月別アーカイブ: 2011年9月

長崎の西空の夕日  11−08

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長崎の西空の夕日  11−08

長崎市南部の団地、わが家から見た夕日。電柱と電線は邪魔なので近くにも出かける。以下、続く。

写真  1〜 2  2011年 8月 9日の 6時 4分頃  朝空の虹
写真  3〜 4  2011年 8月23日の18時46分頃
写真  5〜 6  2011年 9月 1日の18時48分頃
写真  7〜 9  2011年 9月 5日の18時38分頃
写真 10      2011年 9月 6日の18時44分頃
写真 11〜13  2011年 9月 5日の18時16分頃

雲仙上大野木場から仁田峠へ  2011年9月

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雲仙上大野木場から仁田峠へ  2011年9月

2011年9月25日(日)晴。雲仙の上大野木場から仁田峠(標高1078m)へ。参加10人。みさき道歩会の例会。昨年9月は登山口で雨に会い、島原新山温泉にしけこんだ。今年5月も雨のため実施できなかった。
上大野木場登山口10:00発ーボタン山ー岩床山北監視カメラ地点11:15ー展望ベンチ12:30着(昼食)13:00発ー大岩13:45−仁田峠展望台14:15着 14:30発ー上大野木場登山口17:00着(徒歩距離約9km)

かつて赤松谷から普賢岳へ登る登山道があった。21年前の平成新山噴火により谷の道は消失した。これに代わる新しい登山道として整備されているのが、きょうのコースなのだが、年数とともに荒れかけていた。
長崎を車2台で7時30分出発。雲仙経由島原外港へ下る国道の途中、「山の寺 邑居(ゆうきょ)」看板のある所から、上大野木場登山口に入る。駐車場は平成新山を見上げる真下。火砕流や土石流の現場で、赤松谷には多くの砂防ダムが築かれている。

登山口からボタン山を越すと、岩床山北の監視カメラ地点まで一気に登り、最初から疲れた。丸太の急な登りの階段は400段あった。いったん国有林道を横切るとヒノキ林となるが、長い登りの山道がまた始まる。仁田峠の展望がきくベンチ地点で、すでに12:30となり昼食とした。

13:00発、仁田峠まであと1.4mである。これからはモミ、イヌツゲなどの大木がある樹林帯となるが、涸沢や苔むした岩を登り下りする険しい道が続く。仁田峠近くの笹原に戦前の軍馬飼育用貯水槽跡があった。仁田峠展望台に14:15着いた。
標高は登山口約400m、仁田峠1078mなので、標高差、実に680mほど登っている。

全員、疲労気味。野岳(標高1142m)往復の気力もなく、時間が時間だし、仁田峠から下山した。帰りは同ルートでなく、仁田峠循環道路を少し戻り、見当をつけて道なき尾根を下ったら、ちょうど昼食を取った近く「上大野木場2.4km 仁田峠展望所1.4km」標識地点の登山道に出た。時間と体力的に大いに助かった。登山口に17:00帰着。まだ早朝の出発とすべきだったろう。

宮さんの参加記事は、 http://blogs.yahoo.co.jp/khmtg856/28604482.html

隠岐の島の巨樹・名木 島前(2) 中ノ島・知夫里島  島根県海士町ほか

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隠岐の島の巨樹・名木 島前(2) 中ノ島・知夫里島  島根県海士町ほか

中ノ島及び知夫里島の巨樹・名木。資料がなく見かけた木だけ。現地説明板は次のとおり。

写真  1〜  7    1 北野神社のツバキ・イチョウ・スギ (海士町知々井)

菱浦港から県道317号により右回りする。天川の名水を過ぎて一山越すと知々井である。県道左下に北野神社がすぐあり、大木が見える。

(現地説明板) 
海士町の文化財  天然記念物  北野神社の椿・銀杏・杉
所在地  隠岐郡海士町大字知々井1618
所有者  北野神社
<椿>
希に見る野生の大椿で根元の周囲2m、直幹2.5m、枝は12m四方に広がり樹勢は良し。根元の片側は2m程の崖で、この椿は根上りのようになっており、曲がった太根は竜の如くである。以前は隠岐通例の方言で「ベーロ}の木と呼ばれていたとのことである。
<銀杏>
目通り4.8m、高さ約25m、雌木で勢いも良く見事な大銀杏である。
<杉>
樹種は島前在来の品種で右側のものは、目通り5.1m、左側のは過去に雷害を受けて幹はほとんど中空になっているが、目通り4.3mで共に高さ30m余あり、樹勢も良く見事な大杉である。
昭和59年  隠岐島前教育委員会指定 

写真  8〜 11    2 松養寺のイチョウ (知夫村郡)

松養寺は、来居港近くの小高い山の頂上にあり、京都東寺真言宗、後醍醐天皇ゆかりの寺。来居港から郡へ向かい、参道の急階段を歩いて登るか、消防署出張所手前から左折し車道を上がると本堂に着く。車道は途中に島根県遺跡の松養寺古墓群がある。
イチョウは本堂の右側に立つ。地元で聞いて確認に行ったが、それほど大きくない。

写真 12〜 16    3 仁夫のタブノキ (知夫村仁夫)

仁夫集落は、来居港とは島の反対側となるので、郡から海岸回りの新しい車道で行く。仁夫の中心、村営アパート?前で右折し、町中の道へ入る。少し行くと右に路地があり、奥に「隠岐八十八箇所第23番霊場」の建物がある。右奥の林内にタブノキが立つ。
パンフレットは写真を載せているが、位置図がほとんど正しくない。正確な場所を記してほしい。道路も案内板がないから注意する。

(現地説明板)
知夫村指定天然記念物  タブノキ(クスノキ科)
高さ 約10m、 根廻り 4.4m、 樹齢 不明
これは、暖地に多く自生する植物で、イヌグスとも呼ばれ隠岐一円に生育するが、現在これの巨木は珍しい。本来常緑高木で果実は野鳥の食用となり、その材はクスノキに似て建築・家具・器具に用い、皮は粉末にして線香に混ぜる。老幹は環状雲紋をなし、一名タマグスとも呼ばれる。                   知夫村教育委員会

隠岐の島の巨樹・名木 島前(1) 西ノ島  島根県西ノ島町

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隠岐の島の巨樹・名木 島前(1) 西ノ島  島根県西ノ島町

西ノ島町指定文化財一覧(平成22年11月30日現在)天然記念物によるデータ(順不同 行程順とした)や、現地説明板は次のとおり。

写真  1〜  3    1 別府のオオバヤドリギ (西ノ島町別府 森宅)

別府の住宅地内。「JA隠岐どうぜん本所」右から奥の通りに入る。ほどなく右手の家角に説明板がある。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 S61.9.27
オオバヤドリギ  1株  別府  個人  西ノ島町を北限とする暖地性の常緑樹。寄生木はユズリハ
(現地説明板) 
隠岐島前の文化財 天然記念物 オオバヤドリギ  (寄生木 ゆずりは)
特徴  西ノ島町を北限とする暖地性の常緑樹。革質で広楕円形の葉で裏面は赤褐色。よく枝分かれし、おおばぐみとよく似た寄生木で常緑広葉のしい、かし、やぶにっけい、ゆずりは、つばきなどに着生するが、時には杉、桑などにも着生する事がある。
この木の繁殖には小鳥のキレンジャク、ヒレンジャクが関係している。寄生という特異性のためその数が少ない。生態など特異性があり分布上も注目すべき貴重な植物である。
昭和61年  隠岐島前教育委員会指定

写真  な し      2 別府のオオバヤドリギ (西ノ島町別府 玉川宅)

別府の住宅地内。2の森宅の道路反対側左の家と思われるが、説明板はなかった。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 S61.9.27
オオバヤドリギ  1株  別府  個人  西ノ島町を北限とする暖地性の常緑樹。寄生木はツバキ

写真  4〜  7    3 判官館跡奥のクスノキ (西ノ島町別府)

別府の海岸通りでなく、町中の太平記通りを黒木御所の方へ行く。別府港から徒歩9分。途中に「隠岐判官館跡」案内標識がある。館跡奥の竹林の中にクスノキがある。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 H18.1.12
クスノキ  1株  別府  個人  目通幹周4.15m、樹高約28m

写真  8〜 11    4 美田尻のラカンマキ (西ノ島町美田)

黒木小学校がある美田尻バス停から、少し戻った四叉路を北側の山手の道に入る。水場まで行って右へ曲がると、竹山宅奥にラカンマキの木立が見える。バス停から200m。
パンフレットの地図では、後醍醐天皇脱出の際、立ち寄られた庄屋跡?

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 S51.5.20
ラカンマキ  1株  美田  個人   高さ20m、周2.4m、樹令不明
(現地説明板) 
ラカンマキ  (町指定記念物)
マキ科の常緑樹。樹齢不明。中国原産といわれ、植栽品か? 樹勢も旺盛で樹高20mと生育がよい。庭木・建材・生活用具などに利用される。

写真  な し      5 美田小向区有林のエドヒガン (西ノ島町美田)

美田ダムあたりらしいが、小向区有林の現地は、山道が荒れているので訪ねなかった。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 S60.9.9
エドヒガン  1株  美田小向区有林  小向区共有

写真 12〜 14    6 焼火山のカゴの木 (西ノ島町美田)

焼火神社は、焼火山雲上寺といわれ、海上安全の神。社殿は国の重要無形文化財。周辺は隠岐固有の植物が群生し、焼火神社植物群は島根県の天然記念物となっている。焼火神社の参道口駐車場まで、別府港から車で20分。神社までは、ここから歩いて400m急な道を登る。
カゴの木は神社方ではなく、駐車場からまっすぐな舗装の切れた焼火林道へ入る。荒れた林道で車は通行できない。途中に牧場跡の看板がある。約1km歩くと、林道左手に西ノ島町教育委員会「カゴノキ」の小さな表示板があり、このすぐ崖上の大木が、町指定「カゴの木」であろう。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 H2.7.10
カゴの木  1株  美田焼火山  焼火神社   根元周囲3.1m、目通周囲2.7m、樹高10m

写真  15〜 17   7 焼火山のスタジイ・焼火神社のスギ

6のカゴの木上奥の林中へ行ったら、スタジイなどの巨木群があった。焼火神社社殿前の大スギも、町指定ものだろう。

写真  18〜 20   8 福萬寺のタブノキ (西ノ島町赤ノ江)

別府港から西ノ島大橋経由で9.3km。赤ノ江バス停近くの高台に見えるのは神社で、珍崎の方へ少し向かう。右手谷間に福萬寺があり、寺の右側にタブノキが立つ。

西ノ島町指定天然記念物  指定年月日 S51.5.20
タブノキ  1株  赤ノ江  個人  根周り5.5m、目通周囲4m、樹高15〜20m
(現地説明板) 
タブノキ  (町指定記念物)
クスノキ科の常緑木。樹齢不明。イヌグスともいう。根回り約6m、樹高12m。隠岐の太古の植生を代表する貴重な植物のひとつである。

海藻の「クロキヅタ」について、国指定天然記念物のため特別に載せる。写真23は?

写真  21〜 23   9 クロキヅタ産地(西ノ島町別府湾ほか)

国指定天然記念物  指定年月日 1922.03.08(大正11.03.08) 
(西ノ島町観光協会送付資料から。資料名不明)    
クロキヅタ
緑藻類のイワヅタ科に属する海藻で、明治43年(1910)に黒木御所近くの海で発見されたことから、この名がついた。海藻とはいえ、胞子によって繁殖する他のものと異なって、ノコ切歯状に伸びた葉茎から新芽がでて増殖するところに特徴がある。
また、この海藻は、紅海が原産地であり、紅海以東の地域では愛媛県の小島と、この隠岐諸島だけに分布している貴重なものである。そのために、大正11年(1922)3月には、国の天然記念物に指定されており、海藻ではわが国唯一の天然記念物指定種である。
隠岐では、黒木御所下の別府湾のほか、海士町の菱浦湾にも見られる。海底では、安山岩の磯をおおう有機物を含んだ泥土に分布する地域に広がっている。水中での葉の色はエメラルドグリーンに似た深緑色で、3cmから60cmにまで伸びる葉もある。

隠岐の島 島前(4) 知夫里島  島根県知夫村

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隠岐の島 島前(4) 知夫里島  島根県知夫村

マイ50ccバイクによる野宿旅。離島を主に訪ねている。今回は島根県「隠岐の島」をメインに、2011年9月7日から17日まで出かけた。途中、筑前大島・秋芳洞・津和野・大山へ寄った。その主な史跡、風景、巨樹、石橋など。

島前(4)知夫里島の写真は、フェリーどうぜんで渡る、知夫里島来居港入港、島根の名水百選「河井湧水」、松養寺とイチョウ、文覚上人の墓、汐見橋、知夫村ヘリポート場、大波加島、知夫里島灯台近くからの展望、石の唐櫃古墳?、御越鼻メグリ照射燈付近の海岸、隠岐知夫赤壁、赤ハゲ山三角点、赤ハゲ山展望台、ウグイガ崎の西ノ島との海峡

国指定文化財等データベースによる解説は次のとおり。

史跡名勝天然記念物
名称: 隠岐知夫赤壁
ふりがな: おきちぶりせきへき
種別1: 名勝
種別2: 天然記念物
指定年月日: 1935.12.24(昭和10.12.24)
指定基準: 八.砂丘、砂嘴(さし)、海浜、島嶼,(一)岩石、鉱物及び化石の産出状態,(九)風化及び侵蝕に関する現象
所在都道府県: 島根県
所在地(市区町村): 隠岐郡知夫村
詳細解説
南ハ立ケ崎ヨリ北ハ帶ケ崎ニ至ル知夫里島ノ西海岸ニシテ延長一キロ余ニ及ブ此ノ海岸ハ其ノ北ニ隣セル西島ノ國賀海岸ト同シク粗面安山岩質玄武岩ノ断層崖ニシテ断崖ノ高サハ前者ニ一籌ヲ輸スルモ黒キ玄武岩ノ熔岩層ハ風化ニヨリテ紅赤褐黄等種々ノ色彩ヲ呈スル凝灰岩層ト相重ナリ加フルニ白色乃至灰色ヲ呈セル粗面岩若クハ粗面安山岩ノ岩脈ト黒色乃至褐色ヲ呈セル玄武岩ノ岩脈トハ縱横無盡ニ前記ノ熔岩層及凝灰岩層ヲ貫キ其ノ形状大小千差萬別ニシテ到底筆紙ノ能ク之ヲ詳スベキニアラズ 要スルニ岩石ノ色彩ノ配合ノ宜キヲ得タルト岩脈ノ形状ノ奇ヲ極ムルトハ此ノ海岸ノ特色ニシテ此ノ二点ハ國賀海岸ト同日ノ比ニアラズ岩壁ニ現ハルゝ岩脈ノ最モ著シキモノヲ昇龍岩及臥龍岩ト云ヒ前者ハ上ニ広ク下ニ狭ク中央ニ括レタル部分アリ其ノ状恰モ龍ノ天ニ昇ルガ如ク後者ハ横ニ長クシテ蛟龍ノ臥スルニ似タリ全海岸ヲ通シテ崖下ニハ土地ノ隆起ニヨリテ生シタル二段ノ波蝕海壇アリ海壇上ニハ波蝕甌穴ノ美ナルモノアリ又數夛ノ波蝕洞窟ノ外男池及女池トスル波蝕溝アリ背景ノ赤平山ハ隱岐特有ノ牧畑ニ供用セラレ軟草地ヲ蔽ヒ灌木之ヲ點綴シ四季ニ從テ其ノ色彩ヲ變スルモ晩秋ノ黄赭色ハ断崖ノ色彩ト調和最モ宜キヲ得ルモノゝ如シ

隠岐の島 島前(3) 中ノ島  島根県海士町

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隠岐の島 島前(3) 中ノ島  島根県海士町

マイ50ccバイクによる野宿旅。離島を主に訪ねている。今回は島根県「隠岐の島」をメインに、2011年9月7日から17日まで出かけた。途中、筑前大島・秋芳洞・津和野・大山へ寄った。その主な史跡、風景、巨樹、石橋など。

島前(3)中ノ島の写真は、入港直前三郎岩、中ノ島菱浦港入港、小泉八雲広場、隠岐神社、金光寺山からの展望、明屋海岸、御塩司所、日本名水百選「天川の水」、北野神社杉・銀杏・椿の巨木、奈須神社の石神様、木路ヶ崎灯台、風呂屋海水浴場

隠岐の島 島前(2) 西ノ島  島根県西ノ島町

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隠岐の島 島前(2) 西ノ島  島根県西ノ島町

マイ50ccバイクによる野宿旅。離島を主に訪ねている。今回は島根県「隠岐の島」をメインに、2011年9月7日から17日まで出かけた。途中、筑前大島・秋芳洞・津和野・大山へ寄った。その主な史跡、風景、石橋、巨樹など。

島前(2)西ノ島の写真は、外浜海水浴場、由良比女神社、同神社イカ引き彫刻、イカ寄せの浜、鬼舞展望台、赤尾展望台、国賀浜・国賀海岸、通天橋、摩天崖、摩天崖上から
の展望

国指定文化財等データベースによる解説は次のとおり。

史跡名勝天然記念物
名称: 隠岐国賀海岸
ふりがな: おきくにがかいがん
種別1: 名勝
種別2: 天然記念物
指定年月日: 1938.05.30(昭和13.05.30)
指定基準: 五.岩石、洞穴,八.砂丘、砂嘴(さし)、海浜、島嶼,(六)洞穴,(九)風化及び侵蝕に関する現象
所在都道府県: 島根県
所在地(市区町村): 隠岐郡西ノ島町
詳細解説
粗面玄武岩ヨリ成レル島前西島ノ西北海岸ガ断層ニ沿フテ海蝕ヲ被リ直立二〇〇メートルニ垂ントスル断層崖ヲナセルモノニシテ崖上崖下一樹ノ茂生スルモノナリ其ノ魁奇豪壯ナル景觀ハ木邦罕ニ觀ル所ナリ加フルニ崖下ニハ奇岩怪礁ノ亂立スルアリ且天然紀念物トシテ價値アル天然石橋及ヒ大小五十■ノ洞窟アリ此等ノ多クハ玄武岩中ニ發達セル断層及ビ岩脈トノ間ニ成因上ノ関係ヲ有スルモノニシテ就中明暮ノ岩屋(一名明暗窟)ノ如キハ一ハ断層ニ沿ヒ他ハ岩脈ニ沿フテ發生シタル二條ノ狹長ナル洞窟ガ其ノ中程ニ於テ相交叉シ之ニ入ルモノ 洞内ニ於テ截然明暗ノ二區アルヲ感ズルヲ以テ其ノ名ヲ得タルモノニシテ波蝕洞窟トシテ珍ラシキモノナリ

隠岐の島 島前(1) 西ノ島  島根県西ノ島町

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隠岐の島 島前(1) 西ノ島  島根県西ノ島町

マイ50ccバイクによる野宿旅。離島を主に訪ねている。今回は島根県「隠岐の島」をメインに、2011年9月7日から17日まで出かけた。途中、筑前大島・秋芳洞・津和野・大山へ寄った。その主な史跡、風景、石橋、巨樹など。

島前(1)西ノ島の写真は、西ノ島西郷港への途中、西郷港到着見付島、飛行場の浜、黒木御所、宇賀メド岩・亀岩と遠く三郎島、宇賀上林道から中ノ島菱浦港や西ノ島西郷港など望む、美田八幡宮、焼火神社、同社務所と石垣、後醍醐天皇御腰掛石、旧美田小学校木造校舎、船引運河

隠岐の島の巨樹・名木 島後(4)  島根県隠岐の島町

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隠岐の島の巨樹・名木 島後(4)  島根県隠岐の島町

十人十色しまねの旅ガイド「しまねの巨木巡り」隠岐エリアによる説明は次のとおり。所在地図も同HPから(1)に。

写真  1〜  2   16 伊後神社(隠岐の島町伊後)
町指定天然記念物のクロマツ
◆クロマツ(通称:伊後の大松)  幹囲5.3m 樹高25m
概要: こぢんまりとした社に驚くようなクロマツの巨木が平然とそびえるたたずまいは、隠岐ならではの奥深さを感じさせる。海から強風をものともせず永い歳月を生き抜いてきたその姿には圧倒的な生命力があふれ、自然の偉大さを感じずにはいられない。
アクセス: 隠岐の島町中村から国道485号で伊後まで行き(約3.6km)、右手の町道に入るとすぐに伊後公民館があり、そのそばに伊後神社がある。
(注 該当のクロマツは、本年伐採されていた)

写真  3〜  4   17 久見の防風林(隠岐の島町久見る)
◆クロマツ(防風林のうちの1本)  幹囲4.4m 樹高14m
概要: 黒曜石の産地として知られる久見の海岸沿いにかつてあったクロマツ防風林が残ったもの。強い海風になびいて耐え抜いたその姿には、磯馴松(そなれまつ)特有の風格が漂い、永く厳しい歳月を語りかけてくるようでもある。
アクセス: 久見川にかかる清見橋のすぐ西側の道を川沿いに200m入った右側に防風林がある。
(注 該当のクロマツは、数年前伐採されていた。代りに清見橋近く大きなクロマツを写した)

写真  5〜  6   18 北谷神社(隠岐の島町代)
◆クロマツ  幹囲3.6m 樹高20m
概要: 社殿背後の森に、すっくと伸びやかにそそり立つクロマツの姿は実に美しい。こんもりとした小山の神社森には豊かな植生が見られ、散策にも絶好。
アクセス: 五箇から約1.7kmの所。新代トンネルを過ぎて代川にかかる代橋のたもとに鳥居が見える。
(注 該当のクロマツは、5年ほど前に伐採されていた)

写真  7〜 10   19 横山寺(隠岐の島町北方)
町指定天然記念物のイスノキ
◆イスノキ(通称:岳山のイスノキ)  幹囲2.1m 樹高9m
概要: 岳山山中の横山寺の寺域にあるイスノキで、隠岐ではこのような大きなイスノキは他に見あたらない。地表に露出した根をがっしりと下ろした姿は、まるで古代生物のような生命力にあふれている。イスノキはマンサク科の常緑高木で、材は堅く、柱・机・そろばんなどに使われる。また、葉にできる「虫えい」は、中の虫が飛び出したあと深い穴となり、そこを吹とヒョウ、ヒョウという笛のような音が出るため「ヒョンノキ」とも呼ばれている。
アクセス: 一夜ヶ岳神社前の道を五箇方面に行くと国道485号に行く道との分岐点がある。分岐点のところに横山寺があり、数10m左、道路沿いに案内板がある。
(注 横山寺前の車道左30mほど先に、山道入口の標識があるが、倒れていた。水槽がある山道を10分もかからず登るとまた標識があり、右手へまっすぐ横へ6分ほど行くと、説明板とイスノキがある。山道は荒れており、踏み跡を注意してたどらないと、場所がわかりにくい。
横山寺へは、国道485号を山田から現在工事中の郡バイパストンネル手前まで上がり、左折して牧場の中を通りまっすぐ進むと、分岐点で寺前に着く)

写真 11〜 12   20 水若酢神社(隠岐の島町郡)
◆クロマツ7本  幹囲3m〜4.5m 樹高25m〜30m
概要: 隠岐の国一の宮として知られる神社の境内に立ち並ぶ老松群はいずれも樹齢300年を優に超える。その天高くそびえる美しい姿は、格式の高い神域をいっそう気品漂う厳かな雰囲気に包み込んでいる。現在の神社本殿は江戸時代の寛政7年(1795)の再興で、「隠岐造り」の代表的建築として国の重要文化財に指定されている。
アクセス: 国道485号を西郷港から約12km。隠岐の島町原田より約7.6km、郡の手前500mの国道沿いに鳥居が見える。

写真 13〜 15   21 壇鏡神社(隠岐の島町那久)
◆スギ2本  幹囲4.3m 樹高40m、 幹囲5.9m 樹高40m
概要: 那久川上流にある壇鏡神社の鳥居の前にそびえる2本のスギの巨木。樹齢は不明だが威厳に満ちた姿に歴史の重みを感じさせる。このスギは元々神社の境内にあったが、その昔、出雲大社から神殿修理用に境内のスギを要求され、切り出しされるのを免れるために村人が鳥居を動かして大スギ2本を境内の外とし、神社の所有でないこととしたものと伝えられている。神社の両側には高さ約40mの「壇鏡の滝」があり、日本の滝百選および日本名水百選に選定されている。
アクセス: 県道44号の上那久バス停から約4.5km。那久川沿いにのぼり、鳥居をくぐり駐車場に着く。鳥居の両脇にスギの巨木がある。

写真 16〜 17      壇鏡神社へ着く手前の車道左上
◆かぶらスギの大木があり、注連縄を巻いているのを、私が見かけた。

写真 18〜 20   22 屋那の松原(隠岐の島町都万)
◆クロマツ群(通称:屋那の松原)  幹囲3.2m 樹高約25m
概要: 都万川の河口にあるクロマツ群で、「屋那の松原」として日本の白砂青松百選に選定されており、樹齢300年以上の巨木が残っている。隠岐島が江戸幕府の天領であった昔、この地方の役人であった乃木九兵衛が、荒れ果てた河口に新田開発を計画。里人総出で水際に堤防を築いて新田を完成させ、その新田を守る防風林としてクロマツが植えられたものが今に残ったと言われている。
アクセス: 隠岐の島町役場都万支所より約1km。県道44号を釜屋神社の方に入り、舟小屋の前を通って羽衣荘に着く。その横に広がるマツ林。

写真 21〜 22   23 あいらんどパーク(隠岐の島町都万)
◆クロマツ群  幹囲4.74m 樹高25m
概要: 上記22の「屋那の松原」の対岸にあるクロマツ群で、やはり昔の防風林が残ったもの。周囲一帯はさまざまな施設を整備した海辺の遊空間「あいらんどパーク」で、この立派なクロマツ群は、美しい海岸線をいっそう引き立てる一幅の絵のような風情を添えている。
アクセス: 西郷港から約10km。隠岐の島町役場都万支所から約2.5km。県道44号の津戸線分岐から北へ約500mの所の海岸沿いにある。

隠岐の島の巨樹・名木 島後(3)  島根県隠岐の島町

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隠岐の島の巨樹・名木 島後(3)  島根県隠岐の島町

十人十色しまねの旅ガイド「しまねの巨木巡り」隠岐エリアによる説明は次のとおり。所在地図も同HPから(1)に。

写真  1〜  4   11 大山神社(隠岐の島町南谷)
町指定天然記念物のスギとケヤキ
◆スギ(通称:大山さん)  幹囲7m 樹高50m
◆ケヤキ2本  幹囲4.65m 樹高30m、 幹囲4.3m 樹高30m
概要: 天を突くように堂々と伸びたスギの巨木は樹齢800年といわれ、大山神社の御神体として祭られている。その根元には毎年4月初午の日にカズラが7回り半巻きつけられ、「帯締め」と呼ばれる行事が勇壮に行われる。同じく境内にあるケヤキの巨木2本もどっしりとした存在感を漂わせている。
アクセス: 布施から国道485号を約2km、隠岐の島町中村からは国道485号を約6km。南谷林道に入ると、500mほどで道路右側に鳥居と案内板が見える。

写真  5〜  8   12 大山神社跡(隠岐の島町中谷)
◆スギ(通称:大山さん)  幹囲3.2m 樹高40m
概要: 国道485号沿いの森林の中の神社跡に残るスギの大木。隣の谷(南谷)にある大山神社のスギと同様「大山さん」と呼ばれて根元にカズラが巻かれ、ご神木として大切にされている。隠岐を代表する高峰の山々がそびえる隠岐の島町布施は、島前・島後の町村の中で最も林業の盛んな所で、昔から大木に神が宿るとする信仰心が連綿と継承されているのであろう。
アクセス: 布施から国道485号中村方面に約2km行くと南谷林道入口がある。そこを過ぎて次の中谷林道入口の手前約100mの道路左側(沢の向こう)に林がある。林の中をよく見れば鳥居が立っている。
(注 「隠岐自然回帰の森」案内板がある中谷林道入口から、国道を布施方面へ少し戻る。カーブする中谷川と出合い、川向こうの植林地内に木の鳥居が見える。ガードレール端から川を渡り鳥居を目指す。実際の参道道は荒れている)

写真  9〜 12   13 白髪神社(隠岐の島町飯美) 
◆ケヤキ2本  幹囲3.5m 樹高7m、 幹囲3.9m 樹高9m
概要: 社殿の両脇に、でんと構えた2本のケヤキは、まるで巨大な仁王像を思わせる。特に社殿左側のケヤキには太い注連縄(しめなわ)が巻かれており、神域の守護神としての威厳を醸し出している。なお余談になるが、神社名の白髪(しらひげ)の「髪」は、本来「髭(ひげ)」であるべきところを、昔の人が誤って「髪(かみ)」の字を当ててそのままになっているとか。このあたりにも大らかな土地柄がうかがえて面白い。
アクセス: 布施から約4.5km。国道485号を飯美トンネルを過ぎて飯美川の手前を右折する。中村から約3.7km。国道485号を青海トンネルを過ぎて飯美橋を渡ってすぐ左折。飯美福祉館のそばに白髪神社がある。

写真 13〜 16   14 世間桜(隠岐の島町元屋)
県指定天然記念物のサクラ(通称:世間桜(よのなかざくら))  
◆サクラ2本  男桜:幹囲4m 樹高15m、 女桜:幹囲3m 樹高13m
概要: 小山の中腹に残る建福寺跡近くの山道にある2本のサクラで、ともに樹齢約670年といわれる。男ザクラは4月初旬に白い花を咲かせ、それが散り始める頃に女ザクラが薄紅色の花を咲かせる。言い伝えによると今から670年ほど前、この地に建福寺を創立した構想の三光国師が自ら植えたものとのこと。土地の人がその花の咲き具合を見て米の作柄や世の中の良し悪しを占ったため「世の中知らせ桜」とよばれ、後に「世間桜(よのなかざくら)」と呼ばれるようになったものである。
アクセス: 隠岐の島町の中村から国道485号で布施へ向かうと、途中右手におわんを伏せたような小山(飯山)が見える。その飯山を10分ほど登ると中腹に建福寺跡地があり、さらに5分ほど登ると約50m間隔で男桜・女桜が立っている。

写真 17〜 21   15 中村小・中学校(隠岐の島町中村)
◆クロマツ(通称:からかさの松)  幹囲4.26m 樹高12m
概要: 中村小・中学校の校庭にある見事な樹冠のようなクロマツ。その姿が傘を開いたように見えるところから、「からかさの松」と呼ばれ、両校や地域のシンボルとして親しまれている。枝振りがあまりにも立派過ぎて垂れ下がり、地面に触れんばかりになっているため大切に支えられている様子を見ると、この巨木に対する周囲の人々の愛着がうかがえる。
アクセス: 国道485号と県道316号の分岐、中村川にかかる新堤橋の北側を学校の方に入る。
(注 学校側にも「唐傘の松」説明板と、水木しげる踊っている像がある)