月別アーカイブ: 2009年9月

上五島 大曽のサクラ  南松浦郡新上五島町青方郷

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上五島 大曽のサクラ  南松浦郡新上五島町青方郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方の中心街入口「五島バス青方営業所」まで行き、国道から左折して青方湾沿いに大曽教会への市道に入る。
漁業協同組合などある海岸埋立地の広い直線道路を過ぎると、車道は狭くなり左道脇の一角に海上安全・漁業繁栄・町内平和「祈念」碑がある。一字一石塔もある。
サクラの老木は碑の後ろに立つ。大曽教会が対岸に見えるあたりである。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑭    樹 種 桜    胸高直径 1.00(3.10m)
位 置 上五島 大曽  市道青方船崎線 左園池商店前 祈念碑横
概 要 五島一の桜

上五島 今里のムクロジュ  南松浦郡新上五島町今里郷

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上五島 今里のムクロジュ  南松浦郡新上五島町今里郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方近く前上五島町今里郷に入って今里湾まで出ると、左川岸に今里小学校が見え国道から左折して今里橋を渡る。小学校前を通り史跡「今里平家塚」まで行き、塚正面の右の細い車道へ入り集落の中を500mほどまっすぐ進む。
白塗りの大きな空家角に左に登る石段があり、この高台に地蔵堂が見える。地元では「今里お地蔵様」でなく「浜様」と呼んでいた。地蔵堂の左横に立つのがムクロジュ。下の道路から眺めても木立が一際高い。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑪    樹 種 ムクロジュ   位 置 上五島 今里 今里お地蔵様横
概 要 上五島一のムクロジュ 羽根つきの羽根の玉

上五島 今里のクロガネモチ  南松浦郡新上五島町今里郷

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上五島 今里のクロガネモチ  南松浦郡新上五島町今里郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方近く前上五島町今里郷に入って真手ノ浦から今里トンネルを抜けると、今里湾の最奥に出る。右手に谷間が広がり、信号のある交差点から右折して今里三王山線の市道へ入る。
100mほど進むと左道脇に赤茶けたクロガネモチが立つ。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑨    樹 種 クロガネモチ    胸高直径 0.80(2.52m)
位 置 上五島 今里
概 要 市道今里三王山線1号線 入って100m左家の横

上五島 真手ノ浦のツバキ  南松浦郡新上五島町今里郷

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上五島 真手ノ浦のツバキ  南松浦郡新上五島町今里郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方との中間位が若松町荒川郷と上五島町今里郷の旧町境であり、今里郷に入ってすぐの集落が真手ノ浦である。
海岸通り国道のバス停から真手ノ浦カトリック教会への道に入るが、教会まで行かないですぐ左手の路地へ入る。ツバキは集落の左側斜面地の竹薮の中にありコンクリートの細坂道を上がると、木の根元に町が最近設置した「真手ノ浦のツバキ」青色標識がある。ツバキは根元に近寄れず、畑上の道から見ることとなる。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑧    樹 種 椿    胸高直径 0.31(1.73m)
位 置 上五島 真手ノ浦  谷山宅下
概 要 途中にも台切りした椿あり要ツル切り

若松 高仏のタブ  南松浦郡新上五島町荒川郷

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若松 高仏のタブ  南松浦郡新上五島町荒川郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方との中間位が荒川郷で、「元倉トンネル」を抜けると高仏となる。国道をそのまま進むと左手海岸に小島があり、小島鉄工所がある。国道反対側のこんもりした木立がタブの巨樹であり、近くの小川脇に平家塚が祀られている。
同タブの木の以前の記事は  https://misakimichi.com/archives/1087

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑦    樹 種 タ ブ    胸高直径 1.90(6.0m)   位 置 若松 高仏
概 要 五島一のタブの木

若松 白魚のハマボウ  南松浦郡新上五島町宿ノ浦郷

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若松 白魚のハマボウ  南松浦郡新上五島町宿ノ浦郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。若松大橋へ分岐するところが「白魚」交差点で、国道をそのまま進むと、中五島高校との中間位に左下の海岸へ下る「白魚千人塚」の案内標識がある。
海岸へ降りて左奥に「白魚千人塚」があり、この手前にハマボウの群落が見られる。反対に右奥へ行くと突堤の広場があり、その隅にハマボウの大木1本が生えている。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑥    樹 種 ハマボウ    位 置 若松 白魚
概 要 まとまりと大きさが珍しい

奈留島 (2)城岳展望台・皺の浦ビーチロックほか  五島市奈留町

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奈留島 (2)城岳展望台・皺の浦ビーチロックほか  五島市奈留町

五島市奈留島の風景・史跡。HP「五島市奈留町の観光地」による説明は次のとおり。

写真  1〜  5   城岳城跡展望台
中世期に奈留氏(土地の豪族)が山頂に城を構えたことから城岳の名前がついたといわれています。現在は,山頂に展望台やアスレチック広場,遊歩道が整備されています。
展望台に設置してある望遠鏡を覗くと,晴れた日には,長崎の女神大橋が見えるという噂もありますが…。写真(4枚目)は,展望台から見た奈留高校(左)と奈留小中学校(右),中央は奈留小中学校グラウンド。

写真  6〜  8   宿輪の淡水貝化石含有層付近

写真  9        江上教会
江上教会は、旧江上小学校わきの林の中に建っています。教会建築では名工と名高い、長崎県出身の鉄川与助により、大正7年(1918)に建てられました。木造で、派手さのない素朴な教会ですが、外壁がクリーム色で,窓枠が水色に塗られ、清楚な雰囲気を醸し出しています。「長崎から世界遺産を『長崎の教会群とキリスト教関連遺産』」のリストの一つにもあげられてます。
別掲参照  https://misakimichi.com/archives/1987

写真 10〜 14   皺の浦ビーチロック(大串池塚海岸)
写真 15〜 16   遠命寺トンネル

写真 17        宮の森総合公園
小中高合同遠足の目的地です。奈留の自然を満喫できる野外活動施設です。ログハウス,バンガロー,シャワー棟,大浴場,テニスコート,ミニゴルフ場,などレクレーション施設が充実しています。近くには宮の浜海水浴場もあり,夏には家族連れや各種グループので賑わいます。また,奈留島で行われるイベント(4月に行われる五島綱引き選手権in奈留の前夜祭など)の会場にもなっています。

奈留島 (1)前島のトンボロ・奈留千畳敷ほか  五島市奈留町

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奈留島 (1)前島のトンボロ・奈留千畳敷ほか  五島市奈留町

五島市奈留島の風景・史跡。HP「五島市奈留町の観光地」による説明は次のとおり。

写真  1〜  2   前島のトンボロ(砂嘴)
砂嘴(さし)とは,沿岸流により運ばれた小石や砂が堆積して形成される,嘴(くちばし)形の地形のことです。奈留島では,奈留島港の南側にある前島と末津島が砂嘴によって結ばれています。大潮の干潮時には,砂嘴が青白くのび,美しい景観をに変わります。例年7月には,奈留のボランティア団体である「DonDon奈留」と奈留高校生が協力して,漂流物を回収したり草刈りをしたりして環境の保護活動を行っています。観光客に大人気のスポットです。

写真  3〜  4   奈留港ターミナルと離岸中のフェリー「太古」
写真  5        奈留島観光マップ
写真  6〜  7   舅ヶ島海水浴場

写真  8〜 11   奈留千畳敷(舅ヶ島海岸)
千畳敷は,畳が千枚も敷けるほど広い場所という意味から付けられた名称です。奈留島の千畳敷は,大きな岩が,小島と連なっており,空の青・海の碧・小島の緑と相まってすばらしい自然の美を誇ります。観光客に人気のスポットであるだけでなく,町民の行楽地でもあります。
また,隣接する舅ヶ島海水浴場は,砂浜でなく,美しく磨かれた玉砂利を敷きつめた海水浴場です。

写真 12〜 13   奈留神社
写真 14        奈留唯一の信号機(旧奈留小前 メインストリート)
写真 15        ユーミンの歌碑
ユーミンが,奈留高校(当時五島高校分校)の生徒の投書に応えて『瞳を閉じて』を作詞・作曲しプレゼントしました。これを記念する歌碑が,奈留高校正門を入るとすぐ左側に建てられています。歌碑の文字はユーミンの直筆です。いまでは,奈留高校の入学式や卒業式では必ず歌われます。

写真 16〜 17   奈留教会
写真 18        樫木山ダム

阿古木のアコウ  五島市奈留町阿古木

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阿古木のアコウ  五島市奈留町阿古木

奈留港ターミナルから奈留のメインストリートを抜け、三本松か船廻経由で相ノ浦湾と船廻湾に挟まれた細長い半島の途中にある阿古木へ行く。アコウは集落先の海岸沿い道路脇にある。
後ろの写真は、阿古木の先となる水ノ浦集落にある教会。

2003年針本氏調査資料によるHP「奈留島の巨木達」は、次のとおり記している。cmは幹回り。「阿古木」の地名は、アコウの木と関係はないらしい。
アコウ   阿古木(道路脇):胸高で743cm、2股の主幹のみ

江上天主堂  五島市奈留町大串

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江上天主堂  五島市奈留町大串

奈留港ターミナルから奈留高校の方へ向い、学校手前から西海岸通りの道へ入る。港から約8kmの大串湾沿いに江上天主堂がある。または港から県道168号線により相ノ浦湾沿いに行き、遠命寺トンネルを抜けると江上天主堂に着く。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。天主堂内写真は現地説明板から。後ろ2枚は、敷地内で見た桁石橋。

江上天主堂  重要文化財(国指定) 

鉄川与助の設計施行による木造天主堂の代表作
よみがな えがみてんしゅどう
指定年月日 平成20年(2008)年6月9日
所在地 五島市奈留町大串1131−2
所有者 カトリック長崎大司教区
年代 大正7年(1918)
奈留島には、江戸時代後期に大村藩領から開拓民が移住したが、そのほとんどは潜伏キリシタンであった。明治6年(1873)にキリスト教禁制の高札が撤廃されると、江上地区では民家を借りてミサを行っていた。その後、明治39年(1906)に現在の江上天主堂のある場所に簡素な木造教会堂を建てたが、この木造教会に関する資料は残されていない。現在の天主堂は、大正7年に鉄川与助(※1)の設計・施行によって建てられ、平成14年2月26日に長崎県指定有形文化財に指定された。世界遺産暫定一覧表に登録されている「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の構成資産候補のひとつ。
左右対称のシンプルな外観であるが、内部はリヴ・ヴォールト天井(※2)など、天主堂として本格的な立面構成となっている。柱には手書きで木目模様を施し、さらにステンドグラスの代わりに、透明ガラスに花を描くなどの工夫もみられる。大正から昭和初期にかけて多くの教会が鉄筋コンクリート造へと変遷していく中で、江上天主堂は小規模ながら木造教会堂としての完成形といえる出来を示し、鉄川与助による木造天主堂の代表作である。
我が国における木造天主堂のうち、完成度の高い作品として歴史的価値が高く、鉄川与助の手がけた木造天主堂の代表作としても重要であり、指定基準の「歴史的価値の高いもの及び流派的又は地方的特色において顕著なもの」に該当する。

※1 上五島に生まれ(1879〜1976)、代々の建築業を継ぎ、数多くの教会建築に携わった。  ※2 天井に交差するアーチを渡してつくる曲面の天井のこと。