道路元標 兵庫県南あわじ市広田
淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島近代化遺産マップ」による説明は、次のとおり。
南あわじ市の北部、国道28号広田交差点から、南あわじ市緑庁舎に入る。庁舎左の駐車場塀側に、鮎屋滝標柱とともに「廣田村道路元標」が残されていた。
淡路島近代化遺産 13 道路元標
■ 基礎データ
名 称:道路元標
分 野:道路施設
所在地:南あわじ市広田広田1064
設計者: −
構 造:花崗岩(高さ60㎝)
竣工年: −
■ 概要説明
大正8年に最初の「道路法」が制定されたことに伴い、路線の起点・終点・通過点を表示する“道路元標”が、市町村ごとに1箇所設置されることになった。この元標は、内務省令により、
25cm角で先端は丸形、高さ60cm、材質は石材などの耐久性のあるものを使用することと定められたので、容易に判別することが出来る。その後、昭和27年に現行の「道路法」ができ、道路元標という制度自体は廃止されたが、近代道路網の整備に大きく貢献することとなった。現在でも、淡路市下司や室津、尾崎などに、複数の道路元標が残っている。