月別アーカイブ: 2008年6月

松浦市鷹島町の風景  (2)

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松浦市鷹島町の風景  (2)

平成20年6月13日、松浦市鷹島町へ行く。唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡った。
(1)は、架橋中の鷹島肥前大橋(仮称 2009年3月開通予定)と星賀港、鷹島の日比港、殿ノ浦港、阿翁浦港、日比港近くの海に浮かぶ高島海中ダム。
(2)は、宮地嶽史跡公園、鷹島モンゴル村。

松浦市鷹島町の風景  (1)

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松浦市鷹島町の風景  (1)

平成20年6月13日、松浦市鷹島町へ行く。唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡った。
(1)は、架橋中の鷹島肥前大橋(仮称 2009年3月開通予定)と星賀港、鷹島の日比港、殿ノ浦港、阿翁浦港、日比港近くの海に浮かぶ高島海中ダム。
(2)は、宮地嶽史跡公園、鷹島モンゴル村。

住吉神社のアコウ  松浦市鷹島町里免

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住吉神社のアコウ  松浦市鷹島町里免

唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡る。鷹島内の高台を中央に通る県道158号線へ上り南下する。松浦市役所鷹島支所のまだ手前、蓮乗院から右へ入ると鷹島郵便局があり、この前から右折し西側の海へ向け下って行くと、住吉神社に出る。
九州西岸における分布の北限のアコウで、県指定天然記念物となっている。

境内にはいろいろな樹木があり、Otoji.K氏HPには、自生した樹高8〜10mのサンゴジュの大木が数本あるとあるが、見忘れたようだ(最後の写真の左端の木?)。
長崎県HP「長崎県の文化財」によるアコウの説明は次のとおり。

鷹島住吉神社のアコウ  県指定天然記念物

指定年月日 昭和55年2月29日  所在地 北松浦郡鷹島町里免114
所有者 住吉神社
住吉神社は鷹島町の北部に近い里にある。境内は広く、参道の両側ともにいろいろな樹木が茂り、立派な社叢を形成している。社叢内に3本のアコウがある。指定の木は本殿横にあり、樹高18m、目通り幹まわり4.5mある。
このアコウは九州西岸における分布の北限である。

今宮神社のイチョウ  松浦市鷹島町三里免

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今宮神社のイチョウ  松浦市鷹島町三里免

唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡る。鷹島内の高台を中央に通る県道158号線へ上り南下する。松浦市役所鷹島支所を過ぎ、まだ進むと三里集落とバス停がある。ここに「今宮神社」の案内標識があり、左方の道を行くと今宮神社へ着く。

イチョウは巨樹というほどでもないが、乳柱が大きく発達したのが珍しく、県指定天然記念物となっている。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

鷹島の公孫樹(イチョウ)  県指定天然記念物

指定年月日 昭和32年10月29日  所在地 北松浦郡鷹島町三里免1921
管理責任者 鷹島町
このイチョウは今宮神社の境内にあり、巨樹というほどではないが、乳柱が珍しい。イチョウは地上すれすれのところから3本の幹に分れ、そのうち最大のものは目通り幹まわり4mほどある。
この主幹の高さ4mばかりのところから出ている側枝に、数本の乳柱が垂れさがっている。乳柱の最大のものは長さ2.8m、その基部のまわりは1.8mもある。乳柱の大きさとしては日本有数のものである。乳柱の発達するのは雌株より雄株に多いという。これは雌株で、その点でも、むしろ例外といえる。

喜内瀬川甌穴群  松浦市福島町喜内瀬免

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喜内瀬川甌穴群  松浦市福島町喜内瀬免

福島大橋を渡り島内へ入ると、すぐ「喜内瀬」バス停と新松浦漁協直売所「海の駅」があり、対面のGS角から右折して入る広い道がある。この道の奥の集落の中に喜内瀬(きないせ)川が流れ、白岳の採石場があるので、トラックが多く出入りする。
県指定天然記念物「喜内瀬川甌穴群」は、ちょうど採石場現場入口の所の小さな川の合流点にあるので、トラックの後をついて行くと着ける。

途中、車道が喜内瀬川の橋を通る所に、町指定文化財「茶室調風亭」(平戸藩主松浦家の家老熊澤家茶室跡)があった。
甌穴群は以前、川床約50mの間に100個以上あったが、現在では、川幅の大半は道路敷となったため、甌穴の大部分がかくれてしまったと、現地説明板にある。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

喜内瀬川甌穴群  県指定天然記念物

指定年月日 昭和47年8月15日 所在地 北松浦郡福島町喜内瀬免 所有者 福島町
福島東部、福島大橋が架かる喜内瀬から籾ノ浦に通ずる道に沿った小川の川床をなす岩盤に、多くの甌穴が見られる。甌穴は約50間に大小100以上もあり、大きいものは径30cm以上で、深さは20cmもあるが、小さいものには径5〜10cmのものもある。甌穴が生じている岩盤は粗粒玄武岩であり、背後の白岳(173m)を形成する岩石である。近くに大きな採石場があり、この岩石を採掘している。
甌穴は、ポットホールとか、かの穴ともいわれ、川床の岩石に割れ目や軟らかい部分があると、流れによる選択浸食が行われてくぼみが生ずる。更に渦流のため小石がくぼみの中に転動すると、円形の穴に拡大する。喜内瀬川甌穴群は規模の大きなものではないが、河成の甌穴群としては県下では珍しい。

福寿寺のイロハモミジ  松浦市福島町里免

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福寿寺のイロハモミジ  松浦市福島町里免

福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折。北へ蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「→福寿寺」の標柱がある。

福寿寺は里免神の上の高台にある。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、七宮神社下となる福寿寺駐車場へ着く。
奥が寺。本堂の真裏へ左側の道から回って上る。一段高い裏庭のような斜面地に県指定天然記念物「福寿寺のイロハモミジ」が立つ。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

福寿寺のイロハモミジ

本堂裏の斜面にある。根元近くの幹周りは3.25m。幹は大きく4本に分れていて、それぞれは1.6m、1.9m、1.1m、1mほどあり、幹周りおよそ5.7m。樹高20mほどの巨木である。
昭和45年、県の天然記念物に指定された。

福寿寺の三十三観音  松浦市福島町里免

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福寿寺の三十三観音  松浦市福島町里免

福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折。北へ蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「→福寿寺」の標柱がある。

福寿寺は里免の高台にある。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、七宮神社下となる福寿寺駐車場へ着く。奥が寺。
本堂右手前の植え込みの中に、町指定文化財「福寿寺の三十三観音」の石塔がある。
県指定天然記念物「福寿寺のイロハモミジ」は巨樹の項参照。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊415〜416頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。
福寿寺の三十三観音(記念物)

福島町指定文化財 昭和54年12月26日指定
里免字神の上、福寿寺本堂に向かって右手にあり。写真の如く石幢で龕(がん)部に11尊を刻み、中台を挟み3つの龕部計33尊が彫刻してあり一見して観音像とわかる。風化が甚だしく、持物、印相で尊名を知ることは困難。総高1.5mある。
棹の表面の字は判読し難いが、裏面に弘治三歳丁巳十一月と読める。弘治三年は1557年であるから、福寿寺開山後113年、開基した寺山団助戦死前32年に造立されたことになる。

七宮神社社叢  松浦市福島町里免

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七宮神社社叢  松浦市福島町里免

福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折して入り蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「福寿寺→」の標柱がある。

七宮神社は、里免の高台にある福寿寺の右隣りである。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、神社下の駐車場へ着く。
140段の石段を上ると社殿右広場にスタジイ・モッコクの巨木がある。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊416頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。

七宮神社社叢(天然記念物)

福島町指定文化財 昭和54年12月26日指定
里免字神の上にあり。目通り幹囲3.95mのシイの老大木と、目通り幹囲2.85mのモッコクの大木その他鬱蒼たる樹に囲まれている。

今山神社社叢  松浦市福島町里免

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今山神社社叢  松浦市福島町里免

福島大橋を渡り福島町の中心へ出て、福島郵便局角から島内の高台を行く中央線道路へ入る。大山展望台入口を過ぎ、しばらく行くと「今山神社」入口の案内標識があり右折して神社へ行く。県道103号線により里集落の福寿寺の方からも行かれるが、道がわかりにくい。

今山神社は、町の氏神で社格は村社であった。創立年は不詳であるが1663年に再建されているのでそれより数十年古いことは確実である。
神域の社叢は、県指定天然記念物として保護され、立入禁止。鳥居前広場道路沿いに、町指定天然記念物「今山山桜」という幹囲1.73mのサクラもあった。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊413頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。

今山神社社叢(天然記念物)

長崎県指定文化財 昭和54年4月27日指定
里免字神の前にあり、社叢はスダジイを主とした自然林で、大きいのは目通り幹囲3.35m、高さ25mばかり。外にアラガシ・モチノキ・ナナメノキ・イヌグス・ヤブツバキ・モッコク・カゴノキ、低木ではクチナシ・イヌガシ・トベラ・ハクサンボク・タイミンタチバナ・カクレミノなど。林床には珍しいダイリンアオイをはじめ、イチヤクソウが多く、ギンリョウも発生する。貴重植物の宝庫である。