中山の大フジ 柳川市三橋町中山
現地説明板は、次のとおり。県道89号と県道96号が交差する柳川市三橋町中山に中山の大藤バス停がある。立花いこいの森公園へ向かうと奥に熊野神社がある。最後の写真は、かんぽの宿のひな飾り。
福岡県指定天然記念物
中山の大フジ 所在地:柳川市三橋町中山 熊野神社
この藤の由来は、享保年間(1716〜1735)、中山村で酒造業を営んでいた通称「万さん」が上方見物に出かけた際に、「吉野の桜」「野田の藤」と並び称される藤の名所として有名な河内野田(現在の大阪市福島区)から藤の実を持ち帰り、自宅に植えたものと伝えられています。数十年後、毎年4尺ほど(約1メートル20センチ)の見事な花を咲かせるようになり、花見の時期には見物客で賑わうようになりましたが、酒に酔った武士が刀を抜き乱暴を働いたために、藤の木は熊野神社境内に移されました。
現在は地元保存会のみなさんが手入れをし、毎年4月中旬から末頃には多くの花見客で賑わいます。
福岡県指定天然記念物 中山の大フジ 昭和52年4月9日指定
柳川市 市の花 藤 平成18年9月1日制定 平成22年3月 柳川市