白糸の滝  長崎市愛宕3丁目

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白糸の滝  長崎市愛宕3丁目

長崎市愛宕3丁目にある。長崎の開港当時、小島界隈は樹林地帯で谷を流れる小島川は水清く、「白糸の滝」も秘境の中にあった。現在はどうなっているか。
白糸バス停から上へ上る狭い車道を300mほど行くと、川の上が暗渠となり広地となっており柳の木がある。この下が「白糸の滝」上部で落ち口となっている。滝の下に行くには、車道反対側の家の前の路地を下る。滝は3段となっていて、かなり高い。
滝へ下る途中、左の小沢奥に「洗凡観音」と岩に字を彫った「洗凡岩」がある。
岩永弘著「歴史散歩 小桃源小島の里」2005年秋4頁による説明は次のとおり。

愛染稲荷、洗凡観音の先、川沿い家屋の間から長崎名勝図絵にも描かれている「白糸の滝」を眺める事ができます。昔の美観は今では損なわれてしまいましたが、重畳たる岩盤や垂れ落ちる数条の滝は昔のままです。江戸時代後期、当時は「白糸の滝」として長崎における名勝地で、詩にも詠まれ多くの人達が一日の遊を楽しもうと上ってきました。滝の直ぐ上側に戦中戦後にかけ、広い金魚屋がありました。
いわ手より落ち来る滝の糸すゝき 招く袂に糸そこほるる  中島 広足
高機にかけてさらしてさらさら かぜにかゝる白糸の滝   流   芳