月別アーカイブ: 2014年10月

鹿児島県のアーチ式石橋 中坊の太鼓橋  南さつま市坊津町坊

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鹿児島県のアーチ式石橋 中坊の太鼓橋  南さつま市坊津町坊

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」鹿児島県の石橋によるデータは、次のとおり。
後ろは「谷川橋」は、中坊の太鼓橋を模したようなコンクリート張り橋。「中坊の太鼓橋」と関係ないが、参考に載せる。一乗院跡の奥ノ院川(現大谷川)上流に架かる。

№1,577  中坊の太鼓橋(復元石橋)

南さつま市坊津町坊 中坊
橋長:3.8m  橋幅:4.0m  径間:3.4m  拱矢:1.9m
坊津町歴史民族資料館から国道226号線を400m南下したところ、道路わきにあります

太鼓橋(てこばし)
「昔、奥ノ院川(現大谷川)には橋がなく石伝いに渡っていたので大水がでたときには、里人たちは大変難儀をしていた。それを見かねた坊ノ浜の豪商・蒲地曽左衛門が、享保6年(1721)の10月に架けた橋である。その後、大正5年(1916)10月の県道工事で土台を残し架け替えられた。この橋は、唐(中国)の石積みの形式によったもので県内でも貴重な橋であり、形が太鼓のようになっていたところから太鼓橋(てこばし)と呼ばれた。また橋に使われた石は奥ノ院川から採ったものと伝えられている。
現太鼓橋は国道改良工事に伴い、平成13年(2001)1月鹿児島県により現在地に移設復元されたものです。」

谷川橋(新設橋)

南さつま市坊津町坊
中坊の太鼓橋を模したものでしょうか。

輝津館から見る双剣石周辺  南さつま市坊津町坊

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輝津館から見る双剣石周辺  南さつま市坊津町坊

鹿児島県教育委員会HP「鹿児島県の文化財」、及び現地説明板の説明は、次のとおり。「六十余州名所図会」(東京国立博物館所蔵)の図と現代の双剣石写真は、南さつま市パンフレットから。坊津観光マップも載せる。

坊 津
【所在地】南さつま市坊津町大字坊字御崎
【種 別】国指定名勝
【指定年月日】平成 13 年1月 29 日

坊津は薩摩半島の西南端に発達したリアス式海岸である。古くは遣唐使の寄港地であったが,近世以降は美しい海岸の景勝地として有名となった。文禄3(1594)年に豊臣秀吉と対立して坊津に配流された近衛信輔は,坊津海岸の八つの景勝地からなる「坊津八景」を選んで和歌を残した。そのうちのひとつが屹立する巨大な二石からなる双剣石で,江戸時代の浮世絵師歌川広重の『六十余州名所図会』にも主景として描かれている。坊津は近世を通じて薩摩地方独特の海岸風景として喧伝され,その文化的背景を有する風景の価値は極めて高い。

南さつま海道八景  7 輝津館から見る双剣石周辺

輝津館からは、天に向かって剣のようにそそり立つ双剣石を見ることができます。穏やかな波間に対峙するようにそそり立ち、それぞれの高さは27メートルと21メートル。坊津入口網代湾近くに位置します。
また、双剣石一帯は、その景観に加え、歴史・文化的風景が評価され、国の名勝「坊津」として指定されています。
浮世絵で有名な歌川(安藤)広重が画題に用いるなど、江戸時代から著名な地で、周辺の網代湾で行われる漁の様子は、遠方から見物客が訪れるなど、漁業観光のはしりであったと言われています。

坊津歴史資料センター輝津館  南さつま市坊津町坊

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坊津歴史資料センター輝津館  南さつま市坊津町坊

ウィキペディアフリー百科事典による説明は、次のとおり。長崎県大村市や最近、生月島でも発見されている薩摩塔の展示品を確認したかったが、館内は撮影禁止のため、屋外の展示物を写した。薩摩塔の写真は同館パンフレットから。

坊津歴史資料センター輝津館

事業主体  南さつま市
管理運営  南さつま市
所在地   〒898-0101 鹿児島県南さつま市坊津町坊9424番地1
アクセス  鹿児島市から車90分

坊津歴史資料センター輝津館(ぼうのつれきししりょうせんたーきしんかん)は、鹿児島県南さつま市にある博物館。

概要
日本三津の一つに数えられた坊津の交易資料、仏教資料、漁具などの民俗資料を所蔵・展示している。
主な展示品
・絹本著色八相涅槃図 – 龍巌寺(南さつま市坊津町坊)から寄託。国の重要文化財に指定。
利用情報
・休館日:館内燻蒸日、館内整理日  ・開館時間:9時〜17時
・入館料:大人300円(小中学生100円、幼児無料)、20名以上の団体大人210円(小中学生70円)

海印寺磨崖文字  南さつま市坊津町泊

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海印寺磨崖文字  南さつま市坊津町泊

ブログ「坊津遺産」史跡めぐり記事による説明は、次のとおり。国道226号から南さつま農協坊津支所の方へ入り攝光寺先の橋を渡る。水道事務所前にある大きな岩の磨崖遺跡。

海印寺磨崖文字
由来ははっきりしないが、土地の昔からの言い伝えでは、船の「とも」(船の後部)から掘ったものと伝えられる。磨崖文字からして海印寺の住職が、生きている時に、自分の冥福を祈るために掘ったものと思われます。
また、文字の他に地蔵の彫刻や祠なども海印寺橋を挟んだ両側にあります。なお、海印寺は、伊集院広済寺の末寺で臨済宗であったと伝えられます。

まっどくんかわ(弘法の井川)  南さつま市坊津町泊

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まっどくんかわ(弘法の井川)  南さつま市坊津町泊

現地説明板は、次のとおり。泊・宇都集落の中央部にあり、海岸通り国道226号沿いに見える。
地元では「まっどくんかわ」と呼んでいる。近くに東光寺末堂があったところから、この一帯を「まっどう」と呼んだことから、こう呼ぶようになったと推定されている。

まっどくんかわ(弘法の井川)
南さつま市指定有形民俗文化財  指定年月日 昭和62年8月20日
凝灰岩の切石を組んで造られた井川(井戸)で、かつてこのような井川が坊津地区に数多くみられたが、今日ではその多くが姿を消していることから、貴重なものである。
この井川の水は年中枯れることなく、付近の人々の生活用水、鰹漁業等の産業用水として使われてきた。
昔、弘法大師が西国行脚の途中、のどの渇きを覚え、この浜に杖をさしたところ、水が湧き出たという伝説が残されている。
以前は箱型だったが大正13年に現在の姿に改造された。
南さつま市教育委員会

丸木崎展望所  南さつま市坊津町泊

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丸木崎展望所  南さつま市坊津町泊

現地説明板は、次のとおり。新しいトンネルを通らず、前国道の道を上へ上がって行く。

南さつま海道八景  6 丸木崎展望所から見る泊浦一帯
丸木崎展望所からは、史と景のまち「坊津」を代表する泊浦をはじめ、風車が立つ番場山や丸木浜の景観を見ることができます。沖合には、瀬と呼ばれる小島もあり、松島や蒲鉾瀬、双子瀬、山島、人形瀬など美しいリアス式海岸の自然美が広がっています。
水平線の彼方に沈む夕日の光景は神秘的で、しばし見とれるほどの美しさです。

久志湾のアコウ  南さつま市坊津町久志

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久志湾のアコウ  南さつま市坊津町久志

現地説明板は、次のとおり。

久志湾のアコウ
科名 クワ科  樹樹 300年  幹周り 7.0m〜8.0m  齢高 19.8m〜22.0m
この2本のアコウは南薩地区を代表する巨樹です。
アコウは元来、樹勢の強い木ですがこれほどの巨樹は少なく貴重な木です。かつて、密貿易が盛んな頃には、貿易船の係留や目印に使われていたと言われています。地域の方々とともに大切に保護していきたい木です。
調査 平成22年2月  特定非営利活動法人 縄文の森をつくろう会  南薩地域振興局

落水展望所から見る亀ヶ丘岩壁  南さつま市坊津町秋目

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落水展望所から見る亀ヶ丘岩壁  南さつま市坊津町秋目

鹿児島県HPの南薩の観光ルート(坊野間風景街道)による説明は、次のとおり。

落水からは,亀の形に切り立った崖の亀ヶ丘岩壁を見ることができます。亀ヶ丘は標高387m,山頂が亀の形に見える山で,その頂には展望所・休憩所・トイレ・遊歩道が整備され,牧場にはなだらかなスロープが広がり,放牧された牛がのんびり草をはむ様子を見ることができます。山頂からは,雄大な東シナ海や起伏に富んだリアス式海岸,広大な大浦干拓や日本三大砂丘の吹上浜,快晴の日には桜島,開聞岳までが一望できます。

鑑真の里 秋目  南さつま市坊津町秋目

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鑑真の里 秋目  南さつま市坊津町秋目

坊津町秋目は唐招提寺を建てた鑑真大和上が、天平勝宝5年(753)に幾多の困難を乗り越え、日本上陸の第一歩を記したところ。入江が多い美しい海岸線は天然の良港になっている。
秋目浦を望む高台に鑑真大和上の座像と記念館がある。

笠沙美術館展望所と杜氏の里笠沙  南さつま市笠沙町赤生木

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笠沙美術館展望所と杜氏の里笠沙  南さつま市笠沙町赤生木

以下、HP「新焼酎紀行」から一部引用。

笠沙町南岸部は坊野間県立自然公園に指定されており、坊津に着くまで随所でリアス式海岸がみられる。 笠沙南岸は、「古事記」の神代記に、こう書かれている。
「向韓國 眞來通笠紗之御前而 朝日之直刺國 夕日之日照國也 故 此地甚吉地詔而」
この地は朝鮮に向かい、笠沙の岬にまっすぐ通じていて、朝日がまっすぐに照り輝く国。夕日が明るく輝る国である。それゆえこの地はまことによいところである。(「現代語で読む歴史文学<古事記>」勉誠出版)。

笠沙美術館展望所は、町の出口に当たる黒瀬にある。笠沙美術館展望所からは、島やその先の唐岬が一望できる。なかでも美術館の中庭からの眺めは、沖秋目島を真ん中に四角く景色が切り取られて一幅の絵画のようだ。沖秋目島は、007映画の秘密基地の舞台となった島である。

黒瀬はまた、焼酎とも縁が深い。ここは各地で活躍する「黒瀬杜氏」の出身地で、町にはその知識と技能を伝承するためにつくられた「杜氏の里笠沙」が美術館のほぼ向かいに建つ。展示場、製造設備、売店を併設して、焼酎を造るときに使った器具などを紹介するとともに、昔ながらの方法で焼酎を実際に製造し、その様子を見学したり製品を売店で購入したりもできる。
ずんぐりとして不思議な形をした瓶に入る「一どん」は、人気が高く地元でもなかなか手に入らない。その蔵元がここになる。