ミーナ井戸 武富町武富
サイト「近世以前の土木・産業遺産」沖縄県リストによるデータは、次のとおり。武富東港から集落内に行き、武富郵便局角から東へアイヤル浜の方へ向かう。外周道路を横断したすぐ先右側に「ミーナ井戸」はある。所在図参照。
ミーナ井戸 ミーナ・カー
(八重山)竹富町(竹富島) 洞井(湧水) 不明 町史跡 WEB/町教委 未整備 自然洞窟/細い竪穴式の井戸階段が付いているが、暗くて滑りやすくハブが出るため危険 3 C
HP「竹富島のカー(井戸)」による説明は、次のとおり。
9.ミーナカー
ミーナカーは周回道路からアイヤル浜へ続くアイヤルミチに入ってすぐの南(右手)側、国仲原(フイナーバル)にある降り井戸で、手前右側の石碑には「ここを下った谷間に泉がある。往昔島人はこの泉を飲料水として用いたと伝えられている。」と記されています。 ミーナカーとは、神が見つけた井戸の意味です。その昔、女神・マリツと男神・ソコツが協力して掘り当てた井戸とされます。その後、人々が利用するようになり、井戸に降りる際は小石を2個投げて「マリツ・ソコツのミーナカー」と唱え水を汲みました。ひと昔までは、住民が冷たい清水を氷のうにするため、夜道を通ったそうです。1972(昭和47)年に竹富町の文化財(史跡)に指定されました。。
現地の標柱、由来の碑などは、HP「竹富島の石碑・説明看板 (東集落・北&東)」によると、次のとおり。
9.ミーナ井戸
記念物 ミーナ井戸
ここを下った谷間に泉があった 往昔島人は この泉を飲料水として 用いたと伝えられている
標 柱 記念物ミーナ井戸
(右面)竹富町教育委員会 (裏面)建設昭和四八年二月二八日 (左面)指定昭和四十七年八月三十日
由来の碑 この碑の前には、青い陶製の香炉が置かれています。
(正面)天降りめをと井戸ミーナカ マリツ女神ソコツ男神 此の岩屋に住み岩の底を掘りて ●所の清水を湧かしめて使用された これが竹富に初めての泉である
これ以来この井戸に降りる時は 二神への合図として小石を二個 投下して井戸水を使用する 習慣になっている(伝説記)
(裏面)一九六四年八月十二日建立 株式会社竹富牧場