福江(大窄)の大ツバキ  五島市野々切町大窄

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福江(大窄)の大ツバキ  五島市野々切町大窄

福江港ターミナルから鬼岳麓の海岸沿い県道165号線により鐙瀬海岸の方へ向かう。鬼岳登山道路入口と鐙瀬公園入口を過ぎ、しばらく行くと野々切町大窄公民館とバス停がある。「大ツバキ」の案内標識により集落へ入る。路地を戻るところがあり注意する。
台風被害にあって残った中央の幹まわり1.2mの樹は、今はなく株だけ残っていた。
長崎県HP「長崎県の文化財」及び五島市観光協会HP「五島市観光情報サイト 五島」天然記念物・植物による説明は次のとおり。

福江の大ツバキ  県指定天然記念物

指定年月日 昭和42年2月20日 所在地 福江市野々切町大窄1729 所有者 福江市
指定のものは、野々切町大窄の野口悟氏宅の庭先にあるツバキの並木である。
昭和42年の指定当時は4本並んでいたが、昭和50年に目通り2m近いものが枯れ、現在3本が残っている。現在の3本は、西端のものが幹まわり1.80m、東端のものが1.95m、以前は最大であった中央の樹は台風被害で1.20m程になった。
高さは、東端の樹が最長で10.5m、西端の樹が8.60m、中央の樹は台風被害後、7.70mに縮小した。3本とも地上数mのところから大枝を出している。樹齢は300年ないし370年という。防風と採種のため植えられたものである。

福江の大ツバキ

種別 県指定天然記念物 指定年月日 昭和42年2月20日 所在地 五島市野々切町大窄1729番地 所有者 五島市
かつて大窄(おおさこ)地区では、採種や防風林としてよく植えられており、現在でも民家脇に数多く見られる。なかでもこの大ツバキは、樹齢310〜380年と云われ、大窄の町道沿いの民家の庭先にあり、その姿は五島ツバキの代表的なものとして価値を備えている。
指定当時(昭和42年)は4本並んでいたが、昭和50年に1本が枯れ、現在3本が残っている。昭和62年の台風により大ツバキは大きな被害を受け、特にその際大枝が折れた中央のツバキは樹形が変わり痛みが激しい。
現存する3本は、東端の樹が最大で幹周り1.95m、西端の樹が1.80m、台風以前最大であった中央の樹は3本の枝が1本となり、2.35mから幹周り1.20mに削られてしまった。3本とも地上数mのところから大枝を出し、東端の樹が最長で10.50m、西端の樹が8.60m、そして中央の樹は台風被害後7.70mくらいの樹高に縮小してしまった。
ツバキは風致林として、西海国立公園の中でも五島の景観を一段と高め、ツバキ咲く島として、磯の香りのなかに訪れる人の旅情を慰めている。