長崎の巨樹・名木 (五 島)」カテゴリーアーカイブ

上大津のカラスザンショウ  五島市上大津町

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上大津のカラスザンショウ  五島市上大津町

福江港ターミナルから市街地を三尾野まで行き、福江空港への県道63号線へ入る。上大津の高台を上がって行くと、市街が一望できカーブする所に「住吉神社参道口」の案内標識がある。
下ると住吉神社に出、カーブしてまだ坂道をそのまま下ると、左に高圧線鉄塔が立つ。鉄塔後ろに高い木立があり、カラスサンショウの大木がある。

玉之浦町中川トンネルの海側の「小川のカラスサンショウ」(2.12m)は、2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」により、すでに掲載済みなので参照。
https://misakimichi.com/archives/2024
針本氏から福江上大津の市街で、これより大きなカラスサンショウを木を見つけたと聞き、見に行った。

三尾野のエノキ  五島市三尾野町

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三尾野のエノキ  五島市三尾野町

福江港ターミナルから国道384号線により岐宿方面へ向かう。市街地の三尾野町交差点角に五島市総合福祉センターがあり、右折して三尾野橋の手前から福江川の川岸を下流へ行く。センター隣にゲートボール広場があり、その奥に「三尾野のエノキ」が見える。
根元の横に石祠があり、木の空洞にサルノコシカケが生えていた。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
三尾野  エノキ  4.40m

石田城五島氏庭園のクスノキ  五島市池田町

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石田城五島氏庭園のクスノキ  五島市池田町

福江港ターミナルから通りの奥に見えるのが石田城跡である。五島氏庭園の入口は五島高校正門側にあるので、城跡の後ろへ回り込み、堀端前または紺屋町交差点から池田町通りへ入り、案内標識により高校前から入ると駐車場もある。国指定名勝。入園料 大人500円。
心字が池脇に立つクスノキは、樹齢800年と説明板がある。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
五島家庭園  ク ス  6.05m

同庭園内には、文久年間造園の折、福建省から移植した「金明竹」(縞竹)と、雑木林だった現地に築城の時代から生えていたともいうアジア熱帯に産する「モクレイシ」の大木があるのが珍しい植物だそうである。
長崎県HP「長崎県の文化財」による庭園の説明は次のとおり。風景・史跡でも別項とする。

石田城五島氏庭園  名 勝(国指定) 

よみがな いしだじょうごとうしていえん
指定年月日 1991年11月16日   所在地 五島市池田町1番7号
石田城は,北海道松前の福山城とともに最も新しい大名城郭で,邸宅と庭園は,石田城二の丸の西南端に造られている。庭園は,座敷書院の東側に広がる三方を土坡(どは)と石垣で囲まれた地に約千平方メートルの池(心字ヶ池)を中心に造られている。周囲の庭石と築山は,すべて「鬼岳」の溶岩を用いており,植栽としては亜熱帯植物を配置している点に特色がある。また,作庭時期が明瞭で,邸宅も一体となって保存されていることなど,保存例の少ない城郭内の庭園である。

田尾のサクラ  五島市富江町田尾

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田尾のサクラ  五島市富江町田尾

福江港ターミナルから県道49号福江富江線により富江町へ向かう。香珠子海水浴場を過ぎて、ここも美しい砂浜がある富江町田尾に入る。
田尾海水浴場の真ん中あたりに、国道から右折して集落内へ入る車道があり、谷間を上がって行くと廃校の田尾小学校前を通る。さらに進み川を渡り、途中では左の道へ入り、カーブしながら高台の牧場跡がある終点まで行くと、ここに大幹数本のサクラがあった。
五島市役所富江支所では、幹が折れ枯れかかっていると聞いたが、小浜のサクラより格段元気で見事なサクラである。奥の大幹1本は折れていた。
場所は針本氏から地図で教えてもらった。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
田 尾  サクラ
小 浜  サクラ(町指定)

小浜のサクラは次を参照。 https://misakimichi.com/archives/2016

天満神社のアコウ  五島市平蔵町

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天満神社のアコウ  五島市平蔵町

福江港ターミナルから県道162号線により奥浦や堂崎天主堂方面へ向かう。約5kmほど走ると「浦頭教会」があり、県指定天然記念物「樫の浦のアコウ」の入口案内標識がある。右折して樫の浦漁港まで行くと、集落の中にアコウがある。

多々良島の正面となる浜は、「観光地引網」を体験できるところ。天満神社は「樫の浦のアコウ」がある岸壁の先の方となるので、しばらく行くと天満神社がある。ここにもアコウの大木が数本あり、写真は昨年にも写していたのに追加した。
一番大きい幹囲7.00mのは鳥居入ってすぐ左横にある。ほかのは周りの社叢にあるらしい。
県指定天然記念物「樫の浦のアコウ」は、https://misakimichi.com/archives/1090

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
天満神社  アコウ  4.00m,5.60m,6.05m,7.00m

五島高校岐宿分校跡のイチョウ  五島市岐宿町岐宿

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五島高校岐宿分校跡のイチョウ  五島市岐宿町岐宿

国道384号線により岐宿へ行き、町中へ右折して入る。五島市役所岐宿支所を通り、まっすぐに岐宿郵便局近くまで行くと、左方石垣の上にイチョウの大木が見える
現在の岐宿小学校は郵便局の右方背後にあるが、道路左方のイチョウが立つ石垣の敷地は、昭和25年5月開校した県立五島高等学校岐宿分校があった所。
同校は昭和42年4月県立五島南高等学校として独立、現在地岐宿町川原へ移転した。現在この跡地には、岐宿公民館及び武道館の新しい建物が建っていた。
従って、タイトルを「五島高校岐宿分校跡のイチョウ」とした。最後の写真は近くの大雄寺にあるイチョウ。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
岐宿小学校前  イチョウ  3.30m

通福寺のオガタマノキ  五島市岐宿町松山

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通福寺のオガタマノキ  五島市岐宿町松山

福江島の真ん中となる山内盆地の松山にあるため、福江港ターミナルから西の大荒交差点まで行き、県道27号線により猪掛峠を越して二本楠まで入る。
ここで岐宿に出る県道31号線へ右折する。山内小学校や樋ノ口を過ぎると、ほどなく県道がカーブする所に左方へ入る「通福寺入口」の案内標識がある。鰐川の橋を渡って田の中を寺脇方面へ向い、標識に従い途中から右折すると「通福寺」に着く。

五島市観光協会「五島市観光情報サイト 五島」歴史・文化の「五島八十八ヵ所」による寺の説明は次のとおり。
第六十五番 通福寺(つうふくじ)
本 尊 千手観音  宗 派 曹洞宗  所在地 五島市岐宿町松山653
※文治の乱に破れ五島に渡ってきた平家の武将が建立したお寺と伝えられている。天和元年(1681年)に本堂庫裡を新築落成させ、僧林周が天和3年に開創。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
通 福 寺  オガタマ  3.00m

中尾のスタジイ  五島市岐宿町二本楠

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中尾のスタジイ  五島市岐宿町二本楠

福江島の真ん中となる山内盆地の二本楠にあるため、福江港ターミナルから西の大荒交差点まで行き、県道27号線により猪掛峠を越して二本楠まで入る。
ここで玉之浦中須に出る県道164号線へ左折すると、ほどなく「中尾」バス停がある。国道から右へ田の中を進む車道があり、奥の谷間が中尾集落である。

神社前の中尾バス停からもこんもりした木立(青線枠内)が見え、集落に入って右方の坂道を上がると、高い石垣上に「中尾のスタジイ」がある。主幹の2本とも大きく根元は1つで、かなりの幹囲がある。五島一と言われるスタジイの大木である。
玉之浦町七岳に幹囲6.30〜6.40mと大きいスタジイ3本を針本氏は確認しているが、場所を聞いても入山禁止の山中で、私がたどりつけるような場所ではない。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
中 尾  スタジイ

三井楽のエノキ  五島市三井楽町濱ノ畔

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三井楽のエノキ  五島市三井楽町濱ノ畔

国道384号線が三井楽へ入り、遣唐使ふるさと館前の大橋を渡り、すぐ右折して白良ヶ浜遊歩道沿いの海岸通りを、みなと公園の方へ約1km進む。弁天様の小島先に釣り具店があり、背後に「三井楽のエノキ」が見えるので、左側の坂へ上がる。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
三井楽  エノキ  5.70m

なお、同地図は下段に稀少植物(カカツガユ)を付記している。長崎県生物学会誌No.45
1985年(平成7年)6月に三井楽の記録があるので、近くに生育しているのだろう。
樹木解説HPでの「カカツガユ」は次のとおり。
高さは約3mほどの常緑低木。枝はややツル状で横に広がり、長いものでは10〜15mにも達する。茎には1〜2cmの鋭い刺がある。葉は互生し、葉身は楕円形で長さ2〜8cm。雌雄異株。初夏に葉の付け根から球形の頭状花序を出す。果実は径1.5〜2cmの球形で、秋に橙色に熟して食用となる。
本州(山口県)・四国・九州・沖縄・台湾島・中国大陸南部の島嶼部、沿岸部に点々と分布。もともと個体数は少なく、森林伐採や海岸開発、道路工事などによる減少が懸念される。

頓泊のエノキ  五島市玉之浦町頓泊

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頓泊のエノキ  五島市玉之浦町頓泊

三井楽から行くと高浜海水浴場の次が頓泊海水浴場である、国道384号線で南下するか、荒川から丹奈トンネルを越えて同国道を北上する。
国道の橋脇から分かれ、湾の先にある頓泊集落まで行く。集落の奥の左斜面に大木が見える。根元に上る岩場の道に長い根が這い、奇怪な姿でエノキが立ち、根元に石祠があった。

福江島の巨木地図により「頓泊のタブノキ」を見に行ったのだが、この場所でなかった。タブノキは後で聞くと、手前の神社背後の山中にあるそうだ。再度、調べに出かけたい。