九州(大 分 県)」カテゴリーアーカイブ

日岳神社のムクノキ  宇佐市院内町日岳

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日岳神社のムクノキ  宇佐市院内町日岳

院内町の国道387号中部小学校先から国道500号(院内本耶馬渓線)に入る。日岳川上流へしばらく進むと、県道左側下に高木が見え日岳神社がある。神社向かいは日岳公民館だった。
「豊の国の名樹」の特別保護樹木ではない。HP「人里の巨木たち」大分県による説明は次のとおり。

名 称 日岳神社のムクノキ
名称の典拠 「日本の巨樹・巨木林」(注1 旧環境庁が1991年に刊行)
樹 種 ムクノキ
樹 高 不明
目通り幹囲 5.9m(注2 その環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 大分県宇佐市院内町日岳(注3 2005年3月31日、宇佐市に合併。旧行政区は宇佐郡院内町)
天然記念物指定 なし

日岳(ひのたけ)は鹿嵐山(かならせやま、標高758m)の南東麓、国道500号沿いの集落である。国道から少し日岳川の方に下ったところに、日岳神社が鎮座する。県指定無形民俗文化財の「ゆたて神楽」を伝える神社だ。
案内板の記述を引用すると、当地の「ゆたて神楽」は、『拝殿の前に竹矢来を結い、しめをめぐらし湯庭を作り柱3本を立て、大釜をのせ、薪33把を焚く。その間湯立33番の神楽を奉納し、鎮火ののちオキの上を素足で渡る』というものである。普通は、煮立てた湯の方で無病息災を祈る神事が行われるものだが、ここでは湯でなく、オキの方を用いるのが珍しい。
旧環境庁資料では、この神社に5m超のムクノキが3本あることになっていた。訪問時は1本のみ。ほかは伐採されてしまったようだ。残った1本は、今のところ、まずまずの樹勢を保っているように見える。多くの小枝をつけた頂部が国道からも認められる。
幹にはツタの類が数多く巻き付いている。3月だから幹の概形が確認できるが、夏の幹は、緑ですっかり覆われてしまうことだろう。

藤群神社の二本スギ(右)(左)  宇佐市院内町斉藤

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藤群神社の二本スギ(右)(左)  宇佐市院内町斉藤

院内町の国道387号沿い院内郵便局から県道27号(院内耶馬渓線)へ入る。すぐ2本の大スギが見えてくる。ここが藤群神社で、右左2本とも特別保護樹木となっている。
大分県森との共生推進室HP「豊の国の名樹」による説明は次のとおり。

特別保護樹木 53.藤群神社の二本スギ(右)
特別保護樹木 54.藤群神社の二本スギ(左)
樹種名 : スギ
樹 齢 : 400年
樹 高 : 31.0m(右) 32.0m(左)
幹 周 : 5.90m(右) 6.60m(左)
所在地 : 院内町大字斉藤
所有者 : 藤群神社
来 歴
院内町大字斉藤、藤群神社の境内、鳥居をくぐった両側に聳える巨樹。ご神木。県指定特別保護樹木。
社殿によれば1363年に藤群神社成立との伝承があるが、確実な資料によれば、1712年成立の資料があり、そのころ以前に大スギは神社内に存在していたと思われる。
昔は斉藤部落のみの神社であったが、その後、斉藤地区10部落の一〇社が合社された。
大スギは2本とも推定樹齢400年以上と思われるが、神社に向かって右が目通り周囲の大きさ590cm、樹高31m、左側は目通り周囲の大きさ660cm、樹高32mと成長に若干の差が見られる。
神社成立後、氏子が境内にスギを植栽し、氏子及び地域の人々により代々大切に守り育てられ、今日に至ったものである。この2本の大スギは藤群神社の森として重要であるばかりでなく、広く町内外の人にも知られており、「藤群神社のスギ」として地域のシンボルともなっている。

西椎屋の大イチョウ  宇佐市院内町西椎屋

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西椎屋の大イチョウ  宇佐市院内町西椎屋

院内と玖珠を結ぶ国道387号により西椎屋に行く。高架大橋先から下って集落へ入る。車道をまっすぐ進むと、奥に駐車場と西椎屋神社がある。社殿左に大イチョウが立つ。
梵鐘は、西椎屋の滝の旧本堂となる「大龍寺の梵鐘」。戦時中供出されたが、福岡県芦屋町で偶然発見され、地域住民の願いで里帰りした。西椎屋神社手前の公民館用地が寺跡のようだ。
大分県森との共生推進室HP「豊の国の名樹」による説明は次のとおり。

特別保護樹木 52.西椎屋の大イチョウ
樹種名 : イチョウ
樹 齢 : 1600年
樹 高 : 34.0m
幹 周 : 11.20m
所在地 : 院内町大字西椎屋
所有者 : 西椎屋神社
来 歴
院内町大字西椎屋字鹿の上、旧村社椎屋神社境内、拝殿西側に聳える巨樹。ご神木。県指定特別保護樹木。町指定天然記念物。雌木。
幹の南側は、大正一四年七月八日の大雷雨により裂落し、残存主幹を中心に一二本の萌芽枝・株生木が分岐し癒着して株状になっている。
当社は社記によると、大正二年(1574)、当所に鎮座していた菅原天満宮に、字十ヶ平に在った貴船神社を合祀して西椎屋神社と改称。後椎屋神社と呼称するようになったという。伝承によれば、天平のころ(729〜749)、西椎屋の滝壺に大蛇が棲み、里人から恐れられていた。あるとき、竜神を祀れば鎮まるとの託宣があったので、高おかみ神ほかの水神を祭神とする貴船神社を合祀したところ、大蛇が姿をみせなくなったという。年号にずれがあるが、伝説、伝承のロマンでもある。
拝殿前にスギ三本、イチョウ二本、ケンポナシ一本の巨樹があり、目通り周囲は260〜310cm、推定樹齢は250〜300年。付近に灯籠二基建立。宝永元年(1704)、正徳二年(1712)献納の銘がある。拝殿造営の記念に、献木、献灯したものとされる。本殿、神殿は合祀後の造営になるもの。環境庁発行「巨樹・巨木調査報告書」(1991年版)によれば、目通り周囲の大きさは県内第二位。第一位は玖珠町平井墓地にあるもの。

宇佐の「マチュピチュ」    宇佐市院内町西椎屋

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宇佐の「マチュピチュ」  宇佐市院内町西椎屋

院内と玖珠を結ぶ国道387号により行く。西椎屋に近づくと、集落の後方に特異な形の高い岩山が見える。南米ペルーの世界遺産「マチュピチュ」に似た景観として有名な、宇佐の「マチュピチュ」である。
展望台は、新しい高架大橋脇のバス停から登った旧国道の上に説明板があった。
宇佐市観光協会HPによる説明は次のとおり。

宇佐の「マチュピチュ」    所在地 宇佐市院内町西椎屋
院内の西椎屋にある権現様と呼ばれる円錐形の山は、世界遺産に登録されているマチュピチュのワイナピチュに似ていることからそう呼ばれます。緑豊かな夏の山は秋になると紅葉の景色に衣替えします。国道387号沿いの展望台から、マチュピチュを中心とした紅葉で彩られた院内の山々の景色を眺望できます。
また、387号を下って西椎屋の集落に入ると樹齢1300年の黄金に輝く大銀杏などを楽しむことができます。

西椎屋の滝  宇佐市院内町西椎屋

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西椎屋の滝  宇佐市院内町西椎屋

「西椎屋の滝」は、日出生ダムの落し口にあるので、玖珠または院内から国道387号により行く。由布院からは日出生台の深見ダムを右折して同国道へ抜ける。
日出生ダム堰堤近くの国道脇に、「西椎屋の滝」入口の案内板が立つ。車道奥に駐車場と上部展望所がある。そこから滝つぼの下部展望所には急な階段を歩いて下り、往復30分を要する。
宇佐市観光協会HPによる説明は次のとおり。

西椎屋の滝    所在地 宇佐市院内町西椎屋
西椎屋の滝は日本の滝百選に選ばれています。豊かな水が落差86mの断崖を一気に落下する様は豪快で、西日本一の名瀑とも賞されています。また、東椎屋の滝、福貴野の滝とともに「宇佐の三滝」と言われています。

大杵社の大スギ  由布市湯布院町

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大杵社の大スギ  由布市湯布院町

国東半島めぐりに行く途中、由布市湯布院町「大杵社の大スギ」に寄った。国天然記念物が「豊の国の名樹」に表れていない。所管が違うのか困った大分県リストとなっている。
JR由布駅から、南の山手を通る県道11号線へ出て、湯平方面へ向かって登る。途中に大杵社参道歩道と、その先に駐車場登り口の案内板がある。由布岳は日出生台へ向かう途中から。 
大分県教育庁文化課HPの指定文化財による説明は次のとおり。

国天然記念物  大杵社の大スギ
指定年月日 昭和9(1934)年8月9日  所在地 由布市湯布院町大字川南

スギの巨樹で根回りは15.75m、胸高幹囲は10.6m、幹は地上から4mの高さで2分岐し、主幹は東側にあって直立、樹高は約37mに達する。株元には南西側に空洞があって、幹の内部に通じている。枝張りは、東9.5m、西9.0m、南4.5m、北13.5m。本樹の多数の枝が幹から水平の方向に広がり、樹姿は整っていて壮大森厳である。最近、主幹の表皮がはげ落ちたり、梢が枯れる現象が生じて、樹勢はやや衰えている。