長崎の巨樹・名木 (壱岐・対馬)」カテゴリーアーカイブ

唐洲のソテツとクロガネモチ  対馬市豊玉町唐洲

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唐洲のソテツとクロガネモチ  対馬市豊玉町唐洲

国道382号線により豊玉町の中心仁位まで行き、唐洲への県道232号線へ左折して入る。唐洲は浅茅湾の西端となるので、かなり走らなければならない。
唐洲漁港へ着くと、漁協前から集落内の路地へ入る。奥まで行くと青木邸の庭に県指定天然記念物「対馬唐洲の大ソテツ」がある。

「クロガネモチ」は、漁協前の対馬市役所唐洲出張所の後となる右方斜面に見えるので、空き地の中を通って上がって行く。神社の入口で鳥居があった。
そのほか、大ソテツ奥の山中には、最後の写真とおり、かなりの大木が望見された。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

対馬唐洲の大ソテツ  県指定天然記念物

指定年月日 昭和53年3月31日 所在地 下県郡豊玉町大字唐洲78
所有者 青木智久
唐洲は、対馬中部西海岸の唐洲湾に臨んだ集落である。このソテツは、対馬の名木として琴の大イチョウとともに、昔から全島に広く知られている。
大小の幹枝が入り乱れ、東西7m、南北5.30mに広がっている。主幹と思われるものの高さは3.50mで、高さの割に枝張りが大きく樹形も整って姿もよい。ソテツの珍しい巨樹である。

64 唐洲の大ソテツ  県 (豊玉町唐洲)

青木邸の庭に植えられたもので、昭和40年代前半にあまりに大きすぎ邪魔になるため3分の1程が切られましたが、現在も見事な大きさと広がりを持つソテツの珍しい巨樹です。
64 唐洲の大ソテツ    ソテツ      幹回り  −     樹高  −

63 唐洲のクロガネモチ クロガネモチ  幹回り 3.18m  樹高 22m

観音堂裏と卯麦のクスノキ  対馬市豊玉町卯麦  

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観音堂裏と卯麦のクスノキ  対馬市豊玉町卯麦

国道382号線により豊玉町の中心仁位まで行き、佐保方面への県道232号線へ左折して入る。豊玉小学校前を過ぎ、ハロウ坂トンネルと卯麦トンネルを抜けると、卯麦浦の谷あいに卯麦の集落がある。

川沿いに行って右岸、駐車用広場に「観音堂裏のクスノキ」、少し先へ行って左岸、橋の人家裏川岸に「卯麦のクスノキ」が、対面するようにして立つ。幹囲は前者がやや大きい。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストの中の説明は次のとおり。
3番目塞ノ神のクスノキは確認しなかった。

60 観音堂裏のクスノキ  クスノキ   幹回り 6.53m  樹高 18m
60 卯麦のクスノキ     クスノキ   幹回り 6.38m  樹高 24m
60 塞ノ神のクスノキ    クスノキ   幹回り 3.0m以上 樹高  −

和多都美神社社叢  対馬市豊玉町仁位

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和多都美神社社叢  対馬市豊玉町仁位

国道382号線により豊玉町の中心仁位まで行き、佐保方面への県道232号線へ左折して入る。豊玉小学校前に「和多都美大橋」があり、橋を渡って対岸の山際を進むと赤い大鳥居があるが、神社はまだだいぶん先である。

「和多都美神社」は、下って浦へ出たところ。正面の5つの鳥居のうち、2つは海中にある。神社は風景・史跡の項を参照。烏帽子岳展望台は、神社の先から車道が上がる。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

和多都美神社社叢  県指定天然記念物

指定年月日 昭和51年2月24日  所在地 下県郡豊玉町大字仁位字和宮
所有者 和多都美神社
この社叢は、対馬上島と下島に囲まれた浅茅湾奥の波静かな入江に面して位置する。主木は、スタジイ・ウラジロガシの照葉樹のほか、アズキナシ・ケヤキ・ハリギリ・イロハモミジなどの落葉樹を若干まじえる。林下にはコバノカナワラビ・テイカカズラ・ビナンカズラ・ベニシダが繁茂する。林縁にはヤマボウシ・ハナイカダ・ウリノキが生え、大陸系のオオチョウジガマズミやケイリンギボウシも見出される。
社叢は全体として、対馬中部の低海抜丘陵地の原型をよく残しているばかりでなく、高地性の落葉樹や大陸系の植物をも生じていて貴重である。

61 和多都美神社社叢    ムクノキ  幹回り 3.5m  樹高 28m 

吉田のムクノキ  対馬市峰町吉田

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吉田のムクノキ  対馬市峰町吉田

国道382号線が、豊玉町の八割トンネルを抜けると峰町へ入る。吉田川と合うところに吉田バス停があり、国道のすぐ右方に「吉田のムクノキ」が立つ。
対馬市ファミリーパークのまだ手前である。枯れかかったような根元だが、樹勢はあるらしい。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

42 吉田のムクノキ  (峰町吉田)

国道の側にあるムクノキの巨樹です。根元に小さな祠があり、神社の跡であると言われています。生育条件は悪くなっていますが、樹勢は今だに旺盛な木です。
42 吉田のムクノキ    ムクノキ   幹回り 6.64m  樹高 28m

対馬海神神社の社叢  対馬市峰町木坂

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対馬海神神社の社叢  対馬市峰町木坂

国道382号線により峰町まで行く。国道は町の入口の西部中学校を過ぎて、河口の橋を渡るので、ここから左折して県道48号線へ入り、木坂まで三根湾沿いを回って行く。
「海神神社」は集落のはずれにあるので、西側海岸まで行く。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

対馬海神神社の社叢  県指定天然記念物

指定年月日 昭和50年9月2日  所在地 上県郡峰町大字木坂247
所有者 海神神社
この社叢は、対馬上島の西海岸近くの丘陵斜面にある。スタジイとウラジロガシを主木とし、クロマツやケヤキ、ヤマハゼをも混じえる。林下にはホソバカナワラビが密生し、アリドウシ・テイカカズラ・ベニシダ・ヤブコウジなど常緑植物が生育している。大陸系のノグルミやコバノチョウセンエノキもみられる。
社叢は全体として対馬西海岸の丘陵地をかつておおっていた照葉樹林の原型を、いまによく残していて貴重である。

40 木坂・海神神社の社叢  県  (峰町木坂)

林内や境内に巨樹・巨木の多い素晴しい社叢で、樹形の良いアカマツの巨木やクロマツも多くあります。また、キビタキ、サンコウチョウなどの野鳥やツシマウラボシシジミも簡単に見ることができます。
40 木坂海神神社社叢   ムクノキ   幹回り 6.00m  樹高 19m
40 木坂海神神社社叢   ス   ギ   幹回り 4.10m  樹高 35m
40 木坂海神神社社叢   アカマツ   幹回り 3.43m  樹高 24m

女連のケヤキ  対馬市上県町女連

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女連のケヤキ  対馬市上県町女連

国道382号線が峰町三根を過ぎ、山田山トンネルを抜けると上県町へ入る。すぐ次に新弓坂トンネルがあり、この入口に上県町鹿見や久原を通って「女連」(うなつら)へ出る県道189号線がある。峰町三根からが返って近い道がある。

「女連のケヤキ」は、女連漁港へ出てすぐ左方の谷合い空き地に見える。大きく枝を広げ、樹形がよい。根元に祠がある。惜しいことに、支幹の分岐部分を見ると空洞ができかかっていた。
海岸の「女連の立岩」へ行く時、見かけた。対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストにないような木。
ここが「34 座王大権現社叢」ではないようだ。対馬はケヤキも大木が多い。いちいちあげておられないためかも知れない。

志多留のタチバナ  対馬市上県町志多留

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志多留のタチバナ  対馬市上県町志多留

国道382号線の上県町仁田交差点から左折して、仁田湾沿いに北西側の端となる志多留まで行く。集落に着いた垂穂橋のところから右の路地に入り、数軒ほど行くと国分宅の玄関前庭に、「志多留のタチバナ」が立つ。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

24 志多留・国分邸のタチバナ  町  (上県町志多留)
国分邸の庭に幹周り1.33mものタチバナがあり、毎年小さな黄色い実を木いっぱいにつけているのは見事です。
24 志多留のタチバナ  タチバナ  幹回り 1.33m  樹 高  8m

井口茂ノ上神社のケヤキ・カヤ  対馬市上県町佐護  

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井口茂ノ上神社のケヤキ・カヤ  対馬市上県町佐護

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い井口集落まで入る。佐護郵便局前に「千俵蒔山」へ登る道路標識がありこの道へ進む。
すぐ右手の高台の坂段に木の鳥居があり、高台に上がると「井口茂ノ上神社」で小さな石祠があり、ケヤキ・カヤの大木がある。

郵便局先から右へ上がった井口墓地には、スギの幹囲3.15m、樹高18mがある。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

13 井口茂ノ神神社社叢  (上県町井口)

集落の背後の天道信仰の茂地(聖地)が神社、社叢として残っており、祠の背後のケヤキ4.41mを始め、3本のケヤキとカヤの巨木1本があります。
13 井口茂ノ神神社社叢   ケヤキ  幹回り 4.41m  樹 高 32m
13 井口茂ノ神神社社叢   ケヤキ  幹回り 3.68m  樹 高 36m
13 井口茂ノ神神社社叢そば カ ヤ  幹回り 3.26m  樹 高 15m

火鎮神社のイチョウ  対馬市上県町佐護

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火鎮神社のイチョウ  対馬市上県町佐護

国道382号線により上県町佐護の三叉路まで行き、左折して佐護川に沿い河口まで行く。対馬野生生物保護センターへ行く道と分岐し、「湊大橋」を渡ると左方の田奥の林に鳥居が見える。
川沿いの道を行くと一軒の民家の後ろに「火鎮神社」があり、社殿の左にイチョウが立つ。

周りは樹叢をなして種々の高大木があるが、林間に入れず確かめきれない。
対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」(2003年改訂)リストによる説明は次のとおり。

11 火鎮神社のイチョウ  イチョウ  幹回り 4.29m  樹 高 20m

嶋大国魂御子神社のムクロジ  対馬市上県町佐久須

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嶋大国魂御子神社のムクロジ  対馬市上県町佐久須

国道382号線により上県町佐久須の三叉路まで行き、国道から右へ分れる舟志方面への道に入る。対馬市役所上県支所前を通り広い道を進むと、町はずれに「嶋大国魂御子神社」があり、大スギが見える。
社殿へ登る石段の中間に、ムクロジの大木がある。その他、多種類の大木がある。
上県町「上県町誌」平成16年刊、第8節対馬の天然記念物225頁による説明、及び対馬観光物産協会発行「対馬の巨木と自然」リストによる説明は次のとおり。

日吉のムクロジ   町指定 上県町佐久須

通称佐久須の氏神様、嶋大国魂御子神社の境内にある。幹囲3.74m、樹高24mで、県下では最大の巨木といわれている。
ムクロジは江戸時代までは生活に重要な木であった。実にサポニンを含み、泡立ちよく汚れをおとすので洗濯に使われ、また子どもたちの間では種子ははねつきの玉や、ビー玉遊びに利用されていた。
9 嶋大国魂御子神社社叢  町 (上県町佐久須日吉)

境内にスギの巨木があり、社殿へ登る石段の中間にあるムクロジの巨木も見事。その他、カヤ、ウラジロガシ、ケヤキなど多種類の巨木があり、充分に巨木を満喫できる社叢です。
9 嶋大国魂御子神社社叢  ス ギ    幹回り 6.50m  樹 高 38m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ケヤキ   幹回り 3.68m  樹 高 30m
9 嶋大国魂御子神社社叢  ムクロジ  幹回り 3.74m  樹 高 24m
9 嶋大国魂御子神社社叢  イチョウ   幹回り 3.08m  樹 高 20m