高樋の里程標  姶良市西餅田 ( 鹿児島県 )

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高樋の里程標  姶良市西餅田

現地説明板は、次のとおり。姶良市役所近く国道10号宮島北交差点から北西に市道をまっすぐ進む。九州自動車道ガード下をくぐり、しばらくすると、西餅田で市道は左へカーブする。ここで中溝の水路を跨ぐが、右下流側に五社神社が見える。神社鳥居前にこの「高樋の里程標」がある。寸法は、23cm×23cm×90cm。

高樋の里程標
碑文には、「□鉄道重富停車場 壹里」とあります。最初の文字は不明ですが、「距」の字を当てると、「鉄道重富停車場(現在のJR日豊本線重富駅)を距ること一里(約4キロメートル)と読めます。
重富駅は明治34年(1901)鹿児島〜隼人間が開通した時に開設されました。明治42年には門司港駅から人吉経由鹿児島まで全線開通し、当時これを鹿児島本線と呼んでいました。
当時はまだ帖佐駅がなく(大正15年開設)、この道は重富駅と帖佐・山田を結ぶ幹線として、多くの乗合馬車や荷馬車が往き来していました。この碑は、明治34年以降に重富駅を利用する人々の目印として建てられたものです。
平成9年3月建立  姶良町教育委員会