輝津館から見る双剣石周辺  南さつま市坊津町坊

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

輝津館から見る双剣石周辺  南さつま市坊津町坊

鹿児島県教育委員会HP「鹿児島県の文化財」、及び現地説明板の説明は、次のとおり。「六十余州名所図会」(東京国立博物館所蔵)の図と現代の双剣石写真は、南さつま市パンフレットから。坊津観光マップも載せる。

坊 津
【所在地】南さつま市坊津町大字坊字御崎
【種 別】国指定名勝
【指定年月日】平成 13 年1月 29 日

坊津は薩摩半島の西南端に発達したリアス式海岸である。古くは遣唐使の寄港地であったが,近世以降は美しい海岸の景勝地として有名となった。文禄3(1594)年に豊臣秀吉と対立して坊津に配流された近衛信輔は,坊津海岸の八つの景勝地からなる「坊津八景」を選んで和歌を残した。そのうちのひとつが屹立する巨大な二石からなる双剣石で,江戸時代の浮世絵師歌川広重の『六十余州名所図会』にも主景として描かれている。坊津は近世を通じて薩摩地方独特の海岸風景として喧伝され,その文化的背景を有する風景の価値は極めて高い。

南さつま海道八景  7 輝津館から見る双剣石周辺

輝津館からは、天に向かって剣のようにそそり立つ双剣石を見ることができます。穏やかな波間に対峙するようにそそり立ち、それぞれの高さは27メートルと21メートル。坊津入口網代湾近くに位置します。
また、双剣石一帯は、その景観に加え、歴史・文化的風景が評価され、国の名勝「坊津」として指定されています。
浮世絵で有名な歌川(安藤)広重が画題に用いるなど、江戸時代から著名な地で、周辺の網代湾で行われる漁の様子は、遠方から見物客が訪れるなど、漁業観光のはしりであったと言われています。