投稿者「misakimichi」のアーカイブ

古市家住宅  中種子町坂井字門ノ原 ( 鹿児島県 )

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古市家住宅  中種子町坂井字門ノ原

中種子町HPの教育・文化による説明は、次のとおり。中種子町中心から国道58号を南下、「歴史の里坂井公園」まで行くと、史跡案内標識があるので、左折して少し下る。

■国指定重要文化財(建造物)  古市家住宅
所有者:古市一英氏(千葉県在住)
平成6年7月12日指定
中種子町の南部、本村集落に建つこの建物は、平成6年7月に国の重要文化財に指定されました。建物に残されていた棟札から、1846(弘化3)年に建てられた事が分かっています。この家を建てた古市源助氏は、坂井村で庄屋や横目といった重要な役職を努めた郷士(ごうし)でした。
建物は座敷部と土間部からなり、平面はL字型をしています。簡素によくまとまった中規模な住宅で、種子島を代表する民家建築と言えるでしょう。また、住宅を取り巻く環境も良好で、住宅とともに歴史的風致を形成しています。
平成13年・14年解体修理工事が行われ創建当時の姿に復元されました。
周辺は国道改良工事に伴い「歴史の里坂井公園」として整備され、近くの「日本一の大ソテツ」などとともに名所となっています。 

坂井神社の大ソテツ  中種子町坂井本村 ( 鹿児島県 )

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坂井神社の大ソテツ  中種子町坂井本村

現地説明板は、次のとおり。中種子町中心から国道58号を南下、坂井本村の「歴史の里坂井公園」のところに坂井神社の入口がある。境内にはアコウの大木もあった。

坂井神社の大ソテツ  昭和55年3月 町文化財(記念物)指定
いつ頃ここに植えられたかは定かではありませんが、樹齢は600年を越すと推定され、日本一のソテツとして大切に育てられています。この雌株のソテツは樹高7m、樹長10m、根回りは2m以上あります。
ソテツは雌株で株が異なり、夏にそれぞれ雌花、雄花をつけます。裸子植物に属し、性質はシダ植物に近いとされています。冬季に霜よけなどで越冬させることができ、かなり北方でも植えられていますが、開花結実するのは静岡県以南の暖地に限られます。
この坂井神社に限らず、各地の社寺、庭園に栽培された老木は天然記念物として保護されているものが多くあります。ソテツは鉄を好み、衰弱したとき鉄分を与えると回復するという言い伝えがあり、蘇鉄の名前はこれから出たと言います。
中種子町教育委員会・中種子町自然保護審議会

国指定天然記念物「松屋寺のソテツ 大分県日出町日出」は、本ブログ次を参照。
https://misakimichi.com/archives/2959
どちらも「日本一の大ソテツ」とあったが、中種子町坂井神社のは、入口鳥居前の説明銘板どおり「高さにおいて」であろう。

西之山の御新田  中種子町油久西之山 ( 鹿児島県 )

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西之山の御新田  中種子町油久西之山

サイト「近世以前の土木・産業遺産」鹿児島県リストによるデータは、次のとおり。中種子町中心から国道58号を南下。美座バス停先から右折し西之山へ向かう。約800mほど進むと御新田バス停のところに、「御新田の池」がある。所在図参照。

西之山の御新田 にしのやま
(熊毛)中種子町(種子島) 水田 安政年間 (1854-60)? WEB 松寿院(第23代島主種子島久道夫人)が溜池を作り、それを水田に引き入れて整備を行ったと言われている 2 C

御新田の池に移設されている「屋床の平の御新田碑」の碑文は、次のHPを参照。
http://www.furusato-tanegashima.net/hi/na/gosindenhi.html

雄龍岩・雌龍岩  中種子町納官浜津脇 ( 鹿児島県 )

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雄龍岩・雌龍岩  中種子町納官浜津脇

現地説明板は、次のとおり。種子島の西側、国道58号が中種子町へ入って、星原小学校に出る手前、おじゃりもーせ龍星館のところの海岸にある。

雄龍岩、雌龍岩
昔、崖の上の小学校の地に、達五郎と達江という仲のよい夫婦が住んでいた。ある夜、嵐のために崖くずれにあって、二人は家もろとも海に投げ出された。それ以来、二人の姿を見かけたものはいなかった。数ヶ月が過ぎて、いつの間にか二人が投げ出された海の所に、仲良くよりそうように大きな岩が立っていた。人々はいつしかそれらの岩を、達五郎と達江の生まれ変わった姿ではないかというようになった。
そして、達五郎と達江の名前に因んでこの二つの岩をオタツ岩、メタツ岩と呼ぶようになった。
「種子島研究 第十八号」より    
中種子島自然保護審議会  中種子島文化財保護審議会

漣 痕(れんこん)  西之表市住吉 ( 鹿児島県 )

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漣 痕(れんこん)  西之表市住吉

現地説明板は、次のとおり。種子島の西側、国道58号により西之表市住吉の集落をしばらく過ぎた国道沿い左側の崖面にあった。

西之表市指定文化財(天然記念物)  漣 痕(れんこん)  昭和48年2月1日指定

漣痕とは、地層の成層面上に残っているさざ波状のでこぼこをいい、水の流れ、波や風によって地積層物の表面につくられたもの(リップル)が、そのまま地層の中に保存されたものである。
この露頭にみられる熊毛層群(数千万年前)の壁面の漣痕は、浅海で海水の揺れ動くさざ波の形がそのまま残り、その後、地殻変動により、地層が垂直になったものと考えられ、地質学上貴重な資料である。
漣痕のことを最近では「砂紋」とか「リップルマーク」ということもある。
平成26年6月  西之表市教育委員会

住吉のガジュマル防潮林  西之表市住吉 ( 鹿児島県 )

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住吉のガジュマル防潮林  西之表市住吉

現地説明板は、次のとおり。種子島の西側、国道58号住吉交差点から漁港の方へ下る。ガジュマル防潮林は、住吉港の堤防沿いに植えられていて、史跡説明板のあるガジュマルの大木は、港の右側奥に生える。

西之表市指定文化財(天然記念物)  ガジュマル防潮林  昭和34年8月10日指定

熱帯性のクワ科植物で常緑喬木で茎から多くの気根を生じ、独特の美しさを呈する。北限は、種子島といわれるが、本土の最南端佐多岬にも自生樹がある。
標準名の起源は、琉球でこの樹を「かぜまもる」といったことによるといわれる。その名の通り潮風に強く、また根は四方へ張っているので、防風・防潮・護岸の効用がきわめて高い。
このガジュマルは、沖縄から移植されたもので、明治初年に右の目的をもって計画植樹されたもので、植齢はいずれも100年以上である。自然の景観と人工の林相が特異な風光を作り出している。
平成12年1月  西之表市教育委員会

西之表市役所前のさざれ石  西之表市西之表 ( 鹿児島県 )

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西之表市役所前のさざれ石  西之表市西之表

現地説明碑は、次のとおり。国道58号東町交差点から左折し、市役所南から駐車場へ上がる。
Naked Heart – Gooブログには、”学生の頃に読んだある本には、「君が代」の歌詞に関して、「細石が巨岩となって苔がむすという、自然の摂理に反した反実仮想の歌であり、馬鹿げている」と書かれていましたが、実在するんですね。驚きました。”とある。

さざれ石

さざれ石の学名は、石灰質角礫岩である。石灰岩が長い年月の間に雨水等で溶解し、その粘着力の強い石灰質の駅が周りの小石を固めて、自然に巨岩となったもので、一般的に成長する石といわれ、国家「君が代」にも歌われている、めでたい石である。国内では、岐阜県をはじめ数か所で産出されるが、岐阜県春日村産のさざれ石は岐阜県の天然記念物に指定されている。
このさざれ石は、重量約二.九屯で、中西教一(本市出身)より寄贈されたものである。
平成十二年三月  西之表市長 落合浩英

西之表市役所のガジュマル・チシャノキ  西之表市西之表 ( 鹿児島県 )

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西之表市役所のガジュマル・チシャノキ  西之表市西之表

巨樹・古木 – 鹿児島の自然と食 – Gooブログによる説明は、次のとおり。国道58号東町交差点から左折し、市役所南から駐車場へ上がる。

市役所のガジュマル  2007-06-18 | 巨樹・古木

種子島の西之表市役所入り口に、ガジュマルの大木が2本あります。かつては正面玄関の左右にありましたが、建物が建て替えられたため、今は裏口になっています。
これが入り口の右側にあるガジュマル(クワ科)。左側にあるガジュマル。市役所の正面玄関は、後ろの建物の反対側にある。
案内看板によると、昭和32年に、高さ2m、直径20cmの枝を挿し木したとありますから、それから50年しかたっていません。古木というほどではありませんが、ガジュマルは成長が早いため、気根がたくさん垂れ下がり、うっそうと茂って大樹となっています。

チシャノキ  2007-06-19 | 巨樹・古木

昨日紹介した種子島 西之表市役所のガジュマルの隣にチシャノキがあります。西之表市の名木・古木に指定されている木です。
チシャノキ(苣の木)ムラサキ科 落葉高木で、樹高10〜15mになる。樹高5m、幹回り1.5mでそれほど大きい木ではありませんが、幹のゴツゴツしているところはいかにも古木という印象です。幹は白い色をしています。
チシャノキとは、若葉が食べられ味が野菜のチシャ(レタスのこと)に似ていることから名付けられたそうです(食べたことはありませんが)。

西之表港の波止  西之表市西町 ( 鹿児島県 )

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西之表港の波止  西之表市西町

サイト「近世以前の土木・産業遺産」鹿児島県リストによるデータは、次のとおり。種子島の西之表港高速船・フェーリ発着場突堤の手前付近。北側に新波止(沖の岩岐)、対岸に旧波止(築島)が望める。

西之表港の波止 にしのおもて
西之表市(種子島) 沖の岩岐 石防波堤 文久2(1862) 市教委/WEB 波止先端部に建造当初の石積が保存 松寿院(第23代島主種子島久道夫人)の主な事業の一つ/布積くずし風に積まれた見事な巻石防波堤 2 B

高樋の里程標  姶良市西餅田 ( 鹿児島県 )

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高樋の里程標  姶良市西餅田

現地説明板は、次のとおり。姶良市役所近く国道10号宮島北交差点から北西に市道をまっすぐ進む。九州自動車道ガード下をくぐり、しばらくすると、西餅田で市道は左へカーブする。ここで中溝の水路を跨ぐが、右下流側に五社神社が見える。神社鳥居前にこの「高樋の里程標」がある。寸法は、23cm×23cm×90cm。

高樋の里程標
碑文には、「□鉄道重富停車場 壹里」とあります。最初の文字は不明ですが、「距」の字を当てると、「鉄道重富停車場(現在のJR日豊本線重富駅)を距ること一里(約4キロメートル)と読めます。
重富駅は明治34年(1901)鹿児島〜隼人間が開通した時に開設されました。明治42年には門司港駅から人吉経由鹿児島まで全線開通し、当時これを鹿児島本線と呼んでいました。
当時はまだ帖佐駅がなく(大正15年開設)、この道は重富駅と帖佐・山田を結ぶ幹線として、多くの乗合馬車や荷馬車が往き来していました。この碑は、明治34年以降に重富駅を利用する人々の目印として建てられたものです。
平成9年3月建立  姶良町教育委員会