある。小八郎岳の裏側渓谷にあるため、この滝は一部の人にしか知られていない秘滝。普段は水量か少なく、わざわざ見に行くほどではないが、猿岳へ山歩きの機会があったら、水量の多いとき一度は立ち寄る価値がある。

為石から県道34号線を行き、干藤トンネルを出てすぐ左の千々峠(乙女峠)への林道に入る。産廃捨土場を過ぎ約10分ほど上ったカーブミラーのある大カーブ地点のガードレールの脇に「猿岳さん参り」の入口がある。山腹を横に行く山道で小沢を2つ跨ぎ、10分位歩いた右下の小さな植林地が切れるところから、切れ間に沿いながら10分ほど下ると滝へ出る。「捨身滝」という名のとおり、ここは禊(みそぎ)場だが、最近は参る人がほとんどなく、道がわかりにくくなっている。
写真は平成19年8月21日撮影。今は渇水期でどうしようもない。

同山系の「納手岩三段滑滝」の項で紹介したが、この「捨身滝」の記録も同じく故臼木寅雄氏稿「千々川遡行」(長崎山岳会「足跡」No.13 1969.12発行)中の9頁にある。関係文は次のとおり。

(猿岳川右股)
…膝を折った右脚は登れそうもないので投げ出した左脚になる岩を這い上ってF5(五米)を乗越せば漸く川筋も平坦になり、これで終りかと云う感も与えるが二〇〇米も遡ると断然凄い滝が行手に立塞さがる。これこそ猿岳のF6捨身滝(しゃしんだき)である。高さ三五米、複雑なフェースが一気に落水するのを妨げて躍動的な滝を造り上げてている。青々とした広い滝壺から溢れた流れは稍下った処で小さなフカリ(土地の方言で水溜りの深い処)ができている。
そこが婦人行者の禊場である。滝は右岸の壁をよじ登ることもできるが危険である。前に山仕事の人が墜死したと云う。上部に出る路は左岸にある。…

なお「猿岳(秋葉山)」の項は別に載せる。またこの千々川渓谷の支沢、渡瀬川に2筋の沢が合流する「牛クヤ滝」、同八郎川に胃袋の形をした淵「琉球廻し」の秘景があるが、折を見てまた紹介することとしたい。 

鳴滝山観音寺の滝  鹿尾町

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鳴滝山観音寺の滝  鹿尾町

長崎市鹿尾町、鳴滝山観音寺の境内にある。土井首から鹿尾川沿いの鹿尾ダムへ行く道に入ると、ダム堰堤の手前となる広川原のところの対岸に寺はある。南側支沢の滝のため、普段は水量が少ないが、落差20m位。岩に彫った古い観音像等も立ち、近郊では見ごたえのある滝となっている。

後の方の写真は、平成20年10月2日の増水時の様子。