赤根社のイチイガシ  国東市国見町赤根

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赤根社のイチイガシ  国東市国見町赤根

夷耶馬の焼尾公園角に案内板があり、山越えして国見温泉「あかねの郷」を通り、赤根に出た。国見町赤根は、文殊山や両子岳の西麓である。
橋のところで県道31号と県道652号が合流する。赤根には2つの神社がある。県道31号により地蔵峠へ向かうと、ほどなく「山神社」がある。ここが「赤根社」である。
大分県HP「豊の国の名樹」による説明は、次のとおり。

特別保護樹木   5.赤根社のイチイガシ
樹種名 : イチイガシ
樹  齢 : 300年
樹  高 : 25m
幹  周 : 3.3m
所在地 : 国見町大字赤根字1292
所有者 : 赤根社
来  歴
国見町大字赤根字一円坊、赤根社境内、南鳥居の北側に聳える巨樹。ご神木。県指定特別保護樹木。
赤根社は旧赤根村社。祭神は大山津見神ほか八柱。創立年代不詳。別号山祇社。正鹿山祇神を祀るに由来する。山神社とも称されるが、字仲小野、字下二ツ井の二所の山神社を明治10年本社へ合祀したためという。また、大分市の賀来神社の祭神、善神王を勧請し、当社境内で独特の大松明立の火祭り、ぜんじょう祭りが、秋の例祭に催される。ただし、善神王は幟をご神体とする伝承を守って神殿境内地にはなく、赤根社と大字畑の古幡社の境内を隔年交互に挙行するという。
境内の南と北の入り口に鳥居が建っており、一基に宝歴九年(1759)、他の一基に文化六年(1809)建立の銘がある。
北の鳥居の南側にもご神木と同じ大きさのイチイガシが成立しており、おそらく、神殿建築か鳥居建立のみぎり、神宿る木として献納したのではなかろうか。その他にも社庭の周辺に、イチイガシ2本、スギ、シダジイ各1本が植えられている。目通り周囲は320〜350cmで、同年代の植栽かと思われる。