天降神社のエノキ 平戸市大島村神浦
平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港で降り、海岸沿いに行くと「天降神社」がすぐある。
エノキは、参道石段を登った奥の社殿左側の広場にある。大島村指定天然記念物。
大島村「大島村郷土誌」平成元年刊442頁による説明は次のとおり。
エ ノ キ
本島にはエノキの巨木は数少ない。根張りや幹まわり、それに枝ばりなどすぐれているものに、天降宮のエノキがあげられる。目通り幹囲り370cmのもの。
天降神社のエノキ 平戸市大島村神浦
平戸港から北に浮かぶ大島へ市営フェリーで渡る。町の中心地神浦港で降り、海岸沿いに行くと「天降神社」がすぐある。
エノキは、参道石段を登った奥の社殿左側の広場にある。大島村指定天然記念物。
大島村「大島村郷土誌」平成元年刊442頁による説明は次のとおり。
エ ノ キ
本島にはエノキの巨木は数少ない。根張りや幹まわり、それに枝ばりなどすぐれているものに、天降宮のエノキがあげられる。目通り幹囲り370cmのもの。
黒島神社社叢 佐世保市黒島町
佐世保市黒島は、相浦港の西方12kmの沖合いにある島。黒島旅客船で渡り、黒島港に面しているのが黒島神社である。
黒島みどころマップには、「黒島天然の森(金毘羅神社)」とあった。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」中の街路樹による説明は次のとおり。
黒島神社社叢
黒島港近くにあリ、神社の左側は海に面している。小高い森で、スタジイを優占種として、タブノキ、ヤブニッケイ、モチノキ、ハマビワ、ヤブツバキ、サンゴジュ、タイミンタチバナなどが茂っている。
神社という霊域の為、人の手が入らず、黒島では唯一の自然林であり、縄文の森の面影を残していると言われる。
森の中には、南方系のモクタチバナが十数本あり、国内自生地の北限と言う。
黒島のアコウとマキノキ 佐世保市黒島町
佐世保市黒島は、相浦港の西方12kmの沖合いにある島。黒島旅客船で渡り、町中心部高台にある黒島天主堂から案内標識により島の東方へ約700m進むと、道路左方の民家入口坂道の上にアコウの大木が見える。
市指定天然記念物大サザンカがあるところのすぐ先、道路反対側である。
地元の話では、これより大きなアコウが島内の西方、県指定天然記念物「串の浜岩脈」に行く途中の蕨地区の民家にあると聞いたが、時間が取れなかった。
アコウの後の写真は、島の東端の道で見かけたアコウの別の大木。
黒島天主堂の左手路地奥に、マキノキの大きいのがあると聞いたので、これは写してきた。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」中の街路樹による説明は次のとおり。
黒島のアコウ
根谷地区には、移住してきた頃に植えられたというサザンカの大木がある。その近くには、アコウの巨木がある。
すこし先の道沿いにある。多くの気根が垂れ下がっていて圧巻。長崎鼻近くの蕨(わらべ)地区にもアコウの巨木がある。
黒島のサザンカ 佐世保市黒島町
佐世保市黒島は、相浦港の西方12kmの沖合いにある島。黒島旅客船で渡り、町中心部高台にある黒島天主堂から案内標識により島の東方へ約700m進むと、道路右の橋本宅下となる斜面地にある。
大アコウがあるところのすぐ手前、道路反対側である。市指定天然記念物。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。
黒島の大サザンカ
九十九島のひとつ黒島(黒島町・根谷)にある。民家の近くにある。幹周り1.8m、根周り4m、樹高10m。樹齢350〜400年と言う。佐世保市の天然記念物に指定されている。
11月初旬。サザンカの花がいっぱい咲いていた。幹の途中には、着生したトベラが生えていた。
寛政年間(1800年頃)に移住してきた当時から、潜伏キリシタンの生活の一部を支えた由緒ある木と言われている。
住吉神社のアコウ 松浦市鷹島町里免
唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡る。鷹島内の高台を中央に通る県道158号線へ上り南下する。松浦市役所鷹島支所のまだ手前、蓮乗院から右へ入ると鷹島郵便局があり、この前から右折し西側の海へ向け下って行くと、住吉神社に出る。
九州西岸における分布の北限のアコウで、県指定天然記念物となっている。
境内にはいろいろな樹木があり、Otoji.K氏HPには、自生した樹高8〜10mのサンゴジュの大木が数本あるとあるが、見忘れたようだ(最後の写真の左端の木?)。
長崎県HP「長崎県の文化財」によるアコウの説明は次のとおり。
鷹島住吉神社のアコウ 県指定天然記念物
指定年月日 昭和55年2月29日 所在地 北松浦郡鷹島町里免114
所有者 住吉神社
住吉神社は鷹島町の北部に近い里にある。境内は広く、参道の両側ともにいろいろな樹木が茂り、立派な社叢を形成している。社叢内に3本のアコウがある。指定の木は本殿横にあり、樹高18m、目通り幹まわり4.5mある。
このアコウは九州西岸における分布の北限である。
今宮神社のイチョウ 松浦市鷹島町三里免
唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡る。鷹島内の高台を中央に通る県道158号線へ上り南下する。松浦市役所鷹島支所を過ぎ、まだ進むと三里集落とバス停がある。ここに「今宮神社」の案内標識があり、左方の道を行くと今宮神社へ着く。
イチョウは巨樹というほどでもないが、乳柱が大きく発達したのが珍しく、県指定天然記念物となっている。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。
鷹島の公孫樹(イチョウ) 県指定天然記念物
指定年月日 昭和32年10月29日 所在地 北松浦郡鷹島町三里免1921
管理責任者 鷹島町
このイチョウは今宮神社の境内にあり、巨樹というほどではないが、乳柱が珍しい。イチョウは地上すれすれのところから3本の幹に分れ、そのうち最大のものは目通り幹まわり4mほどある。
この主幹の高さ4mばかりのところから出ている側枝に、数本の乳柱が垂れさがっている。乳柱の最大のものは長さ2.8m、その基部のまわりは1.8mもある。乳柱の大きさとしては日本有数のものである。乳柱の発達するのは雌株より雄株に多いという。これは雌株で、その点でも、むしろ例外といえる。
福寿寺のイロハモミジ 松浦市福島町里免
福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折。北へ蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「→福寿寺」の標柱がある。
福寿寺は里免神の上の高台にある。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、七宮神社下となる福寿寺駐車場へ着く。
奥が寺。本堂の真裏へ左側の道から回って上る。一段高い裏庭のような斜面地に県指定天然記念物「福寿寺のイロハモミジ」が立つ。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。
福寿寺のイロハモミジ
本堂裏の斜面にある。根元近くの幹周りは3.25m。幹は大きく4本に分れていて、それぞれは1.6m、1.9m、1.1m、1mほどあり、幹周りおよそ5.7m。樹高20mほどの巨木である。
昭和45年、県の天然記念物に指定された。
七宮神社社叢 松浦市福島町里免
福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折して入り蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「福寿寺→」の標柱がある。
七宮神社は、里免の高台にある福寿寺の右隣りである。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、神社下の駐車場へ着く。
140段の石段を上ると社殿右広場にスタジイ・モッコクの巨木がある。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊416頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。
七宮神社社叢(天然記念物)
福島町指定文化財 昭和54年12月26日指定
里免字神の上にあり。目通り幹囲3.95mのシイの老大木と、目通り幹囲2.85mのモッコクの大木その他鬱蒼たる樹に囲まれている。
今山神社社叢 松浦市福島町里免
福島大橋を渡り福島町の中心へ出て、福島郵便局角から島内の高台を行く中央線道路へ入る。大山展望台入口を過ぎ、しばらく行くと「今山神社」入口の案内標識があり右折して神社へ行く。県道103号線により里集落の福寿寺の方からも行かれるが、道がわかりにくい。
今山神社は、町の氏神で社格は村社であった。創立年は不詳であるが1663年に再建されているのでそれより数十年古いことは確実である。
神域の社叢は、県指定天然記念物として保護され、立入禁止。鳥居前広場道路沿いに、町指定天然記念物「今山山桜」という幹囲1.73mのサクラもあった。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊413頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。
今山神社社叢(天然記念物)
長崎県指定文化財 昭和54年4月27日指定
里免字神の前にあり、社叢はスダジイを主とした自然林で、大きいのは目通り幹囲3.35m、高さ25mばかり。外にアラガシ・モチノキ・ナナメノキ・イヌグス・ヤブツバキ・モッコク・カゴノキ、低木ではクチナシ・イヌガシ・トベラ・ハクサンボク・タイミンタチバナ・カクレミノなど。林床には珍しいダイリンアオイをはじめ、イチヤクソウが多く、ギンリョウも発生する。貴重植物の宝庫である。
初崎公園のヤブツバキ自然林 松浦市福島町鍋串免
福島大橋を渡り福島町の中心へ出て、島内を西外回りする県道103号線に入る。島の最北端が初崎。海水浴場や展望台と別荘地があり、一帯が初崎公園として整備されている。
海水浴場へ行く駐車場の両側から、「椿の自然林」に入る遊歩道があった。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」の中「街路樹」による説明は次のとおり。
福島町の街路樹
…街路樹としてツバキが所々に植えられている。島の北端の初崎公園にはツバキの群生林があり、およそ5万本のヤブツバキがある。福島町の「町の木」は、まだ指定されていないが、「町の花」はツバキである。…