大正十一年頃のガラス写真 168ほか 十軒蔵

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大正十一年頃のガラス写真 168ほか 十軒蔵

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

「大正十一年頃のガラス写真」
168,170,175  (十軒蔵)

■ 確認結果

「ガラス写真」とは、感光する写真乳剤を塗ったガラス板を写真機にセットして撮影した後、乾板をもとに写真を焼き付ける。フィルムが普及する前の明治から昭和にかけてよく使われた(朝日新聞キーワード解説)。
スタジオアートアイ制作CD「大正十一年頃のガラス写真」は、長崎を撮影していると思われる
308枚の写真。整理番号のみで、撮影地はまったくわからない。心当たりの場所を探してみる。

整理番号168,170,175は、新地籠町通りの日浦海岸にあった「十軒蔵」でなかろうか。
168は、まだ検証する必要があるが、これだけの倉庫群があり、遠くの風頭山の稜線は、同じように感じる。
170は、銅座橋側から広馬場方向を望む。さるく説明板にもこの向きの写真がある。焼肉店「喜楽園」の屋根上に、今でも倉庫の屋根かたわれの一部が残っている。
175は、逆に広馬場側から新地籠町通りを望む。同じような道の造りが確認できるだろう。

「十軒蔵」については、本ブログ次の記事を参照。
https://misakimichi.com/archives/3613
https://misakimichi.com/archives/3192
https://misakimichi.com/archives/3119