長崎の巨樹・名木 (東長崎)」カテゴリーアーカイブ

(9)松田氏宅のヒイラギ  長崎市松原町

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(9)松田氏宅のヒイラギ  長崎市松原町

国道34号線の松原交差点から左折して、植木の里松原へ入る。JR肥前古賀駅の右側ガード下を通り、高台最奥の庭園まで坂道を上がって行くと、松田共楽園の次の右方に「松花園」の標柱庭園がある。
同宅の玄関前のところにヒイラギの古木があり、説明書きがある。

ヒイラギのある松田宅「松花園」へ行く道の左側に、長崎付近が北限という南洋系落葉高木「ヘツカ二ガキ」があるとのことであるが、見つけきれなかった。
後ろの写真は、同庭園の梅や藤などの古木と、近くで目にしたモミの大木。

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(9)松田氏宅のヒイラギ  所在地:長崎市松原町2065 所有者:松田宗伍

ヒイラギ(モクセイ科)  幹周り 1.49m 樹 高 3.0m 樹 齢 400年以上
中は空洞状態になっており、樹皮の部分だけで生きている老樹ながら、長年かけてよく手入れきただけあって、庭木として独特の風格を醸しだしていた。
<補 足> 
国見町長栄寺にも樹齢400年ほどのヒイラギがあるが、こちらは幹周り(地上60cmで)3.84m、樹高は13.0mである。
(注) 国見町の樹は、 https://misakimichi.com/archives/511 参照。

(8)赤瀬氏宅のラカンマキ  長崎市松原町

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(8)赤瀬氏宅のラカンマキ  長崎市松原町

国道34号線の松原交差点から左折して、植木の里松原へ入る。JR肥前古賀駅へ上がる道をしばらく行くと、左方に「赤瀬邸庭園」の標柱がある。
剪定整枝されたラカンマキとしては、日本最大であるといわれている。
次の樹木の再掲。  https://misakimichi.com/archives/288  

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(8)赤瀬氏宅のラカンマキ  所在地:長崎市松原町2509 所有者:赤瀬邦彦

ラカンマキ(マキ科) 幹周り 4.01m 樹 高 9.5m 枝張り 12m 樹齢 約600年
中国浙江省から1689年に移植されたといわれる巨木で、樹齢も600年以上といわれ、日本でも一番ふるいラカンマキである。同家の話では、2年に1回剪定して樹形を整えているだけあって、それはみごとな庭園樹であった。
<補 足> 
有家町専念寺のラカンマキは、幹周り4.22m、樹高13.0m。樹齢は約360年といわれる。
(注) 有家町の樹は、https://misakimichi.com/archives/569 参照。
2004年、台風被害にあっている。

(7)滝の観音のイチイガシ(伏樹)  長崎市平間町

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(7)滝の観音のイチイガシ(伏樹)  長崎市平間町

国道34号線を行って、矢上を過ぎ長崎自動車道高架下の先に「滝の観音入口」バス停があり、左折して長崎バイパスへ上がる県道45号線に入る。
滝の茶屋の橋で間の瀬川と合い、しばらく行くと案内の石門があり、県道からこの道へ入ると、谷奥に「滝の観音」がある。滝は落差約30m。石橋2つがある。
イチイガシの伏樹は、山門の石段参道に不思議な樹形で横たわる。
次の樹木の再掲。  https://misakimichi.com/archives/403 

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(7)滝の観音のイチイガシ(伏樹)  所在地:長崎市平間町間の瀬

「滝の観音」は、県指定名勝(昭和39年10月16日)  所有者:霊源院
イチイガシ(ブナ科)     横たわった(中は空洞)根周り 4.10m  立ち上がった幹周り 2.18m   樹 高 22.0m
何とも不思議な樹形(根の格好)をしたイチイガシのため、「伏樹門(ふしぎもん)」の謂われを書いた案内板が脇に立っている。他の樹木については、
イヌマキ(マキ科)       幹周り  2.20m  樹 高 19.0m
ナ   ギ(マキ科)      幹周り  2.22m  樹 高 19.0m
ナ   ギ(マキ科)      幹周り  1.64m  樹 高 12.0m

(6)浄土真宗「教宗寺」のイチョウ  長崎市矢上町

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(6)浄土真宗「教宗寺」のイチョウ  長崎市矢上町

国道34号線を行って、長崎市東長崎支所の角から左折する。正面奥に見えるのが、旧長崎街道の矢上宿「矢上神社」である。
矢上神社前から一方通行となっている長崎街道の通りを右の諫早方面へ進む。オナーズヒル進入道路を横断し、しばらく行くと左方奥に「教宗寺」がある。
山門をくぐって左右にイチョウが立つ。

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。
後ろの写真は、2008年12月3日撮影を追加。散りかけたイチョウ。黄葉が境内いっぱいに広がっていた。

(6)浄土真宗「教宗寺」のイチョウ  所在地:長崎市矢上町469

イチョウ(イチョウ科)     幹周り 3.02m   樹 高 22.0m
イチョウ(イチョウ科)     幹周り 3.01m   樹 高 18.0m
1826年(文政9)2月、シーボルト一行が江戸参府の途中にここ「教宗寺」で昼食をとったとある。

(5)矢上神社の社叢林  長崎市矢上町

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(5)矢上神社の社叢林  長崎市矢上町

国道34号線を行って、長崎市東長崎支所の角から左折する。正面奥に見えるのが、旧長崎街道の矢上宿「矢上神社」である。
貴重木「ケンポナシ」の木は、神社の話ではもう1本になっていた。神社入口の鳥居をくぐって、すぐ右脇に説明板とともにある。平間町新田頭の雌雄木は後掲。
本殿前には、長崎大水害で流され再建した滝の観音「羅漢橋」「普済橋」の石橋模型が置かれている。本殿右には美しいイチイガシが数本見られた。裏手の高台にもクスノキの大木がある。

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(5)矢上神社の社叢林  所在地:長崎市矢上町322

クスノキ(クスノキ科)       幹周り 4.59m   樹 高 29.0m
ムクロジ(ムクロジ科)       幹周り 3.15m   樹 高 24.0m
クロガネモチ(モチノキ科)    幹周り 3.02m   樹 高 16.0m
ケンポナシ(クロウメモドキ科)  幹周り 1.38m   樹 高 16.0m
ケンポナシ(クロウメモドキ科)  幹周り 0.97m   樹 高  9.0m
長崎市内では、最古の歴史を持った神社で鎌倉時代の弘安の役の1281年(弘安4)元軍が北松鷹島に上陸した元寇の時代に建立され、その後1575年(天正3)に現在地に移ったという。
そのため社叢林も素晴らしく立派で昔ながらの自然林が良く保存されている。最近では極めて珍しいケンポナシがあることは、特筆すべき地である。

(4)曹洞宗「正覚寺」のモミ  長崎市矢上町

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(4)曹洞宗「正覚寺」のモミ  長崎市矢上町

国道34号線を行って、番所橋バス停先の中尾入口交差点から左折する。2つ目の角から矢上小学校のグランド裏の高台を行く新道へ右折して入る。ちょうどグランドのところ左方に「正覚寺」の参道口があり、モミの高木が見える。

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(4)曹洞宗「正覚寺」のモミ  所在地:長崎市矢上町119

モミ(マツ科)         幹周り  2.90m  樹 高 26.0m
日本特産の常緑針葉樹のモミは、県内で自然に生える地域としては雲仙・多良山系と離島では対馬にあるだけで、平戸・壱岐・五島列島にはでてこない。
江戸時代末期の頃に、正覚寺は現在地に移築されたとあり、1875年(明治8)の図面には、モミの木が記載されていることから樹齢は150年以上であろう。

(3)矢上八幡神社のクスノキ  長崎市矢上町

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(3)矢上八幡神社のクスノキ  長崎市矢上町

国道34号線を行って、番所橋バス停先の中尾入口交差点から左折する。すぐ次の通りが旧長崎街道の道で、右折すると一方通行となって矢上宿の矢上神社前へ続く。
クスノキのある「八幡神社」はその中ほど。矢上小学校先の左奥に参道の石段が見え、両脇に大クスノキが立つ。最後の写真が、小さいクスノキの方の根元。
次の樹木の再掲。  https://misakimichi.com/archives/283  

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(3)矢上八幡神社の大クス  所在地:長崎市矢上町 矢上八幡神社境内

長崎市指定天然記念物(昭和44年6月15日指定)
クスノキ(クスノキ科)    幹周り 10.20m   樹 高 22.0m
クスノキ(クスノキ科)    幹周り  5.30m   樹 高 23.0m
八幡神社(1732年建立)の石段の上部に2本並んで立つが、北側のクスノキが特に大きく、大きさでは県下第7位にランクされる。
かつての長崎街道で、いまは九州自然歩道となった一角にそびえ立つ巨樹でもある。

(2)長崎自動車学校敷地内のクロガネモチ  長崎市矢上町

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(2)長崎自動車学校敷地内のクロガネモチ  長崎市矢上町

国道34号線を行って、番所橋バス停先の中尾入口交差点から右折する。矢上団地入口の方へ向かうと、すぐ左方が「長崎自動車学校」の教習場。敷地内の高台にクロガネモチが1本だけ雄大に立つ。後方の山は矢上普賢岳。
次の樹木の再掲。  https://misakimichi.com/archives/469  

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(2)長崎自動車学校敷地内のクロガネモチ〔雄樹〕  所在地:長崎市矢上町43

クロガネモチ(モチノキ科) 根周り 3.95m(最大幹の幹周り2.48m)  樹 高 14.0m
根元50cmの上部から主幹と支幹に分かれているが、広い自動車教習コースの中に一本立ちしているため、みごとな樹形が遠くからもすぐ目に付く。
楠公神社の対岸に位置し、かつてはこの樹の根元の石垣の下までが海であったとのこと。

(1)楠公神社のクスノキ  長崎市かき道1丁目

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(1)楠公神社のクスノキ  長崎市かき道1丁目

ジャスコ東長崎店前から東望橋を渡り、矢上団地入口交差点を過ぎて行くと、すぐ左方に大きなクスノキが見える。ここが楠公神社である。
次の樹木の再掲。  https://misakimichi.com/archives/812

2001年7月開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」調査結果一覧による説明は次のとおり。

(1)楠公神社のクスノキ  所在地:長崎市かき道1丁目

クスノキ(クスノキ科)     幹周り 7.83m  樹 高 24.0m
このクスノキの巨樹がそのまま神体木となっている神社で、クスノキの前には石仏2体が並ぶ。かつては、この神社の前までが海であった。
隣接して「大星稲荷神社」がある。

東長崎の巨樹・名木などの調査一覧とマップ

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東長崎の巨樹・名木などの調査一覧とマップ

長崎市東長崎地域(諌早市飯盛町を一部含む)の巨樹・名木・貴重木の調査一覧とマップは上図のとおり。
各樹木の最近の現地写真と簡単な説明を、以下、記事によって紹介する。

資料は、2001(平成13)年7月15日開催「第15回 ながさき巨樹・巨木を見る集い(東長崎地域)」配布資料などによる。
樹木の順、符号は、同マップのとおりとする。各樹木はリストを出し、検索してください。