八郎岳登山口の登山者用駐車場などの整備と、手造りアーチ式石橋「乙女橋」
長崎市へのご意見・ご提案等の紹介
ご意見(要旨) 八郎岳登山口の登山者用駐車場、公衆便所などの整備 【2013年12月受信】
長崎市南部の山、八郎岳は標高589.8m。長崎市内の最高峰。野母半島県立公園で、九州百名山の1つです。市内外から訪れる登山者が多く、2011年8月から、再三、長崎市平山町の八郎岳登山口に登山者用駐車場、公衆便所、国道側案内標識などを設置するよう、長崎市及び長崎県にも要望しましたが、納得できる進展がありませんでした。
周辺案内図が設置されただけで、ほかはそのまま放置されています。財政的な理由は、たしかに理解できますが、あまり予算をかけず実現できる方法をぜひ考え、実行してください。今回このことを再要望したのは、最近、市民農園関係者が休みのたびに、農園駐車場に張り込み、登山者の駐車を厳しくとがめていると聞いたからです。
登山や農作業は、お互い気持ち良く楽しみたいはずです。このような険悪な事態は、長崎市政の評判と評価を落すだけです。公衆便所は、農園利用者も必要としていると思います。以上のことを良く理解し、長崎市において早急な実現をぜひお願いします。
回 答 農林整備課・農業振興課 【2013年12月24日回答】
平山市民農園は、駐車場も含めて長崎市が地権者から土地を借り上げ、入園者は使用料を負担して市民農園を利用しておりますので、入園者以外が農園駐車場を利用することは、ご遠慮いただいています。登山者の方も駐車されている場合がありますが、植え付け時期や収穫時期は多くの方が来園されますし、また、仕事の都合上、土曜日、日曜日だけしか農園に来られない方もおられ、駐車区画が不足することもあり困っている状況ですので、農園利用者以外の駐車はご遠慮いただいております。
登山者のための駐車場及びトイレ等の整備は、財政的に困難でありますので、国道沿いなど周辺駐車場などをご利用いただきますよう、ご理解とご協力をお願いします。また、案内標識などにつきましては、前回、回答いたしておりますとおり、八郎岳登山における必要な情報を判りやすく表示する観点から、山岳連盟などの専門家のご意見をお聞きしながら、引き続き検討しており、必要に応じてできるものから修正、新設を行っていきたいと考えています。
以上がその回答だが、単なる現状問題点の解決先送りである。再回答を求めたところ、長崎市農林整備課長から、次のとおり個別回答があった。
平成26年1月22日 農林整備課長
長崎市におきましては、中期財政見通しにおいて、厳しい財政状況が続くと予想されることから、事務事業の抜本的見直しや収入増対策を徹底することにより、歳入歳出両面から収支不足の圧縮に努めることとしています。(詳しくは、長崎市のホームページをご覧ください) このため、選択と集中の観点から、市民生活に直結する事業について、緊急度や重要度を考慮した上で十分な検討を行い、優先順位をつけて計画的に事業を進めることとしています。
ご提案の登山者用の駐車場や公衆便所につきましては、日常的に市民生活に直接関わる施設とは言い難く、八郎岳登山ルートが数多くあるなかで、平山からの往復を限定するものであり、土地の確保や維持管理も困難であることから、現状におきまして、整備はできかねますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
また、長崎市内の多くの山でも、登山者自らが、登山ルートや交通手段等を検討されておられますので、八郎岳への登山者におかれましても、自家用車を使用される場合は国道周辺の駐車場などをご利用いただくか、公共交通機関をご利用いただき、登山を楽しんでいただきますようお願いいたします。
一方、長崎市内の各所において、地域の皆様や志を共にされる仲間の皆様が、あらゆる分野で様々な活動をされていますが、このうち、多くの市民の皆様に有益な活動につきましては、長崎市として内容等を精査した上で、支援させていただいている事例がございます。
したがいまして、貴方ご提案の内容につきましても、登山に関わる組織や仲間の皆様と自ら活動される内容を含めてご検討され、皆様の総意として活動されることとなりましたら、長崎市としてご協力できることもあろうかと思われますので、ご相談いただきますようお願いいたします。
これが長崎市長の見解であり、最終回答として理解して良いのだろう。その後、回答はない。これを公表し、みなさんの判断を仰ぎたい。市政への提案回答として、私だけではなく、市民全体のみなさんへわかるよう、必ず公開をお願いしたい。
財政上の理由はわかるが、必要性はやっと理解されたようだから、今後、実現に向けて財政当局とぜひ折衝していただきたい。
当面の措置として、市民農園や元宮公園の駐車場は、どうしても開放はできないのだろうか。上記の回答文の後段は、おかしな回答である。
本来ならば、長崎市が当然しなければならない施策の実現を、私へ活動を押し付けている。財政上の理由は別として、必要性はやっと認めたのだから、皆の総意があっているものとして、事業を先へ進めて良いはずである。
何も私ひとりの要望ではない。協力できることは、相談がなくても早急に実現できるということではある。こんな回答はしないようお願いしたい。
少しはましな回答となったが、いつまでも市の見識のなさにあきれる。現状ではとにかく、長崎市政の評判と評価を落しているだけである。長崎市長がまずこのことを深く認識して、早急な対応をお願いしたい。つまらない回答はさておき、八郎岳の沢に手造りした石橋へ話題を変えよう。
「今晩は。今日後半は好天予報でしたので、平山墓地前を午前10:15に出発して、八郎岳・小八郎岳・乙女峠を回ってきました。山頂は残念ながら雲におおわれて視界はあまりよくありませんでした。乙女峠を下ってから、自然石の石橋「乙女橋」がしっかり健在であることを確認できました。完成後何年経過しましたかね? 堅牢な出来栄えですね。写真を撮りました」
きのう2月2日(日)、八郎岳へ登った○里氏からのメール。道歩会の仲間。駐車場の最近の実状を知らせてくれたのも、同氏である。
手造りの自然石アーチ式石橋「(第2)乙女橋」(仮称)の記事と場所は、本ブログ次を参照。
https://misakimichi.com/archives/2911
「(第2)乙女橋」は2011年10月完成だから、完成後、2年3か月経過している。
久留米市の「美幸さんの日記」も参照。 http://blogs.yahoo.co.jp/a10412007/34212523.html