須刈原の道標 山都町白石
サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり。国道218号大野幣立宮から馬見原側の次のバス停白石まで戻る。国道カーブ地点を横切る「日向街道 白石」の標柱があるので、これを登って行く。視界が開けて四辻となった広場のところに、この道標はある。
須刈原の道標 すがるばる
(上益城)山都町 <日向往還> 石道標 高0.97m,幅45㎝,厚17㎝ 天保12(1841)- 明治4(1871)の間 歴史の道・日向往還 保存状態良好 「右は幣立社あ みち左はやべくま本みち」
HP「百街道一歩の日向往還」4聖橋〜馬見原による記事は、次のとおり。
・「日向往還 白石」の石標の矢印に従って、国道からは右手に上って行く土の山道に入る。
・すぐに左に曲がって、なおも上って行く。
・突然視界が開け右手前方に山並みが見える。明日はここを越えて高千穂に行くのだろうか。
・なおも山道を行くと、左手に石の道標があり、その左に「史蹟 道標 板碑」と題する白い標柱、右手に「標示」と題する案内板がある。馬見原の酒造業者八田恒助が天保十二年(1841)寸志上納により地士を仕り苗字を許された記念に、「籠場」(休憩所)であるここに建てたものだそうだ。道標は、読めないが、古道日向往還《散策の記録》」(日向往還顕彰会)によると、「右へいたてみち 左やべくまもとみち」と書かれているようだ。
・ここは変形四辻になっており、右前の二股に「日向往還 白石御籠場跡」の石標がある。