月別アーカイブ: 2008年7月

只狩山展望所  五島市富江町富江

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只狩山展望所  五島市富江町富江

福江港ターミナルから県道49号福江富江線により富江町へ向かう。町の中心から県道は右方の西へ曲がり玉の浦町方面へ行く県道384号線となる。曲がってすぐ五島市富江支所があり、その先が富江小学校正門である。
只狩山展望所へは、小学校のすぐ先に案内標識があり、左方の道を上って行くと展望台へ着く。新田次郎「珊瑚の碑」は展望台脇にある。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

富江半島を一望・只狩展望所  ○福江港から車約30分

富江半島のほぼ中央部に位置する只狩山山頂(標高84m)にあり、眼下には富江の中心街が広がり、富江湾に浮かぶ多郎島などの島々や鬼岳を遠望できる。
三方に海が広がり、変化に富んだ海岸線を展望することができ、山頂付近は町民や観光客の憩いの場として整備されている。桜の名所としても知られ、毎年桜祭りが開かれている。
また、展望台付近には新田次郎さんの富江町を舞台にした海洋小説「珊瑚」の記念碑もある。

富江小学校のアコウ  五島市富江町富江

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富江小学校のアコウ  五島市富江町富江

福江港ターミナルから県道49号福江富江線により富江町へ向かう。町の中心から県道は右方の西へ曲がり玉の浦町方面へ行く県道384号線となる。曲がってすぐ五島市富江支所があり、その先が富江小学校正門である。
アコウの木は校庭の奥にあり、学校へ入らなくても町体育館側から石垣に沿った道を行くと根元に着く。五島市指定天然記念物。

史跡説明板によると運動場付近は、寛文2年(1662)初代富江藩主、五島盛清が設けた「富江陣屋跡」である。アコウもその頃からのものとも考えらえる。
Fland−Web「五島市(ごとう)検索 旧富江町データ」によると「幹まわり6m、多くの根が石垣に2mほど張って露呈」とあった。

宮下貝塚  五島市富江町富江

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宮下貝塚  五島市富江町富江

福江港ターミナルから県道49号福江富江線により富江町へ向かう。富江港へ出て町の中心に着く手前、県道の右手路地奥に史跡説明板が見える。エオノスGSの少し手前である。
畑地であるため何もなかったが、五島市指定史跡のため写しておいた。
HP「長崎県の貝塚展」による説明は次のとおり。

宮下貝塚

宮下貝塚は福江島の南西に位置する富江町の富江港に面した浜堤および標高5〜10m溶岩台地末端部から発見されました。この貝塚は、縄文時代後期前葉〜中葉に営まれていて、最盛期の中葉期には50cmを越える貝層の堆積が見られました。この貝層中の貝類は、スガイを主体とした潮間帯岩礁性の巻貝類がおよそ99%を占めていました。
遺跡の内容については、ほぼ同時期で富江湾を挟んだ福江市大浜中島遺跡ときわめて類似していて、この時期の拠点遺跡と考えられます。

鬼岳火山涙山地  五島市上大津町

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鬼岳火山涙山地  五島市上大津町

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により鐙瀬海岸の方へ向かう。約15ほど行った鐙瀬公園入口のところに鬼岳登山道路入口があり、中腹の展望台下まで行ける。福江市街からは直接、福江空港の方へ行き登る道がある。

山頂まで登るなり、火口底まで行けばよかったが、時間がなく写真は火口跡の遠景となった。中腹の展望台から鬼岳の山腹を一周するサイクリングロードがあり、途中に火口跡に登る山道の標識があったので、これから上って火口縁から写した。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

鬼岳火山涙(かざんるい)産地  県指定天然記念物

指定年月日 昭和29年12月21日 所在地 福江市上大津町鬼岳 管理責任者 福江市
福江市の市街地の背後には、鬼岳(標高315m)や火ノ岳(標高314m)が、低い丸味を帯びた頂きをもってそびえ、その南東の崎山町には箕岳(標高144m)と臼岳(標高125m)の小さな高まりがある。いずれも玄武岩質の岩滓の噴出により形成された噴石丘であり、火山体の底面積に比べて大きな火口をもつので、臼状火山ともよばれる。

鬼岳はこれらの中で最大の噴石丘で、底径1.5kmに及び、山頂には北に開口した大きな火口がある。火口内には紡錘形の火山弾が散在するほか、玄武岩質の粘性の低いマグマが、噴火の際に飛散って固結した粒状の火山涙も見受けられる。火山涙には、球状のもの、引き延ばされたもの、両端がふくらんだものなど種々の形のものがあるといわれる。火山涙は、ハワイの火山の噴出物にその例が多く、「ペレーの涙」といわれている。

鬼 岳  五島市上大津町・上崎山町

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鬼 岳  五島市上大津町・上崎山町

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により鐙瀬海岸の方へ向かう。約15ほど行った鐙瀬公園入口のところに鬼岳登山道路入口があり、中腹の展望台下まで行ける。
福江市街からは直接、福江空港の方へ行き登る道がある。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

福江島観光の拠点・鬼岳周辺  ◎福江港、商店街から車15分

福江島南岸に吹き出た鬼岳火山群は、シンダーコンと呼ばれる珍しい火山です。500万年前に噴火した楯状火山(アスピーテ)の上に5万年前の臼状火山(ホマーテ)が重なり合ってできたもので、鬼岳、火ノ岳、城岳、箕岳、臼岳からなっています。
その中の鬼岳は、全山芝生に覆われ、古くから市民の行楽地として親しまれてきました。中腹にある展望所からは、眼下に福江市街、福江港外に点在する島々を望め、訪れる人たちの心を癒してくれる。周辺は観光施設が整備され、福江島観光の拠点になっています。

福江(大窄)の大ツバキ  五島市野々切町大窄

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福江(大窄)の大ツバキ  五島市野々切町大窄

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により鐙瀬海岸の方へ向かう。鬼岳登山道路入口と鐙瀬公園入口を過ぎ、しばらく行くと野々切町大窄公民館とバス停がある。「大ツバキ」の案内標識により集落へ入る。路地を戻るところがあり注意する。
台風被害にあって残った中央の幹まわり1.2mの樹は、今はなく株だけ残っていた。
長崎県HP「長崎県の文化財」及び五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」天然記念物・植物による説明は次のとおり。

福江の大ツバキ  県指定天然記念物

指定年月日 昭和42年2月20日 所在地 福江市野々切町大窄1729 所有者 福江市
指定のものは、野々切町大窄の野口悟氏宅の庭先にあるツバキの並木である。
昭和42年の指定当時は4本並んでいたが、昭和50年に目通り2m近いものが枯れ、現在3本が残っている。現在の3本は、西端のものが幹まわり1.80m、東端のものが1.95m、以前は最大であった中央の樹は台風被害で1.20m程になった。
高さは、東端の樹が最長で10.5m、西端の樹が8.60m、中央の樹は台風被害後、7.70mに縮小した。3本とも地上数mのところから大枝を出している。樹齢は300年ないし370年という。防風と採種のため植えられたものである。

福江の大ツバキ

種別 県指定天然記念物 指定年月日 昭和42年2月20日 所在地 五島市野々切町大窄1729番地 所有者 五島市
かつて大窄(おおさこ)地区では、採種や防風林としてよく植えられており、現在でも民家脇に数多く見られる。なかでもこの大ツバキは、樹齢310〜380年と云われ、大窄の町道沿いの民家の庭先にあり、その姿は五島ツバキの代表的なものとして価値を備えている。
指定当時(昭和42年)は4本並んでいたが、昭和50年に1本が枯れ、現在3本が残っている。昭和62年の台風により大ツバキは大きな被害を受け、特にその際大枝が折れた中央のツバキは樹形が変わり痛みが激しい。
現存する3本は、東端の樹が最大で幹周り1.95m、西端の樹が1.80m、台風以前最大であった中央の樹は3本の枝が1本となり、2.35mから幹周り1.20mに削られてしまった。3本とも地上数mのところから大枝を出し、東端の樹が最長で10.50m、西端の樹が8.60m、そして中央の樹は台風被害後7.70mくらいの樹高に縮小してしまった。
ツバキは風致林として、西海国立公園の中でも五島の景観を一段と高め、ツバキ咲く島として、磯の香りのなかに訪れる人の旅情を慰めている。

鐙瀬公園と熔岩海岸  五島市上崎山町  

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鐙瀬公園と熔岩海岸  五島市上崎山町

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により崎山・鐙瀬海岸の方へ向かう。約15分ほどで鬼岳登山口に着き、この下の方に鐙瀬公園と熔岩海岸がある。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

鐙瀬公園

鬼岳火山から流出した溶岩が、青く澄み切った海に延々7Kにわたって流れ込み、変化に富んだ海岸線を形づくっている。温暖な無霜地地帯で、至る所に亜熱帯植物が繁茂し、情熱的な花木が咲き乱れ、美しい景観を呈している。
永正4年(1507)、第16代領主囲公が、妹婿の玉之浦納に攻められた際、馬でこの地まで逃げたが、鐙がきれ、小舟で沖にある黒島に落ちのびたが反逆党は黒島に迫り、公は自刃した。以来、鐙瀬と呼ばれるようになったという。
1969年、昭和天皇・皇后両陛下が御散策された。

八幡神社のクワズイモ自生地とシイ  五島市下大津町

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八幡神社のクワズイモ自生地とシイ  五島市下大津町

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により崎山・鐙瀬海岸の方へ向かう。下大津町は五島市街のはずれで、八幡神社は県道沿い左に参道鳥居がある。
クワズイモはサトイモによく似ているが、芋ができず、有毒であるからであるという。自生地が神社裏手の海岸側にあり、市天然記念物に指定されている。

境内の社殿右側広場に、シイのかなりの大木を見た。社叢全体はよく見なかった。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」天然記念物・植物による説明は次のとおり。
クワズイモ

種別 市指定天然記念物 指定年月日 昭和43年4月1日 所在地 五島市下大津町630番地八幡神社境内 所有者 八幡神社
クワズイモは南方系のサトイモ科の植物で毒性があり、葉はサトイモの葉によく似る。
このクワズイモは、四国・九州の南部・琉球から亜熱帯・熱帯に分布し、湿った木陰に生える多年草である。
五島市には、指定地の八幡神社社叢以外にも、男女群島・黄島等に見られ、南方より根茎が潮流により運ばれたり、実が鳥類により運ばれたりして繁殖したものと考えられる。
夏季には仏炎包の黄白色の花をつける。北限植物であるため学術的に貴重なものである。

八幡神社社叢

種別 天然記念物 指定年月日 未指定 所在地 五島市下大津町630番地八幡神社境内
所有者 八幡神社
社叢の状態は密生ではないが、特殊な樹木と草本がある。シナエンジュは豆科植物で中国原産である。根周り3.7m、目通り周り1.5m、秋には肉質の連珠状の種子が垂れ下がる。ナギの大木は根周り2.7m、目通り周り1.6m程であり、これほどの巨樹になるのは珍しい。ヤブツバキ2本も目通り周り1.4mあって、保護の必要がある。
その他マキの大木やクスノキ、チシヤノキ、ハゼノキ、ヤブニッケイ、タブノキ、ユスノキ、シイノキ、センダン、モチノキ、クロガネモチ等がまばらに生えている。以前はイソヤマアオキが多く見られたが今は絶えている。
社叢中にあるクワズイモは、市指定の天然記念物となっている。

武家屋敷のナンヨウスギ  五島市武家屋敷2丁目

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武家屋敷のナンヨウスギ  五島市武家屋敷2丁目

武家屋敷2丁目の通りにある「武家屋敷通りふれあい館」は、市文化財に指定された武家屋敷の遺構を生かして建設された。入場は無料。休憩所としてくつろげるよう、茶を楽しめる和室、喫茶コーナーがあり、イベントホールの外、展示ホールには歴史写真を展示している。
ナンヨウスギの大木は庭の奥の方に立つ。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」天然記念物・植物による説明は次のとおり。
ナンヨウスギ

種別 天然記念物 指定年月日 未指定 所在地 五島市武家屋敷2丁目1番20号
所有者 五島市
市指定史跡「福江武家屋敷跡」は、現在「福江武家屋敷通りふるさと館」として、保存、公開されているが、その裏庭に日本では珍らしいナンヨウスギが、天高く異様な葉形と姿を見せている。
この樹は南方系のもので、以前の所有者であった播磨氏が南洋から鉢植えの盆栽として持ち込んだもので、貴重な樹木である。武家屋敷の保存とともに、この樹も樹齢極限まで保護したいものである。根周り2.1m、目通り周り1.9mで樹勢旺盛、枝葉も整っている。

常灯鼻  五島市福江町

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常灯鼻  五島市福江町

五島市指定史跡「常灯鼻」は、福江港ターミナル近くから北西方の漁協などがある岸壁を見るとすぐわかる。福江川河口の海岸通りを行き、港大橋を渡ってこの突堤へ着く。
五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

福江港の常灯鼻  ◎福江港内

第30代五島盛成が福江城(石田城)を築く際、北東から吹き寄せる巨浪を防ぎ,築城工事を容易にするため,城代家老松尾頼母を総監督とし,蔵奉行小田幸右衛門を現場責任者として築かせた。
弘化3年(1846)5月に完成し,さらに丸木よりの導水堤(防波堤)ができあがったのは嘉永元年(1848)。築城術の発達した江戸時代末期の造りだけあって、造築以来百余年,激浪に耐え,出入の船舶を守り、秀麗な姿を水面に映し、城下町ムードを盛り上げている。