幣立神社の森 山都町大野
HP「山都観光ガイドブック」による説明は、次のとおり。表参道の石段を往復したので、横参道の並木の中で最大の五百枝(いおえ)杉は見忘れた。
幣立神社の森(へいたてじんじゃのもり) ふるさと熊本の樹木/山都町天然記念物
所在地:山都町大野
樹齢:400年以上 樹種:スギ 幹周:7.0m 樹高:34m
アクセス:国道218号、旧清和村をとおり過ぎて約4km また国道265号高森方面からそよ風パークを過ぎて約5kmの距離にある。熊本方面から馬見原行きのバスで約2時間
幣立神社は、阿蘇南外輪山のなだらかな斜面の東南部が九州中央山地の北端に接し、西に流れて有明海に注ぐ緑川と東に流れて太平洋に注ぐ五ヶ瀬川の分水嶺となる、眺望の良い丘の上にあります。国道218号から旧蘇陽町に入るとひと際高い杉木立が左手にみえます。広い境内は巨樹が林立する県内一ともいわれる社叢の荘厳な雰囲気に包まれます。ここには伊勢神宮の内宮と外宮と阿蘇十二社と北宮が合祀されています。阿蘇の神話の中心である健盤龍命(たけいわたつのみこと)は、大和朝廷を開かれた神武天皇の御孫です。命は五ヶ瀬川をさかのぼって、高千穂経由でこの地に到着され、ここで幣を立てて天神地祇を祀り、阿蘇への第一歩とされたといわれています。表参道の石段と直交する横参道は、巨大な杉並木が神々しい雰囲気を醸し出しています。並木の中で最大の五百枝(いおえ)杉があります。名前が示すように多くの枝が豊かに茂る素晴らしい枝振りで、根本から何本にも分かれた大枝が高く伸び、神様をお迎えしているようです。