雄龍岩・雌龍岩 中種子町納官浜津脇
現地説明板は、次のとおり。種子島の西側、国道58号が中種子町へ入って、星原小学校に出る手前、おじゃりもーせ龍星館のところの海岸にある。
雄龍岩、雌龍岩
昔、崖の上の小学校の地に、達五郎と達江という仲のよい夫婦が住んでいた。ある夜、嵐のために崖くずれにあって、二人は家もろとも海に投げ出された。それ以来、二人の姿を見かけたものはいなかった。数ヶ月が過ぎて、いつの間にか二人が投げ出された海の所に、仲良くよりそうように大きな岩が立っていた。人々はいつしかそれらの岩を、達五郎と達江の生まれ変わった姿ではないかというようになった。
そして、達五郎と達江の名前に因んでこの二つの岩をオタツ岩、メタツ岩と呼ぶようになった。
「種子島研究 第十八号」より
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