福寿寺の三十三観音  松浦市福島町里免

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福寿寺の三十三観音  松浦市福島町里免

福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折。北へ蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「→福寿寺」の標柱がある。

福寿寺は里免の高台にある。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、七宮神社下となる福寿寺駐車場へ着く。奥が寺。
本堂右手前の植え込みの中に、町指定文化財「福寿寺の三十三観音」の石塔がある。
県指定天然記念物「福寿寺のイロハモミジ」は巨樹の項参照。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊415〜416頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。
福寿寺の三十三観音(記念物)

福島町指定文化財 昭和54年12月26日指定
里免字神の上、福寿寺本堂に向かって右手にあり。写真の如く石幢で龕(がん)部に11尊を刻み、中台を挟み3つの龕部計33尊が彫刻してあり一見して観音像とわかる。風化が甚だしく、持物、印相で尊名を知ることは困難。総高1.5mある。
棹の表面の字は判読し難いが、裏面に弘治三歳丁巳十一月と読める。弘治三年は1557年であるから、福寿寺開山後113年、開基した寺山団助戦死前32年に造立されたことになる。