「四釜橋」と「旧国道の橋」上流でアーチ式石橋が見つかる 西彼杵郡長与町岡郷
長与町岡郷前田河内は、長与総合公園奥の集落。国道207号の旧道も長崎バスが通る。「前田河内」バス停から少し道を下ると「四釜橋」があり、新橋の脇にアーチ式石橋が残る。
上流は以前に調べたつもりだったが、きょう、縄文時代遺跡「前田河内洞穴」探索のため、この南谷間へ入った。洞穴はかなり上で、帰りは琴の尾岳遊歩道(車道)へ上がり、舟津へ下って、前田河内溜池へ戻った。
前田河内バス停から入った集落の奥の道で、この橋を見つけた。(写真 1〜 5)
だだっ広いコンクリートの道が斜めに川をまたぐ。「四釜橋」の上流150mほどの場所。内部を覗くと中央に小さなアーチ式石橋が残っていた。橋幅1.5m、径間1.44m、拱矢0.8m位。
次に「岡」バス停近くまで進む。「旧国道の現役の橋」がある。アーチ式石橋でまだ旧国道現役として活躍中。付近の地図を見ると、この川上流にも石橋がありそうなので、探してみた。わずか
100mも行かない上流に、アーチ式石橋が残っているのを見つけた。(写真 6〜10)
こちらも里道の小さな橋で、橋幅1.9m、径間1.1m、拱矢0.85m位。
場所は地図のとおり。歩いて良く調べないと気付かない。この一帯に残るアーチ式石橋は、これで5橋となった。「おこ川」は、上流の橋以外に見当たらない。
以前から見つかっていた3橋は、次を参照。https://misakimichi.com/archives/628
長与町には、このほか中尾城公園に移設されている「百合野橋」、川平道路長与インター入口の「洗濯工房」裏の川に壊れたアーチ式石橋が残る。