七ツ岳  五島市玉之浦町荒川  平成21年9月

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 12

イメージ 13

イメージ 14

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

七ツ岳  五島市玉之浦町荒川  平成21年9月  

七ツ岳は福江島にある標高431.6mの岩峰。九州百名山の1つである。山域は花崗斑岩で成り、五島列島最高峰父ヶ岳(461m)が近くで山脈を同じとする。
父ヶ岳は植林が目立つが、七ツ岳一帯は七岳神社神域に当たり原生林が多い。名の通り7つの峰が鋸歯のように聳え、稜線は荒々しい山容である。
平成21年9月17日(木)快晴。荒川側の七岳神社登山口から登った。麓からの写真では一番右端の高い峰が七ツ岳山頂である。山行記録はHPに多くあるが、次を参照した。
http://ooitanoyama.in.coocan.jp/sub1025.html

福江島西端の荒川の先、国道384号線「矢の口橋」バス停から右折する。玉之浦町ふれあい温泉センター前を通り、七岳川沿いを約2km上ると七岳神社へ着く。林道はまだ登り約800m先で終点となる。数台の駐車場があり、ここが荒川側からの登山口となる。
昔、七岳神社が建っていた奥殿へ急な石段の参道を登る。石垣が残る平坦地に着くと、奥に七岳神社の奥殿石祠が祀られている。
ここに案内図や道標があり「健脚コース」と「巨木コース」に分かれ、「巨木コース」を取る。巨木を写しながら20分ほどで「健脚コース」と合流し、尾根鞍部の寺脇分岐へ着いた。

寺脇分岐から道標に従って、七ツ岳は南東へ稜線上のコースとなる。岩の露頭する道となり、少しずつ上がると地形図の328mピークだが、ここは7峰ではない。
しばらく緩やかに下る。左右は樹林に覆われ展望が全くない。切れ落ちた痩尾根の稜線歩きが続く。小さなアップダウンの後、次第に岩場登りが多くなり、急に右前方が開け、目指す山頂方向が望めるようになる。このあたりが七岳神社側から数えて7峰の1番目ピークのようである。
さらに尾根を進み岩場を登って行くと、はっきりした岩場のピークに出る。ここが2番目ピークと思われる。南西側の展望が開け、荒川湾が良く見える。さらに登ると北東方向の尾根と出合い、道標あり進路は右へ曲がり急な登りとなる。

灌木帯を登りきって4番目?ピークへ達する。高く狭い岩場のピークで、高度感を味わいながら四方の展望が楽しめる。旗竿が立てられ七ツ岳山頂と勘違いするようなピークである。7峰の中心に位置し、景観は山頂より良い。麓から目立つ峰である。
前方にまだ2つのピークとその先に最高峰の七ツ岳山頂がある。岩場の急な下りは注意し、岩峰を越え最後の登りにかかって、やっと七ツ岳山頂に到着した。
三等三角点があり標高431.5m。七岳神社上の駐車場から2時間半を要した。頂上からは二本楠あたり山内盆地の展望が良い。五島にこんな広い平野部がある。

さてさて下りだが、登り降りがきつい同じ稜線道を戻る気がしない。南側の尾根伝いに県道27号線の七岳口バス停へ降りることとした。
最初は急な岩場を一気に下る。後は照葉樹林やヒノキ林内の坦々とした尾根歩きとなる。案内図には七岳神社へ尾根から抜ける山道と林道の遊歩道コースを書いてあるが、途中には何の道標がなかった。廃道になったと思われ無理せずそのまま過ぎ、道標の指定どおり地蔵堂がある七岳公園登山口へ1時間で下った。
逆コースだと七ツ岳山頂まで1時間15分ほどかかる。登りだときつそうだ。荒川方面へ五島バスの便がちょうどあり、最初の国道384号線「矢の口橋」バス停まで乗り継いで、車を取りに七岳神社上の駐車場へ歩いて戻った。最後の写真は、山内盆地二本楠近くから望んだ七ツ岳。