寒水のムクノキ  宇佐市安心院町寒水

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

寒水のムクノキ  宇佐市安心院町寒水

安心院の中心国道500号からすぐ湯布院への県道50号に入る。「福貴野の滝」入口の山の口を通り、深見小学校分校を過ぎると、寒水(そうず)集落で県道は180度向きを変える。そのカーブの内側高台にムクノキが立っている。
近くに枯れた大きな方のムクノキの株元が残り、観音堂もあった。
「豊の国の名樹」の特別保護樹木ではない。HP「人里の巨木たち」大分県による説明は次のとおり。

名 称 寒水のムクノキ (そうずのむくのき)
名称の典拠 なし
樹 種 ムクノキ
樹 高 30m(注1 環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による)
目通り幹囲 6.1m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 大分県宇佐市安心院町寒水(注2 2005年3月31日、宇佐市に合併。旧行政区は宇佐郡安心院町(あじむまち))

安心院(あじむ)と湯布院を結ぶ県道50号は、寒水(そうず)集落のところで180度向きを変える。そのカーブの内側に1本の大ムクノキが立っている。すぐ横まで車で行ってみたが、駐車スペースがない。カーブの湯布院側にある県道脇の駐車スペースに車を置いて歩いた。
旧環境庁資料では、ムクノキは幹囲8.4mと6.1mの2本あることになっている。期待して訪れたのだが、現在は1本のみ。現存する個体は、目視で6m前後。大きかった方が枯れてしまったらしい。特大のムクノキに会えなかったのは残念だが、残された木には、サイズ以上の威厳が感じられるように思った。

住宅への取付け道路の入口に立ち、こころもち低地側に傾いている。ちょっとした板根風な深い凹凸のある根元は、老ムクノキ独特のものだが、この木では特に力強い。失われた大枝も多いが、まだ多くの枝を残し、中天に大きな樹冠を形成している。
この地のランドマークと言っても差し支えないだろう。個人の所有ということだが、所有者のみならず、ここに住む人たちの自慢なのではあるまいか。「我が家の近くには、こんなに立派なムクノキがあるよ」ということで。