式見から舞岳中腹の古道探し 平成23年2月
平成23年2月20日(日)曇り。式見トンネル口から舞岳(標高252m)へ登り、舞岳中腹の古道探しをして式見へ戻る。参加9人。みさき道歩会の例会。
式見支所前バス停9時40分発ーアーチ石橋下向橋ー式見トンネル上ー舞岳10時50分着ー九州自然歩道鞍部11時25分着(昼食)−舞岳中腹道約20分ー式見新道蔭平登山口ー式見
13時30分着(徒歩距離約10km)
12月5日は、淡島神社から蝶ヶ崎展望岩へ尾根を行き、式見トンネル上を通って舞岳へ登った。今回は式見トンネル上へ里道を直接行く。集落の登り口に小さなアーチ式石橋「下向橋」が残っているので、皆に見てもらった。
式見トンネル上の尾根に出、舞岳へは10時50分着。舞岳は中世の山城跡。展望が良い。ガレ場を九州自然歩道鞍部まで下って昼食とした。
前回は式見ダムへ下ったが、式見までの舗装道路歩きは長く、何とかならないかと思った。明治34年測図国土地理院旧版地図を見ると、舞岳の西山腹を下る道が点線で表示されている。地図どおり舞岳へ少し戻って登ると、この式見の分岐道が右にあった。
舞岳中腹の等高線をたどるような道で、全然荒れてなく歩きやすい。分岐から約20分で、蔭平の式見新道に出た。登り口に「←岩屋山方面」の立派な道標があった。
ここに道標が立っていることは知っていたが、今回やっと意味がわかった。現在でも地図どおりの古道ルートが利用されているのである。あまり知られていない式見への近道となるので、舞岳との分岐にも道標プレートを付けて良い。最後の写真の奥の山が舞岳。
古道探しはあっけなく終り、式見へ早く着きすぎた。式見小学校の樹齢300年というエノキ(長崎市指定天然記念物)と浄満寺を見学し、式見かまぼこを買って帰った。
九州自然歩道鞍部近くには、手熊道の分岐跡も確認できたので、次に踏査してみたい。