まっどくんかわ(弘法の井川) 南さつま市坊津町泊
現地説明板は、次のとおり。泊・宇都集落の中央部にあり、海岸通り国道226号沿いに見える。
地元では「まっどくんかわ」と呼んでいる。近くに東光寺末堂があったところから、この一帯を「まっどう」と呼んだことから、こう呼ぶようになったと推定されている。
まっどくんかわ(弘法の井川)
南さつま市指定有形民俗文化財 指定年月日 昭和62年8月20日
凝灰岩の切石を組んで造られた井川(井戸)で、かつてこのような井川が坊津地区に数多くみられたが、今日ではその多くが姿を消していることから、貴重なものである。
この井川の水は年中枯れることなく、付近の人々の生活用水、鰹漁業等の産業用水として使われてきた。
昔、弘法大師が西国行脚の途中、のどの渇きを覚え、この浜に杖をさしたところ、水が湧き出たという伝説が残されている。
以前は箱型だったが大正13年に現在の姿に改造された。
南さつま市教育委員会