網場道にある国土交通省「道路ルート 長崎街道」地図の不可解
網場道バス停すぐ脇の歩道上に平成14年3月、国土交通省九州地方整備局長崎工事事務所が設置した「日見峠道浪漫」の立派な大きな説明板がある。「道路ルートいま、むかし」として昔からの道路ルートの変遷を地図に色分けして記入している。
日見峠越えする当時の「長崎街道」は、写真のとおり緑色のルートで地図上に示されている。このルートは日見トンネル西口から日見峠のあたりの記入を誤っているのでないだろうか。同地図は現長崎河川国道工事事務所HPにも使用されている。
再監修をお願いしたい。皆さんへも判断をしていただくため地図を掲げた。
あまりこういったことは言いたくないが、長崎大学附属図書館のパソコンで見られる「幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」や、東山手にある長崎市古写真資料館に展示している古写真も、撮影場所のタイトルや説明文に、実地を調査してみて明らかな間違いと思われるものが見られる。
誰かが指摘しなければわからないと思い、関係当局へ知らせているが、なかなか対応が遅い。
(追 記 平成19年8月22日)
長崎河川国道工事事務所へ先般電話していたところ、平成19年8月13日、同説明板の地図は修正したと返答をもらった。同22日現地へ確認に行ったら、後の写真のとおりHPもなっていた。少し乱暴すぎる。参考のため日見トンネル東口にある説明板ルート図も掲げる。
(追 記 平成20年5月18日)
日見の散策のため平成20年5月18日、現地を再訪する。同説明板を確認したところ、最後に追加した2枚の写真のとおり「長崎街道のルートは長崎県教育委員会の資料による」として、長崎街道の緑色のルート図は張り替えられていた。
同地図は現長崎河川国道工事事務所HPにも使用されているが、これは修正されていない。困ったものだ。現地説明板の不可解な問題は解決したが、今後このようなことがないようお願いしたい。