白木神社のイスノキ  杵築市大田白木原

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

白木神社のイスノキ  杵築市大田白木原

大田白木原集落は杵築市の北部にある。私は杵築中学校近くの県道49号交差点から、永代橋を渡り安岐ダムへの県道405号に入った。城ヶ岳峠を越し安岐ダム公園まで行き、ダム際の県道34号を左に行くと大田俣水に出る。
俣水から走水峠への県道709号に入り、白木原川沿いに北上。宝蓮寺を過ぎると、左手谷向かいに白木神社鳥居が見えてくる。
大分県HP「豊の国の名樹」による説明は、次のとおり。

特別保護樹木  3.白木神社のイスノキ
樹種名 : イスノキ
樹 齢 : 600年
樹 高 : 20m
幹 周 : 4.0m
所在地 : 大田村大字白木原477
所有者 : 白木神社
来 歴
大田村大字白木字花渡路に鎮座する白木神社境内に聳える巨樹。県指定特別保護樹木。ご神木。
白木神社は、昭和30年に、花渡路山神社に宮の木山神社を合祀したもの。前社は現在地に所在。創建は大宝元年(701)と伝えられる。
社前の鳥居を潜って右側、石橋の手前に成立する。幹下部に大人が立って入れるくらいの空洞があり、黒く焦げている。終戦の年(1945)付近の腕白坊主どもが、洞の中に棲むフクロウを捕らえようと燻したのが因で、枯損部に延焼し、消防団が出動するほどの騒ぎになったという。
怪我の功名で、これが空洞腐朽防止の外科手術的役割を果たしている。樹勢旺盛、老衰の兆しはない。鳥居を挟んで左側にもイスノキの伐痕があり、伐痕径から推し現在木より大きい。昭和28年6月の大雨被害によって倒伏したものという。社殿背後の社叢にも数本の大径木が成立している。当地方は古くから山野に自生するものも多く、神社境内のものも、社叢構成植物として自生したものか。ただ、鳥居の両側のイスノキと、社庭周囲のタブノキ、ムクノキ、ヤブツバキなどは、人手によって移植、管理されたものであろう。