長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3101 寺(10)
HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。
目録番号:3101 寺(10)
目録番号:6565 京都妙心寺
■ 確認結果
目録番号:3101「寺(10)」は、目録番号:6565「京都妙心寺」のとおり、京都市右京区花園にある「妙心寺」の仏殿と法堂である。境内に同じ大松?や藤棚?が写っている。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』による「妙心寺」の説明は次のとおり。現在の写真は、京都名所探訪HPから。
妙心寺(みょうしんじ)
京都市右京区花園にある臨済宗妙心寺派大本山の寺院。山号を正法山と称する。本尊は釈迦如来。開基(創立者)は花園天皇。開山(初代住職)は関山慧玄(かんざんえげん、無相大師)。
日本にある臨済宗寺院約6,000か寺のうち、約3,500か寺を妙心寺派で占める。近世に再建された三門、仏殿、法堂(はっとう)などの中心伽藍の周囲には多くの塔頭寺院(たっちゅうじいん、子院)が建ち並び、一大寺院群を形成している。平安京範囲内で北西の12町を占め自然も多いため、京都市民からは西の御所と呼ばれ親しまれている。
「京都妙心寺」の作品は、「写真の中の明治・大正 −国立国会図書館所蔵写真帳からー」にも、次のデータにより掲載されている。
掲載資料 近畿名勝写真帖 刊行年 明34 請求記号 YDM25404
住所表記(明治期) 葛野郡花園村 住所表記(現在) 京都市右京区花園妙心寺町