九州(大 分 県)」カテゴリーアーカイブ

院内町の主な石橋 (7)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (7)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
https://misakimichi.com/archives/2927

それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  3   (70)野 地 橋
院内町野地  温見川
橋長:27m  橋巾:2.6m  橋高:5.3m
架設:大正4年(1915)5月 
国道387号線を玖珠方面から来ると右手に案内板があります。
田んぼと田んぼをつなぐ農道。

写真   4〜  5   (71) 中鍋(なかなべ)橋
院内町温見  温見川
橋長:16.6m  橋巾:4.0m  径間:12.0m  拱矢:3.8m
架設:昭和12年7月 
山の中の民家の脇に架かっています。

写真   6〜  9   (73) 念 佛 橋
院内町温見  野地川
橋長:7.0m  橋幅:1.9m  径間:5.9m  拱矢:1.4m
架設:昭和3年

院内町の主な石橋 (6)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (6)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
https://misakimichi.com/archives/2927

それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  3   (47) 経座(きょうざ)橋
院内町大門 龍岩寺付近
橋長:9.0m  橋幅:3.3m  径間:7.1m  拱矢:2.6m
架設:昭和25年
写真   4〜  6   (54) 大 畑 橋
院内町下余 
橋長:m    橋幅:m    径間:m   拱矢:
架設:年

写真   7〜 10   (61) 両合川(りょうあいかわ)橋
院内町小平  余川
橋長:9.8m  橋幅:2.76m  径間:8.3m  拱矢:2.6m  環厚:48cm
架設:大正14年
日本棚田百選「両合棚田」中に架かっています。

写真  11〜 13   (62) 落 合 橋
院内町滝貞
橋長:6.0m  橋幅:1.9m  径間:3.4m  拱矢:1.0m
架設:大正6年
石工:後藤セキ三郎

写真  14〜 19   (63) 分 寺 橋
院内町温見 分寺(ぶじ)  市指定有形文化財  恵良川
橋長:46m  橋幅:3.85m  橋高:7.35m  径間:9.95m
架設:昭和20年(1945)
石工:不詳
町内では比較的新しく、昭和20年に架設された3連アーチ橋です。戦争の真っ最中に建
設されたにも関わらず、均整に彫刻された石がていねいに積み上げられています。

院内町の主な石橋 (5)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (5)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
https://misakimichi.com/archives/2927

それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  4   (40) 中 島 橋
院内町斎藤  恵良川支流  院内川
橋長:22.0m  橋幅:2.4m  径間:9.9m  拱矢:4.8m
架設:大正10年
石工:松田新之助

写真   5〜  7   (41) 宮の瀬橋
院内町景平  県道27号線に平行した旧道  市指定有形文化財
橋長:20.9m  橋幅:2.1m  径間:11.0m  拱矢:3.0m
架設:明治40年

写真   8       (42) 畦  橋
院内町景平
橋長:m   橋幅:m   径間:m   拱矢:
架設:年
景平橋の上から下流右岸側に見えます。

写真   9〜 10   (43) 景平(かげひら)橋
院内町景平  県道27号線に平行した旧道  院内川
橋長:18.5m  橋幅:2.7m  径間:11.3m  拱矢:4.0m
架設:大正13年

写真  11〜 12   (44) 紀 念 橋
院内町景平  県道27号線に平行した旧道  院内川
橋長:18.65m  橋幅:3.0m  径間:11.1m  拱矢:3.1m
架設:大正13年

写真  13〜 15   (45) 屋敷の原(やしきのはる)橋
院内町宮原  県道27号線に平行した旧道  院内川
橋長:10.75m  橋幅:2.8m  径間:9.7m  拱矢:3.4m
架設:大正7年
なかなか様子のいい橋です。

写真  16〜 19   (46) 田の原(たのはる)橋
院内町宮原  県道27号線沿い  院内川
橋長:16.2m  橋幅:3.0m  径間:10.35m  拱矢:3.1m
架設:昭和2年

院内町の主な石橋 (4)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (4)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
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それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  2   (34) 五 名 神 橋
院内町五名(ごみょう)
単径間桁橋

写真   3〜  5   (35) 日岳界(ひのたけさかい)橋
院内町大字日岳  国道500号線の現役の橋
橋長:    橋幅:4.3m  径間:2.5m  拱矢:1.3m
架設:昭和期
これは気づきにくい。上のガードレールは国道で、左手下に降りる道があります。

写真   6〜  7   (36) 日 岳 橋
院内町大字日岳(ひのたけ)  国道500号線の現役の橋
架設:昭和31年

写真   8〜  9   (37) 宇土(うど)橋
院内町大字日岳  国道500号線沿い  日岳川
橋長:10.0m  橋幅:2.7m  径間:8.7m
架設:昭和期
農道橋

写真  10〜 14   (38) 富 士 見 橋
院内町斎藤 了戒  市指定有形文化財
橋長:48.1m  橋幅:4.5m  橋高:14m  連数:3
架設:大正14年(1925)
石工:松田新之助、吉村万太郎
「橋の上に立つと豊後富士(由布山)が遠くに見えることから、この名がつけらたそうです。
この橋は工事半ばに崩落。名棟梁・松田新之助が、私財を投じて完成させたという逸話を
持っています」…と、どの案内書にも書いてあります。

写真  15〜 18   (39) 鷹岩(たかいわ)橋
院内町斎藤  恵良川
橋長:40.5m  橋幅:4.7m  径間:27m  拱矢:8.7m
架設:昭和3年
国道387号線の橋のすぐ下流に架かる。まだまだ立派に役目を果たせる現役の橋。

院内町の主な石橋 (3)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (3)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
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それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  4   (26) 荒 瀬 橋
院内町 副  市指定有形文化財
橋長:47.4m  橋幅:5.95m  橋高:18.3m
架設:大正2年(1913)
石工:松田新之助
町内の2連アーチの中で、最も美しいめがね橋です。

写真   5       (28) 大副池(おおそいいけ)橋
院内町大副
架設:不詳

写真   6〜  8   (29) 水雲(すのり)橋
院内町原口
橋長:40.4m  橋幅:3.6m  径間:17.4m
架設:昭和2年

写真   9〜 13   (30) 久地(きゅうち)橋
院内町斎藤  市指定有形文化財
橋長:7.15m  橋巾:1.8m  橋高:7.9m
架設:明治初期
両端を大桁の石2本で渡し、厚さ15cmの板石が16枚並べられています。

写真  14〜 16   (31) 原口水路橋
院内町原口  国道500号線沿い  日岳川
橋長:15.0m  橋幅:2.0m  径間:10.0m  拱矢:4.8m
架設:大正末期

写真  17〜 19   (32) 上出平(かんでひら)橋
院内町  国道500号線沿い  日岳川
橋長:25.0m  橋幅:3.3m  径間:12.7m  拱矢:4.8m
架設:昭和3年

院内町の主な石橋 (2)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (2)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
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それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  2   (17) 御仮屋(おかりや)橋
院内町下船木  市指定有形文化財  高並川
橋長:21.8m  橋幅:3.0m  径間:8.2m  拱矢:3.3m
架設:大正初期
県道664号線沿い。現橋の右下に見えます。

写真   3〜  4   (18) 渡 谷 橋
院内町下船木  高並川
橋長:16.7m  橋幅:3.6m  径間:7.4m  拱矢:2.3m
架設:大正末期
県道664号線沿い

写真   5〜  6   (19) 小 稲 橋
院内町大字小稲(こいね)  高並川
橋長:14.5m  橋幅:    径間:12.0m  拱矢:
架設:大正末期
この橋の上から上流に橋詰水路橋が見えます。

写真   7        (20) 橋詰水路橋
院内町小稲 県道664号線沿い
橋長:8.4m  橋幅:2.2m  径間:6.1m  拱矢:2.4m
架設:江戸末期
側壁は自然石を使用しており、水路橋と道路を兼ねている。小稲橋から見たところ。

写真   8〜 10   (23) 大 重 見 橋
院内町大重見(おおしげみ)
橋長:10.9m  橋幅:3.9m  径間:5.4m  拱矢:2.0m
架設:昭和20年

写真  11〜 14   (24) 御 沓 橋
院内町 御沓(みくつ)−二日市
橋長:59m  橋幅:4.55m  橋高:14.7m  連数:3
架設:大正14年(1925)
石工:松田新之助
橋の長さが59mと、町内最長を誇る3連アーチ橋。
「大正14年に架設されたこの橋は、当時のモダンなセンスが活かされています」

写真  15〜 19   (25) 福巌寺(ふくごんじ)羅漢橋
院内町
橋長:2.5m  橋幅:0.9m  径間:1.6m  拱矢:0.9m
架設:江戸時代
奥には閻魔堂があります。

院内町の主な石橋 (1)  宇佐市院内町

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院内町の主な石橋 (1)  宇佐市院内町

院内町の主な石橋は、今回訪ねた石橋のみ掲げる。橋名の前の( )は、「院内町の石橋一覧表」と「いんない石橋マップ」による整理番号。
https://misakimichi.com/archives/2927

それぞれの石橋のデータと紹介文は、HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」大分県の石橋による。現地説明板があるものは、それも参照。   

写真   1〜  4    (1) 一 の 橋
院内町北山  市指定有形文化財
橋長:13.25m  橋巾:2.3m  橋高:3.25m
架設:明治26年(1893)4月
石工:加来由蔵、小野萬吉
北山川に架かる石橋です。規模は小さいながら整い、周囲の景色になじんでいます。
壁石部分は自然石が使われています。山神社への参道に架かっています。

写真   5〜  6    (2) 界(さかい)橋
院内町北山 沖
橋長:13.3m  橋幅:2.6m  径間:7.3m  拱矢:1.8m
架設:昭和8年

写真   7〜 10    (5) 鳥 居 橋
院内町香下  県指定有形文化財
橋長:55.15m  橋巾:4.35m  橋高:14.05m  連数:5
架設:大正5年(1916)7月 
石工:松田新之助
「すらっと伸びた優美な橋脚、気品さえ感じる院内の代表的な石橋です。「石橋の貴婦人」
とも呼ばれ、深い谷に点在する集落を5連のアーチがリズミカルに結んでいます。」
…と、案内書に書いてあります。

写真  11〜 13   (10) 櫛 野 橋
院内町大字櫛野  恵良川
橋長:38.9m  橋幅:5.0m  径間:24.1m  拱矢:6.9m
架設:大正12年

写真  14〜 16   (14) 谷  橋
院内町 下船木  県道664号線沿い 
橋長:14.2m  橋幅:4.4m  径間:8.1m  拱矢:2.0m
架設:昭和24年4月

写真  17〜 19   (16) 神通(かみかよい)橋
院内町下船木  船木川
橋長:8.7m  橋幅:4.9m  径間:3.4m  拱矢:1.2m
架設:昭和2年

院内町の石橋一覧表と石橋マップ  宇佐市院内町

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院内町の石橋一覧表と石橋マップ  宇佐市院内町

1 院内町の石橋一覧表 (宇佐市観光協会院内支部 石橋パンフレットから)

2 いんない石橋マップ (大分県農協宇佐地域本部HP 院内・石橋めぐりから)

上記資料(ズーム拡大)の橋名に赤線をしているが、今回訪ねた石橋である。
それぞれの石橋の写真とデータは、以下の記事「院内町の主な石橋」(1)〜(7)に載せた。

院内町の石橋めぐり  宇佐市院内町

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院内町の石橋めぐり  宇佐市院内町

宇佐市院内町に残る石橋は、アーチ式石橋が64基をはじめ75基を数え、「日本一の石橋のまち」である。味わい深い橋が多い。これら石橋を今回、できる限り訪ねた。
それぞれの石橋は、これからマップと写真により紹介するが、この地に石橋が多い理由を、宇佐市HPは次のとおり記す。

院内町の石橋群
大分県は全国で最も石橋が多い地域であるが、中でもこの宇佐市院内町には75基もの石橋が残されており、うち、アーチ橋(めがね橋)は64基と日本一を誇っている。この地に石橋が多い理由はいくつかある。
一つは院内町の地形は深い渓谷を形成しており、その流れも急であるため、住民は頑丈で流されない石橋を必要としたこと。二つ目は石橋作りに必要な材質となる石が豊富に採石できたこと。そしてもう一つは、生活に必要不可欠な棚田や石垣等を組む技術を持った優れた石工が多かったことである。
中でも『石橋王』と呼ばれる石工の名棟梁・松田新之助は、関西でアーチ橋設計の技術を学び、明治30年に帰郷してからは鳥居橋など代表的な14基の石橋を手がけ、うち、11基が現存している。その他にも、安心院町や本耶馬溪町にも彼が手がけた石橋が残っている。建設途中に崩壊した富士見橋を、名工の意地と信念で私財をなげうって完成させたという感動的なエピソードもある。

院内町の石橋めぐりには、町の中心部「道の駅いんない」内に石橋ステーションと観光案内所がある。石橋に関するいろいろな展示をしており、「いんない石橋めぐりマップ」もここでもらえる。
写真は、石橋ステーションなどの展示物の一部。 

道の駅いんないの外観、入口のミニ石橋、荒瀬橋の木造模型、平成5年崩落した田平橋写真、飼育中のオオサンショウウオ、石橋作りの道具、アーチ橋の力の作用・石橋各部の名称等、石橋作りの地元産材石
名工松田新之助の業績(富士見橋畔)、石工顕彰碑(鷹岩橋畔)

龍 岩 寺  宇佐市院内町大門

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龍 岩 寺  宇佐市院内町大門

院内町の国道387号院内郵便局から、耶馬溪への県道27号へ入る。院内川上流の途中右手に「龍岩寺入口」の案内板があり、右折し山手の大門集落に登ると、右手に龍岩寺参道がある。
赤屋根の小さな本堂から、三尊仏がある岩窟内「奥の院礼堂」までもかなり歩いて登る。往復
30分は要する。拝観料200円。
宇佐両院観光連絡協議会HP「宇佐百景 散策紀行」による説明は、次のとおり。

龍 岩 寺      所在地 宇佐市院内町大門
院内町の南西部、大門地区に位置する曹洞宗の寺院。本堂裏の山腹に奥の院礼堂が残り、向かって右から像高約3mの薬師如来坐像、阿弥陀如来坐像、不動明王坐像が安置されている。いずれも樟材で彫眼・素地の一木造で、膝前は横一材を用い、三尊ともに頭部と背部に深い内刳りをほどこし、衣の彫りは浅くひだの起伏を省略するなど彫法は大まかであるが、平安時代後期の作と見られている。
礼堂は岩窟内にあり、懸造(かけづくり)の舞台上に建てられ、正面3間、側面2間で正面奥には格子戸を入れ三尊を保護している。屋根は緩やかな片流れ板葺きで、流し板に目板を打った構造で、弘安9年(1286)修築の墨書があり、三尊仏と礼堂は国指定重要文化財である。
龍岩寺の由来は、寺に伝わる享保20年(1735)の縁起には、行基菩薩が宇佐神宮に参詣した折、龍女に導かれ鎮守牛頭の宮より伐木し弥陀、薬師、不動の三尊を一刀三礼に刻み,開山の祖となり天下泰平、国家安穏のため諸堂を建立。行基建立の49院の1つで天平18年より今に至る。と記されており、“いんない”の地名の起こりとも言われ、院内町を代表する文化財である。

龍岩寺礼堂の仏像3体写真は、寺の栞から。昭和24年5月30日国宝に指定、昭和25年8月重要文化財に指定される。
薬師如来座像  (向かって右) 1丈2寸
阿弥陀如来座像 (中    央) 1   丈
不動明王座像  (向かって左) 9尺8寸
湾曲豊かな眉、長い瞼、柔らかに沈黙を守る唇、肩から胴へかけてのおだやかな肉取り、細かい技巧のみられる実に雄大な姿である。