雲仙上大野木場から仁田峠へ 2011年9月
2011年9月25日(日)晴。雲仙の上大野木場から仁田峠(標高1078m)へ。参加10人。みさき道歩会の例会。昨年9月は登山口で雨に会い、島原新山温泉にしけこんだ。今年5月も雨のため実施できなかった。
上大野木場登山口10:00発ーボタン山ー岩床山北監視カメラ地点11:15ー展望ベンチ12:30着(昼食)13:00発ー大岩13:45−仁田峠展望台14:15着 14:30発ー上大野木場登山口17:00着(徒歩距離約9km)
かつて赤松谷から普賢岳へ登る登山道があった。21年前の平成新山噴火により谷の道は消失した。これに代わる新しい登山道として整備されているのが、きょうのコースなのだが、年数とともに荒れかけていた。
長崎を車2台で7時30分出発。雲仙経由島原外港へ下る国道の途中、「山の寺 邑居(ゆうきょ)」看板のある所から、上大野木場登山口に入る。駐車場は平成新山を見上げる真下。火砕流や土石流の現場で、赤松谷には多くの砂防ダムが築かれている。
登山口からボタン山を越すと、岩床山北の監視カメラ地点まで一気に登り、最初から疲れた。丸太の急な登りの階段は400段あった。いったん国有林道を横切るとヒノキ林となるが、長い登りの山道がまた始まる。仁田峠の展望がきくベンチ地点で、すでに12:30となり昼食とした。
13:00発、仁田峠まであと1.4mである。これからはモミ、イヌツゲなどの大木がある樹林帯となるが、涸沢や苔むした岩を登り下りする険しい道が続く。仁田峠近くの笹原に戦前の軍馬飼育用貯水槽跡があった。仁田峠展望台に14:15着いた。
標高は登山口約400m、仁田峠1078mなので、標高差、実に680mほど登っている。
全員、疲労気味。野岳(標高1142m)往復の気力もなく、時間が時間だし、仁田峠から下山した。帰りは同ルートでなく、仁田峠循環道路を少し戻り、見当をつけて道なき尾根を下ったら、ちょうど昼食を取った近く「上大野木場2.4km 仁田峠展望所1.4km」標識地点の登山道に出た。時間と体力的に大いに助かった。登山口に17:00帰着。まだ早朝の出発とすべきだったろう。