三川の屏風岩・薬師如来

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三川の屏風岩・薬師如来

江越先生の平成18年7月12実施、西山街道歴史散歩「大村藩殿様道A(洗切〜川平〜西山口)」資料による説明は次のとおり。

5 屏風岩・薬師如来
…三川の谷に下ると、左手に三川渓谷の番人のような大岩壁が聳え立っている。この岩壁を屏風岩とか人間岩とか言い、岩壁の根元に薬師如来のお堂があり、岩壁には薬師如来の像が彫られている。
郷村記には、この薬師如来はもともと浦上家野村の岡本というところにあったが、延宝5年(1677)にこの地に遷座したとある。なお、岩壁の如来像の近くに「元禄15年(1702)午正月 願主長崎大井手町原賀利兵衛」と刻まれているのは、この如来像が彫られたことに関するものであろう。

なお、「元禄十五年午正月 願主長崎大井手町原賀利兵衛」の刻は、如来像堂の左外の野外岩面に○をして中に刻まれている。屏風岩の右方には乳首の形をした下乳首岩があるらしいがわからなかった。
また、このお堂の登り口は、JR長崎本線「長崎トンネル斜坑入口」となっており、列車の通過音が聞こえ、冷風が来る。