呉崎小学校のフェニックス  豊後高田市呉崎

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呉崎小学校のフェニックス  豊後高田市呉崎

県道654号は西真玉で、国道213号と合う。国道に左折し、しばらく豊後高田市の方へ進む。呉崎郵便局手前のキグナスGSのところから、右折して奥へ行くと「呉崎小学校」がある。フェニックスは校庭隅にあり、学校の裏側へ回る。
大分県HP「豊の国の名樹」による説明は、次のとおり。

特別保護樹木    2.呉崎小学校のフェニックス
樹種名 : フェニックス
樹  齢 : 90年
樹  高 : 12m
幹  周 : 2.0m
所在地 : 豊後高田市大字呉崎1545
所有者 : 豊後高田市(呉崎小学校)
来  歴
豊後高田市大字呉崎、呉崎小学校校庭に成立。南洋産ヤシの一種。呉崎小学校のシンボルとして、校歌にもうたわれている。県指定特別保護樹木。
フェニックスはカナリー諸島原産で、日本名はカナリーヤシ。フェニックスは俗名。
この木は明治43年(1910)、当地出身の軍艦出雲乗組員、日浦源蔵氏が、マライ半島ペナン島に寄港したとき、浜辺で拾った實5個を土産に持ち帰って播いたものという苗をそだてたのは、当時呉崎小学校に勤務していた安部彦一先生。五個のうち一個が発芽生育したのが現在の姿である。
ヤシ科植物は幹に形成層を欠き、細胞分裂をしないで、肥大成長は一個一個の細胞が肥大するのみ。したがって、この大きさはヤシ科植物としては極限に近い。
この木は初め呉崎小学校の旧校舎校庭に成立していたものを、昭和58年(1983)に現在地に移植したもの。移植後も活力が衰えないのは奇跡である。呉崎小のシンボルとして、関係者の愛育のたまものであろう。
上記、フェニックスの由来については、呉小の大正7年卒業生、倉成実夫氏の記録による。