月別アーカイブ: 2008年9月

対馬海神神社の社叢  対馬市峰町木坂

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対馬海神神社の社叢  対馬市峰町木坂

国道382号線により峰町まで行く。国道は町の入口の西部中学校を過ぎて、河口の橋を渡るので、ここから左折して県道48号線へ入り、木坂まで三根湾沿いを回って行く。
「海神神社」は集落のはずれにあるので、西側海岸まで行く。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

対馬海神神社の社叢  県指定天然記念物

指定年月日 昭和50年9月2日  所在地 上県郡峰町大字木坂247
所有者 海神神社
この社叢は、対馬上島の西海岸近くの丘陵斜面にある。スタジイとウラジロガシを主木とし、クロマツやケヤキ、ヤマハゼをも混じえる。林下にはホソバカナワラビが密生し、アリドウシ・テイカカズラ・ベニシダ・ヤブコウジなど常緑植物が生育している。大陸系のノグルミやコバノチョウセンエノキもみられる。
社叢は全体として対馬西海岸の丘陵地をかつておおっていた照葉樹林の原型を、いまによく残していて貴重である。

40 木坂・海神神社の社叢  県  (峰町木坂)

林内や境内に巨樹・巨木の多い素晴しい社叢で、樹形の良いアカマツの巨木やクロマツも多くあります。また、キビタキ、サンコウチョウなどの野鳥やツシマウラボシシジミも簡単に見ることができます。
40 木坂海神神社社叢   ムクノキ   幹回り 6.00m  樹高 19m
40 木坂海神神社社叢   ス   ギ   幹回り 4.10m  樹高 35m
40 木坂海神神社社叢   アカマツ   幹回り 3.43m  樹高 24m

女連のケヤキ  対馬市上県町女連

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女連のケヤキ  対馬市上県町女連

国道382号線が峰町三根を過ぎ、山田山トンネルを抜けると上県町へ入る。すぐ次に新弓坂トンネルがあり、この入口に上県町鹿見や久原を通って「女連」(うなつら)へ出る県道189号線がある。峰町三根からが返って近い道がある。

「女連のケヤキ」は、女連漁港へ出てすぐ左方の谷合い空き地に見える。大きく枝を広げ、樹形がよい。根元に祠がある。惜しいことに、支幹の分岐部分を見ると空洞ができかかっていた。
海岸の「女連の立岩」へ行く時、見かけた。対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストにないような木。
ここが「34 座王大権現社叢」ではないようだ。対馬はケヤキも大木が多い。いちいちあげておられないためかも知れない。

女連の立岩  対馬市上県町女連

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女連の立岩  対馬市上県町女連

国道382号線が峰町三根を過ぎ、山田山トンネルを抜けると上県町へ入る。すぐ次に新弓坂トンネルがあり、この入口に上県町鹿見や久原を通って「女連」(うなつら)へ出る県道189号線がある。峰町三根からが返って近い道がある。

「女連の立岩」へは、女連漁港へ出て左岸の防波堤から、断崖下海岸のコンクリート舗装をした狭い歩道を約10分歩く。満潮時や波がかぶる日には通行できないだろう。
現地に案内板はなく、HPにあまり紹介がない。
HP「豪大のなんでも日記:女連の立岩 2007-03-03」に少し詳しい写真があった。

対馬観光物産協会パンフレット「対馬まる分かり!ガイドブック 対馬」による説明は次のとおり。5枚目の写真は、歩道側海岸の立岩に続いた岩脈。最後はスフィンクスに似た近くの「沖ノ瀬」という島。
10 女連の立岩(うなつらのたていわ)

そそり立つ奇岩と洗濯岩のコントラストはまさに大自然の造形美。釣り人も多い。

志多留のタチバナ  対馬市上県町志多留

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志多留のタチバナ  対馬市上県町志多留

国道382号線の上県町仁田交差点から左折して、仁田湾沿いに北西側の端となる志多留まで行く。集落に着いた垂穂橋のところから右の路地に入り、数軒ほど行くと国分宅の玄関前庭に、「志多留のタチバナ」が立つ。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

24 志多留・国分邸のタチバナ  町  (上県町志多留)
国分邸の庭に幹周り1.33mものタチバナがあり、毎年小さな黄色い実を木いっぱいにつけているのは見事です。
24 志多留のタチバナ  タチバナ  幹回り 1.33m  樹 高  8m

棹崎砲台跡  対馬市上県町佐護・棹崎公園  

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棹崎砲台跡  対馬市上県町佐護・棹崎公園

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い河口の湊集落まで入る。「湊大橋」は渡らず左の漁港の道を奥まで進むと、「棹崎公園・対馬野生生物保護センター」の案内標識がある。
山越えの道へかかり、棹崎公園の入口門を過ぎた谷間の上に「対馬野生生物保護センター」が見える。

センターの前まで行き、右手の遊歩道を上へ上がると棹崎公園の展望台に着く。見晴らしのよいところだが、ここが第2次世界大戦中の「棹崎砲台跡」。
一帯にかつての砲台跡、地下室が残る。「日本最北西端の地」モニュメント、棹崎灯台がある。
現地説明板による説明は次のとおり。

「棹崎灯台位置経路図」
概 説
棹崎砲台は上県北西岸の棹崎に設けられ、昭和11年7月着工、同13年3月竣工した。
45口径15cmカノン砲4門の砲台であり、砲座、弾薬庫、観測所等があった。
現在第二砲座跡に棹崎灯台が設置されている。

対馬野生生物保護センター  対馬市上県町佐護・棹崎公園

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対馬野生生物保護センター  対馬市上県町佐護・棹崎公園

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い河口の湊集落まで入る。「湊大橋」は渡らず左の漁港の道を奥まで進むと、「棹崎公園・対馬野生生物保護センター」の案内標識がある。
山越えの道へかかり、棹崎公園の入口門を過ぎた谷間の上に「対馬野生生物保護センター」が見える。

センターは、ツシマヤマネコの生態、科学、生息環境、ビデオ映像なども展示。入館料無料。
ツシマヤマネコの石像はセンターへ行く途中、壁画は上県町仁田湾沿い御園トンネルの出入口から。
HP「環境庁 対馬野生生物保護センター」による説明は次のとおり。

環境庁 対馬野生生物保護センター野生生物保護センター

対馬野生生物保護センターは、ツシマヤマネコ等の動植物を保護するために1997年に開設され、ヤマネコセンターの愛称で親しまれています。
ツシマヤマネコは日本では対馬にのみ生息する野生ネコで、推定生息値は80−1100頭。国指定天然記念物・国内希少野生動植物種に指定されています。

井口茂ノ上神社のケヤキ・カヤ  対馬市上県町佐護  

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井口茂ノ上神社のケヤキ・カヤ  対馬市上県町佐護

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い井口集落まで入る。佐護郵便局前に「千俵蒔山」へ登る道路標識がありこの道へ進む。
すぐ右手の高台の坂段に木の鳥居があり、高台に上がると「井口茂ノ上神社」で小さな石祠があり、ケヤキ・カヤの大木がある。

郵便局先から右へ上がった井口墓地には、スギの幹囲3.15m、樹高18mがある。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

13 井口茂ノ神神社社叢  (上県町井口)

集落の背後の天道信仰の茂地(聖地)が神社、社叢として残っており、祠の背後のケヤキ4.41mを始め、3本のケヤキとカヤの巨木1本があります。
13 井口茂ノ神神社社叢   ケヤキ  幹回り 4.41m  樹 高 32m
13 井口茂ノ神神社社叢   ケヤキ  幹回り 3.68m  樹 高 36m
13 井口茂ノ神神社社叢そば カ ヤ  幹回り 3.26m  樹 高 15m

火鎮神社のイチョウ  対馬市上県町佐護

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火鎮神社のイチョウ  対馬市上県町佐護

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い河口まで行く。対馬野生生物保護センターへ行く道と分岐し、「湊大橋」を渡ると左方の田奥の林に鳥居が見える。
川沿いの道を行くと一軒の民家の後ろに「火鎮神社」があり、社殿の左にイチョウが立つ。

周りは樹叢をなして種々の高大木があるが、林間に入れず確かめきれない。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

11 火鎮神社のイチョウ  イチョウ  幹回り 4.29m  樹 高 20m

嶋大国魂御子神社のムクロジ  対馬市上県町佐久須

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嶋大国魂御子神社のムクロジ  対馬市上県町佐久須

国道382号線により上県町佐久須の三叉路まで行き、国道から右へ分れる舟志方面への道に入る。対馬市役所上県支所前を通り広い道を進むと、町はずれに「嶋大国魂御子神社」があり、大スギが見える。
社殿へ登る石段の中間に、ムクロジの大木がある。その他、多種類の大木がある。
上県町「上県町誌」平成16年刊、第8節対馬の天然記念物225頁による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」リストによる説明は次のとおり。

日吉のムクロジ   町指定 上県町佐久須

通称佐久須の氏神様、嶋大国魂御子神社の境内にある。幹囲3.74m、樹高24mで、県下では最大の巨木といわれている。
ムクロジは江戸時代までは生活に重要な木であった。実にサポニンを含み、泡立ちよく汚れをおとすので洗濯に使われ、また子どもたちの間では種子ははねつきの玉や、ビー玉遊びに利用されていた。
9 嶋大国魂御子神社社叢  町 (上県町佐久須日吉)

境内にスギの巨木があり、社殿へ登る石段の中間にあるムクロジの巨木も見事。その他、カヤ、ウラジロガシ、ケヤキなど多種類の巨木があり、充分に巨木を満喫できる社叢です。
9 嶋大国魂御子神社社叢  ス ギ    幹回り 6.50m  樹 高 38m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ケヤキ   幹回り 3.68m  樹 高 30m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ムクロジ  幹回り 3.74m  樹 高 24m
9 嶋大国魂御子神社社叢  イチョウ   幹回り 3.08m  樹 高 20m

嶋大国魂御子神社のスギ  対馬市上県町佐久須

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嶋大国魂御子神社のスギ  対馬市上県町佐久須

国道382号線により上県町佐久須まで行き、町の中心街で国道から右へ分れ、舟志方面への道に入る。対馬市役所上県支所前を通り広い道を進むと、町はずれに「嶋大国魂御子神社」があり、大スギが見える。
樹齢は500年は経ていると推定され、「天狗杉」と呼ばれる。
上県町「上県町誌」平成16年刊、第8節対馬の天然記念物225頁による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」リストによる説明は次のとおり。

日吉のスギ   町指定 上県町佐久須

通称佐久須の氏神様、嶋大国魂御子神社の境内にある大杉で、幹囲6.5m、樹高38mで、万松院の大スギにつぐ対馬第二の杉の巨木である。

9 嶋大国魂御子神社社叢  町 (上県町佐久須日吉)

境内にスギの巨木があり、社殿へ登る石段の中間にあるムクロジの巨木も見事。その他、カヤ、ウラジロガシ、ケヤキなど多種類の巨木があり、充分に巨木を満喫できる社叢です。
9 嶋大国魂御子神社社叢  ス ギ    幹回り 6.50m  樹 高 38m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ケヤキ   幹回り 3.68m  樹 高 30m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ムクロジ  幹回り 3.74m  樹 高 24m
9 嶋大国魂御子神社社叢  イチョウ   幹回り 3.08m  樹 高 20m