近畿(兵 庫 県)」カテゴリーアーカイブ

淳仁天皇陵  兵庫県南あわじ市賀集

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淳仁天皇陵  兵庫県南あわじ市賀集

兵庫県HPの「淡路島百景」による説明は、次のとおり。
国道28号賀集交差点から南の県道76号へ入る。すぐ近くに見える小高い山形が、淳仁天皇陵である。

84 淳仁天皇陵 (じゅんにんてんのうりょう)

所在地:南あわじ市 賀集
淳仁天皇は、天平宝字2 年(758)に第47 代天皇に即位しました。6 年間の在位の後、皇位をめぐる争いに巻き込まれ、親王として天平宝字8 年(764)に淡路島へ流されました。天平宝字9年(765)10 月に逃亡を試みるものの捕らえられ、翌日、33 歳の若さで亡くなったとされています。
古文書では「淡路廃帝」などと称され、淳仁天皇という名が贈られたのは、明治時代になってからのことです。
山形の常緑広葉樹が茂る淳仁天皇陵は、平坦な三原平野のなか、淡路島の歴史を感じさせるランドマークとなっています。

神代国衙のクスノキ  兵庫県南あわじ市神代国衙  

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神代国衙のクスノキ  兵庫県南あわじ市神代国衙

HP「人里の巨木たち」全国巨樹探訪記による説明は、次のとおり。
国道28号国衙交差点から北へ県道66号へ入る。しばらく進んだ鎮守神社にクスノキがある。

名称 神代國衙のクスノキ (じんだいこくがのくすのき)
樹種 クスノキ
樹高 15m(注1 環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による)
目通り幹囲 5.7m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 兵庫県南あわじ市神代國衙
天然記念物指定 なし

国道28号から県道66号(津名五色三原線)を北に200mほど入ったところに、このクスノキが立っている。
途中から2幹に分かれ、本来ならば大きな樹冠を形成するところだが、葉が極端に少ない。現在の樹勢は危機的な状況にあると言ってよさそうだ。このままでは、近いうちに、ほんの一部の枝を残して、大部分が枯死してしまうのではなかろうか。
幹囲5.7mは、日光寺のビャクシンと並び、南あわじ市では最大クラスの巨木である(2012年3月現在、環境省巨樹データベースによる)。残念なことにならねばいいが。

淡路国分寺跡塔跡  兵庫県南あわじ市八木笑原国分

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淡路国分寺跡塔跡  兵庫県南あわじ市八木笑原国分

現地説明板は、次のとおり。三原町は、現南あわじ市。
南あわじ市街の県道126号笑原交差点近くから、案内標識により進む。

国指定史跡 淡路国分寺跡塔跡
指定年月日 昭和26年6月9日
所在地 三原町八木笑原国分327−1

天平の昔に建立された淡路国分寺の今に遺る壮大な塔跡である。
中心礎石は、塔跡基壇に建てられた大日堂の中にあり、直径約1.36メートルの円形の自然石の表面を加工、直径約75センチメートルの円柱座と、さらにその上にホゾを彫り出している。
これを中心に188.93平方メートルが指定されたが、この範囲には、中心礎石のほに5個の礎石がある(いずれも動かされている)。昭和59年〜63年の発掘調査で、塔跡は1辺13〜14メートルの基壇と推定され、また、中心礎石は、北へ約2メートル移動していることがわかった。
昭和10年3月吉日  三原町教育委員会 三原町文化財審議委員会

養宜館跡  兵庫県南あわじ市八木養宜中

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養宜館跡  兵庫県南あわじ市八木養宜中

県指定文化財現地説明板は判読できない。兵庫県立歴史博物館HPの「ひょうご歴史の道」による説明は、次のとおり。
南あわじ市街の県道126号中八木交差点から北へ入ると、館跡がある。「養宜館之碑」石碑は、館跡前の車道を西へ進むと角にある。

養宜館跡(やぎやかたあと)

養宜館跡は県の史跡で、室町時代の淡路守護細川氏の居館であった。土地の人間は大土居(おどい)と呼び、守護職の館としては立派なものだと言われる。外堀の跡である帯状の水田が、鎌倉時代の築城形式を伝える。1340(暦応3)年、足利尊氏の命をうけた細川師氏が淡路に攻め入ったことをきっかけに養宜館へ入る。その子孫が淡路の守護大名として君臨するが、1519(永正16)年に淡路細川氏が事実上滅亡すると館も廃城となる。館跡の西方には、昭和2年に建立した「養宜館之碑」と記された石碑が立つ。『淡路国名所図会』には石垣や堀が誇張して描かれているが、東側の土塁や堀跡の残存状況から規模の大きな館であったことは疑う余地はなく、中世城館遺跡として貴重である。

道路元標  兵庫県南あわじ市広田

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道路元標  兵庫県南あわじ市広田

淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島近代化遺産マップ」による説明は、次のとおり。
南あわじ市の北部、国道28号広田交差点から、南あわじ市緑庁舎に入る。庁舎左の駐車場塀側に、鮎屋滝標柱とともに「廣田村道路元標」が残されていた。

淡路島近代化遺産 13 道路元標

■ 基礎データ
名 称:道路元標
分 野:道路施設
所在地:南あわじ市広田広田1064
設計者: −
構 造:花崗岩(高さ60㎝)
竣工年: −

■ 概要説明
大正8年に最初の「道路法」が制定されたことに伴い、路線の起点・終点・通過点を表示する“道路元標”が、市町村ごとに1箇所設置されることになった。この元標は、内務省令により、
25cm角で先端は丸形、高さ60cm、材質は石材などの耐久性のあるものを使用することと定められたので、容易に判別することが出来る。その後、昭和27年に現行の「道路法」ができ、道路元標という制度自体は廃止されたが、近代道路網の整備に大きく貢献することとなった。現在でも、淡路市下司や室津、尾崎などに、複数の道路元標が残っている。

成相ダム・成相池堰堤・北富士ダム  兵庫県南あわじ市八木馬廻

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成相ダム・成相池堰堤・北富士ダム  兵庫県南あわじ市八木馬廻

淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島まるごとミュージアム」風土遺産マップによる成相ダムなどの説明は、次のとおり。北富士ダム(後ろの2枚)も近くにある。
南あわじ市街の国道28号鳥井交差点から、成相ダム・北富士ダムの方へ入る。

淡路島風土遺産 108 歴史と伝説に彩られた神秘の川 成相川

■ 成相池堰堤(旧成相ダム)と成相池は、現在の成相ダムの上流に位置する、粗石モルタル造りのダムで、現在では歴史的環境の創出のため保存されている。ダム周辺は成相渓公園として整備されている。
■ 成相川は、県下でも数少ない源氏ボタルの生息地で、周辺は「 ほたるの里」 として知られ、ゲンジボタルの乱舞は初夏の風物詩となっている。
■ 成相川下流にある成相寺は、境内に樹齢 300 年をこえるイブキの大樹があり、周辺は自然環境保全地域に指定されている。
■ 成相寺中興の僧、実弘上人の祈願によって表れた大蛇が水の氾濫をとめた、という「 蛇磨岩 ( じゃずりいわ ) 伝説」とその時できたといわれる岩がある。

八木のしだれ梅  兵庫県南あわじ市八木馬回

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八木のしだれ梅  兵庫県南あわじ市八木馬回

「淡路島観光ガイド・あわじナビ」観光情報による説明は、次のとおり。開花期写真は現地説明板から。
南あわじ市街の国道28号鳥井交差点から、成相・北富士ダムの方へ行く。ダム近く八木馬回の集落内、村上邸の庭にある。

八木 しだれ紅梅/村上 旭 邸

あわじ花へんろ第56番札所(2月下旬:シダレウメ、3月中旬:ユキヤナギ、5月上旬:ツツジ)
2月中旬頃よりオープンガーデンで庭の植木を公開。なかでも、樹齢約60年、幅約10メートルに広がった枝に、艶やかな薄紅色の花を付ける「シダレウメ」は、テレビ局などが取材に訪れるほど。あまりの艶やかで見事なな佇まいのため、一生に一度の記念にと花嫁姿の写真撮影の依頼もあるとか。夜はライトアップもあり。

成相寺石盤  兵庫県南あわじ市八木馬回

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成相寺石盤  兵庫県南あわじ市八木馬回

現地説明板は、次のとおり。室町時代の石の湯槽か?珍しい。外壁の銘文はわからなかった。
南あわじ市街の国道28号鳥井交差点から、成相ダムの方へ入る。途中、成相川対岸の成相寺に渡る橋があるが、渡らず少し進む。石盤はすぐ車道右側の民家前にある。

県指定文化財 成相寺石盤(せきばん)

指定年月日 平成3年3月30日
所有者 水田房男 管理者 三原町教育委員会

この石盤は、成相寺のもとの境内(寺より南約100m)にあり、石の湯釜、護摩鉢等と伝えられてきたが、県の一部実測と遺存状況確認調査により、湯槽(ゆぶね)とすべきであろうとされた。また、ここは寺の参道べりであり、石盤後方(西側)に石垣状の構造物の一部がみとめられたことや、前方の川堰を「湯殿の井手」と伝えられてきたことなどから、中世寺院における湯屋等の設備が想定される。
石材は砂岩で、ほぼ中央部で大きく二つに割れ、口縁部上面の割れ口にかすがいの痕を二カ所にのこしている。また外壁には銘文がある。
平成3年11月   兵庫県教育委員会

成相寺のイブキ  兵庫県南あわじ市八木馬回

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成相寺のイブキ  兵庫県南あわじ市八木馬回

現地説明板は、次のとおり。町指定とあるが、現在は南あわじ市指定天然記念物。
南あわじ市街の国道28号鳥井交差点から、成相ダムの方へ入る。途中、成相川の対岸に成相寺がある。

成相寺は、淡路島に流されてきた高野山の実弘上人が、高野山を模して建立したと伝えられている。本尊の薬師如来立像(国重要文化財)は平安初期のもので、淡路島最古の仏像とされている。境内のイブキは実弘上人のお手植えであると伝えられる。

町指定天然記念物(いぶき)

寺伝によれば、この木は中興の祖実弘上人のお手植えで樹齢数百年といわれる幹廻り7m高さ16m東西14m南北16m巨木に成長したこの種のものは淡路島内では唯一の存在であり町指定天然記念物とした。
昭和60年11月  三原町

地蔵立像板碑  兵庫県南あわじ市神代社家

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地蔵立像板碑  兵庫県南あわじ市神代社家

現地説明板は、判読不能。南あわじ市HPの「県指定文化財」による説明は、次のとおり。
南あわじ市街の国道28号円行寺交差点から、県道535号により諭鶴羽ダム方向へ行く。途中から上田池方向へ進むと、覚住寺がある。
左は上田八幡神社で、神社左に覚住寺墓地へ登る石段があり、墓地内の堂に地蔵立像板碑が安置されている。

地蔵立像板碑(じぞうりゅうぞういたび)

神代の覚住寺の境内に、地蔵立像を刻んだ自然石板碑が立っています。板碑は柱状に近い石材の平らな碑面の中央部を彫りくぼめ、宝珠と錫杖を持った地蔵立像を厚く彫りだしています。
風化のために地蔵の顔部等の一部は剥落していますが、両袖、袈裟の衣文を豊かに彫刻し、手や足は指先まで繊細に刻まれ、さらには錫杖頭の細部まで精巧に表現されています。下部には、永徳4年(1384年)の刻銘があり、淡路島における南北朝時代に建てられた板碑のすぐれた遺例として、平成3年に兵庫県指定重要文化財に指定されています。