月別アーカイブ: 2009年9月

嵯峨島 (2)  五島市三井楽町嵯峨島

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

嵯峨島 (2)  五島市三井楽町嵯峨島

嵯峨島は、三井楽町貝津港から定期船で20分。毎日4往復がある。島は漁業が盛んで他の地区に比べ若者が多い。明治中期、西彼杵から移住した隠れキリシタンを先祖に持つカトリック信者もおり、教会がある。
島の西側には、昭和34年に県の天然記念物に指定されている火山海食崖(がい)が続く。多くの奇岩や海食洞を見ることができ、火山の内部構造を観察できる。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

北側の男岳は火砕丘で海岸付近の傾斜が比較的急。一方南側の女岳は小型楯状火山といえる。裾野の緩やかな火山。2つの火山が島の中心地である港附近で接合している。
島内の両火山を一周するコースがある。徒歩約8km、3時間を要する。

嵯峨島火山海食崖  天然記念物(県指定) 

よみがな さがのしまかざんかいしょくがい
指定年月日 昭和34年(1959)年5月19日
所在地 五島市三井楽町嵯峨島
管理責任者 五島市
嵯峨島は,福江島三井楽町貝津の西5kmに浮かぶ南北3.3km,東西の最大幅2.3km,面積2.82k㎡のひょうたん形をした小島である。北部に男岳(151m)と,南部に女岳(130m)があり,いずれも玄武岩質の赤色の火山砕屑物が積み重なった噴石丘である。この火山体の西側は海食により削りとられ,火山砕屑物の成層状態や,玄武岩溶岩の貫入する様子が見事に露出している。男岳南部(嵯峨島港の北岸附近)や,女岳南西部のモグリ瀬では,噴石丘形成の初期の火山活動の噴出物であるよく成層した凝灰角礫岩が露出する。噴石丘(臼状火山)の形成過程を知る上で,「新魚目(しんうおのめ)曽根火山赤ダキ断崖」とともに,貴重な地学的資料である。なお,男岳の東方に開いた火口内に散在する火山弾や岩滓中に鏡鉄鉱(赤鉄鉱の結晶)が含まれているのは珍しい現象である。

嵯峨島 (1)  五島市三井楽町嵯峨島

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

嵯峨島 (1)  五島市三井楽町嵯峨島

嵯峨島は、三井楽町貝津港から定期船で20分。毎日4往復がある。島は漁業が盛んで他の地区に比べ若者が多い。明治中期、西彼杵から移住した隠れキリシタンを先祖に持つカトリック信者もおり、教会がある。
島の西側には、昭和34年に県の天然記念物に指定されている火山海食崖(がい)が続く。多くの奇岩や海食洞を見ることができ、火山の内部構造を観察できる。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。

北側の男岳は火砕丘で海岸付近の傾斜が比較的急。一方南側の女岳は小型楯状火山といえる。裾野の緩やかな火山。2つの火山が島の中心地である港附近で接合している。
島内の両火山を一周するコースは、徒歩約8km、3時間を要する。

嵯峨島火山海食崖  天然記念物(県指定) 

よみがな さがのしまかざんかいしょくがい
指定年月日 昭和34年(1959)年5月19日
所在地 五島市三井楽町嵯峨島
管理責任者 五島市
嵯峨島は,福江島三井楽町貝津の西5kmに浮かぶ南北3.3km,東西の最大幅2.3km,面積2.82k㎡のひょうたん形をした小島である。北部に男岳(151m)と,南部に女岳(130m)があり,いずれも玄武岩質の赤色の火山砕屑物が積み重なった噴石丘である。この火山体の西側は海食により削りとられ,火山砕屑物の成層状態や,玄武岩溶岩の貫入する様子が見事に露出している。男岳南部(嵯峨島港の北岸附近)や,女岳南西部のモグリ瀬では,噴石丘形成の初期の火山活動の噴出物であるよく成層した凝灰角礫岩が露出する。噴石丘(臼状火山)の形成過程を知る上で,「新魚目(しんうおのめ)曽根火山赤ダキ断崖」とともに,貴重な地学的資料である。なお,男岳の東方に開いた火口内に散在する火山弾や岩滓中に鏡鉄鉱(赤鉄鉱の結晶)が含まれているのは珍しい現象である。

七ツ岳  五島市玉之浦町荒川  平成21年9月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

七ツ岳  五島市玉之浦町荒川  平成21年9月  

七ツ岳は福江島にある標高431.6mの岩峰。九州百名山の1つである。山域は花崗斑岩で成り、五島列島最高峰父ヶ岳(461m)が近くで山脈を同じとする。
父ヶ岳は植林が目立つが、七ツ岳一帯は七岳神社神域に当たり原生林が多い。名の通り7つの峰が鋸歯のように聳え、稜線は荒々しい山容である。
平成21年9月17日(木)快晴。荒川側の七岳神社登山口から登った。麓からの写真では一番右端の高い峰が七ツ岳山頂である。山行記録はHPに多くあるが、次を参照した。
http://ooitanoyama.in.coocan.jp/sub1025.html

福江島西端の荒川の先、国道384号線「矢の口橋」バス停から右折する。玉之浦町ふれあい温泉センター前を通り、七岳川沿いを約2km上ると七岳神社へ着く。林道はまだ登り約800m先で終点となる。数台の駐車場があり、ここが荒川側からの登山口となる。
昔、七岳神社が建っていた奥殿へ急な石段の参道を登る。石垣が残る平坦地に着くと、奥に七岳神社の奥殿石祠が祀られている。
ここに案内図や道標があり「健脚コース」と「巨木コース」に分かれ、「巨木コース」を取る。巨木を写しながら20分ほどで「健脚コース」と合流し、尾根鞍部の寺脇分岐へ着いた。

寺脇分岐から道標に従って、七ツ岳は南東へ稜線上のコースとなる。岩の露頭する道となり、少しずつ上がると地形図の328mピークだが、ここは7峰ではない。
しばらく緩やかに下る。左右は樹林に覆われ展望が全くない。切れ落ちた痩尾根の稜線歩きが続く。小さなアップダウンの後、次第に岩場登りが多くなり、急に右前方が開け、目指す山頂方向が望めるようになる。このあたりが七岳神社側から数えて7峰の1番目ピークのようである。
さらに尾根を進み岩場を登って行くと、はっきりした岩場のピークに出る。ここが2番目ピークと思われる。南西側の展望が開け、荒川湾が良く見える。さらに登ると北東方向の尾根と出合い、道標あり進路は右へ曲がり急な登りとなる。

灌木帯を登りきって4番目?ピークへ達する。高く狭い岩場のピークで、高度感を味わいながら四方の展望が楽しめる。旗竿が立てられ七ツ岳山頂と勘違いするようなピークである。7峰の中心に位置し、景観は山頂より良い。麓から目立つ峰である。
前方にまだ2つのピークとその先に最高峰の七ツ岳山頂がある。岩場の急な下りは注意し、岩峰を越え最後の登りにかかって、やっと七ツ岳山頂に到着した。
三等三角点があり標高431.5m。七岳神社上の駐車場から2時間半を要した。頂上からは二本楠あたり山内盆地の展望が良い。五島にこんな広い平野部がある。

さてさて下りだが、登り降りがきつい同じ稜線道を戻る気がしない。南側の尾根伝いに県道27号線の七岳口バス停へ降りることとした。
最初は急な岩場を一気に下る。後は照葉樹林やヒノキ林内の坦々とした尾根歩きとなる。案内図には七岳神社へ尾根から抜ける山道と林道の遊歩道コースを書いてあるが、途中には何の道標がなかった。廃道になったと思われ無理せずそのまま過ぎ、道標の指定どおり地蔵堂がある七岳公園登山口へ1時間で下った。
逆コースだと七ツ岳山頂まで1時間15分ほどかかる。登りだときつそうだ。荒川方面へ五島バスの便がちょうどあり、最初の国道384号線「矢の口橋」バス停まで乗り継いで、車を取りに七岳神社上の駐車場へ歩いて戻った。最後の写真は、山内盆地二本楠近くから望んだ七ツ岳。

鯨見山・横浦捕鯨基地跡地・一二三滝ほか  南松浦郡新上五島町

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

鯨見山・横浦捕鯨基地跡地・一二三滝ほか  南松浦郡新上五島町

南松浦郡新上五島町の風景と史跡。有川の鯨見山・横浦捕鯨基地跡地・丹那山系一二三滝と新魚目の小串郷への道。最後は奈摩湾矢堅崎の夕日。
長崎県警察サイトの「おまわりさんが話す地域の話 28(新上五島警察署)」による鯨見山の説明は次のとおり。
鯨見山展望台と鯨供養碑

南松浦郡有川町(現・新上五島町)有川郷
その昔、有川が捕鯨の町として栄えた頃、鯨見の番人が鯨の進入遊泳状況等を常に見張っていたところから、その名がついたものといわれています。この山の南西側には番所先とか納屋場と呼ばれるところが今も残っており、これも捕鯨業との関わりにおいて生じた俗称です。
この山の頂上あたりには、有川捕鯨の開祖・江口甚右衛門が正徳2年(1712)に建立した鯨供養碑が北東の海に向けて建てられており、そのうちの1基は風化が酷く、僅かに数文字が読みとれるだけです。
県の文化課発行の資料によれば、この供養碑は、「単に鯨の供養というだけでなく、元禄4年から正徳2年までの約200年間の鯨の捕鯨数を明記した点、1つの漁業史料ともいうべく云々、有川捕鯨の貴重な記念碑であるといえよう。」と記述されています。

新上五島町の巨樹・名木  奈良尾のアコウ・大曽のウバメガシほか

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

新上五島町の巨樹・名木  奈良尾のアコウ・大曽のウバメガシほか

南松浦郡新上五島町の巨樹・名木。これまで紹介したものの外、新上五島町管内「椿・巨木調査」資料は、次(①以下⑳)を載せている。説明は以下のとおり。
URLのあるものは、2008年7月記事としているので参照。他は未訪問のため写真はない。

写真  1〜  2  奈良尾神社のアコウ(奈良尾 奈良尾郷)
https://misakimichi.com/archives/1088

写真  3〜  4  源寿院のイチョウ(若松 日島郷)
https://misakimichi.com/archives/1158

写真  5〜  6  中筋公園のアコウ(有川 有川郷)
https://misakimichi.com/archives/1161  

番 号 ①    樹 種 椿    胸高直径 0.63(2.0m)
位 置 奈良尾 高井旅  市道高井旅中山線 高井旅教会から300m先右上50m付近
畑の石垣

番 号 ②    樹 種 椿    胸高直径 0.31(1.0m)
位 置 奈良尾 高井旅  市道高井旅中山線 高井旅教会から800m道下
一ノ瀬宅3軒周り 3本根続き 畑の石垣

番 号 ③    樹 種 鬼へゴ  高 さ 1.2m
位 置 奈良尾 濁
概 要 盗掘注意 天然記念物

番 号 ④    樹 種 椿    胸高直径 0.47(1.5m)
位 置 若 松 桐古里  保育所前 修道院横 墓の中道

写真  7〜  8  月ノ浦のツバキ  https://misakimichi.com/archives/1159
番 号 ⑤    樹 種 椿    胸高直径 0.59(1.86m)
位 置 若 松 月ノ浦  山田宅前
概 要 大きさ、樹形等 総合点で五島一

番 号 ⑩    樹 種 リュウビンタイ  高 さ 1.50m
位 置 上五島 今 里  林道上五島縦貫線佐野原工区 基点上50m川横
概 要 盗掘注意

写真  9〜 10  青方のウバメガシ  https://misakimichi.com/archives/1159
番 号 ⑬    樹 種 ウバメガシ
位 置 上五島 大 曽  大曽教会下より海岸線100m先
概 要 天然記念物

写真 11〜 12  稗ノ口のツバキ  https://misakimichi.com/archives/1160
番 号 ⑯    樹 種 椿    胸高直径 0.68(2.16m)
位 置 上五島 青 方  稗ノ口
概 要 五島一の椿 近くにもう1本あり 0.58(1.85m) 要ツル切り

番 号 ⑳    樹 種 椿    胸高直径 0.54(1.70m)
位 置 有 川 七 目  七目農道上
概 要 椿とタブの木が交互 並木で並ぶ防風林 20本程度 要ツル切り

小奈良尾神社のエノキ  南松浦郡新上五島町奈良尾郷

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

小奈良尾神社のエノキ  南松浦郡新上五島町奈良尾郷

奈良尾港ターミナルから奈良尾トンネルを通り、有川方面への国道384号線に上がらず、右手海岸通りへ行くと小奈良尾神社がある。エノキは社殿の左に立つ。幹囲4.7m。

有川 太田のタブ  南松浦郡新上五島町太田郷

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

有川 太田のタブ  南松浦郡新上五島町太田郷

有川港ターミナルの手前、エレナ有川店がある有川橋から右折して、県道187号線により峠を越え南東海岸にある太田集落へ行く。太田漁港からさらに南へ小田川へ行く集落内の道を登ってから下って行くと、海岸近くを平行に通るところがあり、一軒の白い小屋がある。
タブの大木は小屋手前の林間に数本見られるが、小屋前の道路下のが一番大きい。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑱    樹 種 タブ    胸高直径 1.59(5.00m)
位 置 有川 太田  小田川へ行く途中道路右下

有川 太田のツバキ  南松浦郡新上五島町太田郷

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

有川 太田のツバキ  南松浦郡新上五島町太田郷

有川港ターミナルの手前、エレナ有川店がある有川橋から右折して、県道187号線により峠を越え南東海岸にある太田集落へ行く。太田漁港からさらに南へ小田川へ行く集落内の道を登って行くと、右へ入る坂道があり奥に太田墓地がある。
太田一帯を天正年代から領知した太田新左衛門顕彰碑(殿様墓)がある墓地で、ツバキは墓地の対面となる小高い畑地の上に、二本椿が生えているのが見える。
根元には町が最近、「太田の二本椿」の青色標識を付けている。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑲    樹 種 椿    胸高直径 0.46(1.45m)
位 置 有川 太田  墓地の付近
概 要 二本椿

新魚目 上小串のツバキ  南松浦郡新上五島町小串郷

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

新魚目 上小串のツバキ  南松浦郡新上五島町小串郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方峠を過ぎて新魚目の浦桑交差点から津和崎方面へ県道32号線などにより東海岸沿いに進む。似首では右市道へ。小串港を過ぎて北魚目小学校手前から左折する。学校背後の道は右、次は左折して上小串の北はずれの高台へ登って行く。
この道は「しんうおのめ温泉荘」に通じるが、左折してしばらくした家横の小沢コンクリート排水路の所に、町が最近設置した「上小串のツギキ」青色標識を見る。排水路の小橋へ畑道を上がると、根が横に這った珍しいツバキの老大木であった。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑰   樹 種 椿   胸高直径 0.58(1.84m)  位 置 新魚目 上小串  馬込宅北
概 要 根張りがよくみえる。家の裏の上には早咲きの椿がある。11月初旬椿が開花

上五島 青方のスギ  南松浦郡新上五島町青方郷

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

上五島 青方のスギ  南松浦郡新上五島町青方郷

奈良尾から有川に向け国道384号線を北上する。青方の中心街まで出て「青方交差点」ガソリンスタンド角から左折し、志摩方面への県道170号線に入る。
上五島中学校グランド下まで行くと「観音公園入口」の標識があり、左折して登ると尾根上で旧道と出合う。観音岳公園の方へ少し登ると、左下斜面に大スギ3本が並んで立っている。
「三本杉」と呼ばれる五島一の大スギである。写真に写すなら下道の車道から見上げるのが良いが、根元へ行く畑道には網が張られ近寄れない。

新上五島町管内「椿・巨木調査」資料による説明は次のとおり。
番 号 ⑮    樹 種 スギ
胸高直径 左 1.12(3.52m)  中 1.01(3.20m)  右 1.00(3.15m)
位 置 上五島 青方  観音公園上り口
概 要 田ンボ杉  別名 三本杉  五島一の杉
(針本氏によると地元での名称は”田んぼン杉”)