洗凡岩 上小島3丁目
長崎市上小島3丁目、「白糸の滝」のすぐ下側にある。白糸バス停から上に車道を「白糸の滝」のある暗渠のところまで上がり、車道反対側の川岸の路地の坂段を少し下ると、左手の小沢の奥に「洗凡観音」が祀られ、その下の大きな平たい岩面に「洗凡」と横書きで刻まれている。高比良保宅の真裏。字面は横2m、高さ1m位。刻みは補修し、新しくされている。
岩永弘著「長崎周辺”石・岩・陰陽石”」2002年新春刊12頁による説明は次のとおり。
愛染稲荷大明神の上隣り、洗凡魚藍観音下の大岩に、「洗凡」と太く彫られている。幕末、長崎に住んだ南画・書の達人、徐溶(雨亭)の書である。
直ぐ近くに白糸の滝があるので、人びとはここの修練場で、煩悩を洗い清めたのであろう。