月別アーカイブ: 2014年9月

人吉城跡  人吉市麓町

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人吉城跡  人吉市麓町

熊本県観光サイト「なごみ紀行 くまもと」による説明は、次のとおり。

人吉城跡

日本百名城の一つである人吉城跡は、鎌倉時代から幕末までのおよそ700年間、相良家の中心だった中世城趾で、球磨川と胸川を堀がわりにした特異の築城と、江戸時代末期に施された石垣のはね出し武者返しが、我が国の築城史上でも珍しい遺構です。相良氏の入国時に城の南端から発掘された三日月の紋様がある奇石から「繊月城」の別名があり、先年、大手門際の多門櫓と角櫓、長塀等が復元されました(国指定史跡)。また、春は相良護国神社境内と、球磨川沿いの石垣に沿って咲く桜が見事であり、多くの花見客で賑わいます。

熊本県のアーチ式石橋  禊(みそぎ)橋  人吉市上青井町

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熊本県のアーチ式石橋  禊(みそぎ)橋  人吉市上青井町

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。

№757  禊(みそぎ)橋

人吉市上青井町
橋長:22.3m  橋幅:3.8m  径間:6.2m(大アーチ)、5.7m×2(小アーチ) 拱矢:2.3m(大アーチ)、1.0m(小アーチ)
架設:大正10年(1921)6月

人吉市、青井阿蘇神社前に架かっています。

青井阿蘇神社  人吉市上青井町

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青井阿蘇神社  人吉市上青井町

人吉市歴史遺産課HPによる解説は、次のとおり。

国宝青井阿蘇神社

平成20年6月9日(月)、当市上青井町118番地に所在する「青井阿蘇神社(あおいあそじんじゃ)」の本殿(ほんでん)・廊(ろう)・幣殿(へいでん)・拝殿(はいでん)・楼門(ろうもん)の5棟が官報告示により国宝に正式に指定されました。

熊本県に現存するものとしては初めての国宝となり、全国でも神社の国宝指定は47年振りの快挙です。
青井阿蘇神社は慶長期(けいちょうき)に一連で造営された社殿群であり、中世球磨(くま)地方に展開した独自性の強い建築様式を継承しつつ、桃山期の華麗な装飾性を取り入れていることが特徴です。また、南九州地方における近世神社建築の発展において影響を与えていることなどの文化史的意義が認められ、今回の国宝指定となりました。

青井阿蘇神社とは

平安時代の大同元(806)年に創建され、平成18年に創建1200年を迎えました。
阿蘇神社の三神を祭神とし、鎌倉時代から明治維新までの約700年に渡ってこの地を治めた相良家歴代当主の保護により、たびたび改修が行われてきました。
特に、現在境内中央に南北に並んでいる本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門の五つの社殿は、初代人吉藩主相良長毎(さがらながつね)と重臣相良清兵衛(せいべえ)の発起により、慶長15(1610)年から18年にかけて造営されたものです。

社殿の特徴
①急勾配の茅葺(かやぶき)屋根や軒から下を黒漆塗としつつ、組物や部材の面に赤漆を併用する技法など人吉球磨地方の独自性の強い意匠を継承している。
②彫刻や彩色、錺(かざり)金具などは桃山期の華麗な装飾性を機敏に摂取しており、その後の当地方社寺造営の規範となっている。
③廊の龍にみられる秀麗な彫刻や特異な拝殿形式は、広く南九州地方にその影響が認められる。

本ブログ熊本県の記事は、台風接近のため7月31日八代市で中断。いったん長崎市へ帰り、9月11日から人吉市を通り、次は鹿児島県を10日間ほど訪ねた。以下、この記事を続ける。 

長崎の西空の夕日  14−01

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長崎の西空の夕日  14−01

長崎市南部の団地、わが家から見た夕日。電柱と電線は邪魔なので近くにも出かける。夕日シリーズは以降も続く。しばらく中断していたが、久し振りにアップ。

写真  1〜  6  2014年 9月20日の18時14分頃

馬場俊介氏著「近世以前の土木・産業遺産」による長崎県の特徴分析部分

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馬場俊介氏著「近世以前の土木・産業遺産」による長崎県の特徴分析部分

岡山大学大学院環境生命科学研究科教授、馬場俊介氏著「近世以前の土木・産業遺産」(街道・水運・農業・漁業・鉱山・防災・水道・測量・防衛)が、2014年8月発行された。
報告書の「はじめに」によると、調査の目的などは次のとおり。

この報告書は、WEB上で公開している学術情報データベース「近世以前の土木・産業遺産の全国調査」
http://www.kinsei-izen.com/
の3つの柱である、➀都道府県ごとのデータリスト、それに基づいた➁都道府県ごとの特徴分析、及び、➂各種遺産ごとの個別リストの中で、➁の部分を印刷製本したものである。WAB上で公開している全情報(➀〜➂)も、巻末のDVDに2014年8月15日現在のものを収録している。

学術情報データベースの対象は、古代〜江戸期(慶応4年)までに造られた交通(街道、河川舟運、海運)、産業(農業・飼馬業、林業、漁業、鉱業、工業)、 防災(河川、海岸)、衛生(井戸、湧水)、行政(測量)、防衛(台場、狼煙場)関連の遺産群であり、少しでも姿を留めているものを恣意的にリスト化したものである。とは言っても、この種の遺産に関する全国初の調査であることと、対象のあまりの広さのため、恣意的は実現できなかった。重要なものが抜け落ちている可能性も十分あり得る。それでも今回、報告書という形でとりまとめて印刷・製本・配布することにしたのは、7,580件の画像データを含む全17,200件の遺産群の存在をできる限り多くの機関・人々に知ってもらい、その存在と価値を広く認識していただき、次世代にしっかり残していくことが重要だと考えたからである。…

本調査研究は、財政的には、2007〜2009年はトヨタ財団、ウエスコ学術振興財団の研究助成金、2010〜2014年は科学研究費補助金(基礎研究(B))により実施された。また、資料収集にあたっては、全国の市区町村の教育委員会、ならびに、これまでに刊行された各種の書籍も利用し、ウエブ上のデータも信頼性を確認した上で使用している。また、一部の写真・データについて、善意の方々のご支援を得た本格的な全国調査である。
この調査報告書から、152〜155頁「長崎県の特徴分析」部分を紹介する。長崎県の境界石をはじめとする多様な遺構については、本ブログ私の記事や写真を取り上げていただいているは、光栄なことである。
詳しくは、WEB「近世以前の土木・産業遺産」を参照。  http://www.kinsei-izen.com/ 

古写真展『古写真で見る 1874年、激動の長崎—県庁倒壊と科学の黒船』

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古写真展『古写真で見る 1874年、激動の長崎—県庁倒壊と科学の黒船』

長崎市立図書館イベント情報は、次のとおり。

古写真展『古写真で見る 1874年、激動の長崎—県庁倒壊と科学の黒船』を開催します!
古写真は彩り豊かな長崎の歴史を切り取った貴重な資料です。
その古写真を通して長崎の魅力をより多くの方に発見してもらいたいと思っています。
今回は長崎大学附属図書館の古写真コレクションの中から約100点を展示いたします。
開催期間中はオープニングセレモニーや姫野順一氏(長崎大学名誉教授)、松本直弥氏(特定非営利活動法人長崎県天文協会会長)、さるくガイドの川野さん達によるミニトークも開催予定です。
皆様のお越しをお待ちしております!!

主  催:長崎大学附属図書館・長崎市立図書館
日  時:8月27日(水)〜9月15日(月・祝)10時〜18時
(初日のみ10時30分開場) ※火曜日休館
場  所:長崎市立図書館 多目的ホール
申込・参加費:不要

ポスター「古写真展」(PDF:423 KB)
トークイベント スケジュール(PDF:99 KB)

きのう9月3日、写真展を観覧に行った。古写真の解説は、私も事前に協力しているので、あまり問題はなかった。ところが、玄関口にある長崎市立図書館が作成した明治20年代長崎のパノラマ(目録番号: 5615、5616、
5617 3枚続きパノラマ)の表示がおかしい。
梅香崎の長崎税関岸壁や、対岸側の身投崎・恵美須神社・稲佐崎と稲佐山や岩屋山の説明がない。「初代出島橋」も今、復元が課題となっている出島石橋の「表門橋」とまぎらわしい。

会場内の作品は、撮影禁止。入口に「あなたが選ぶ!長崎今昔写真No.1」という対比写真コーナーがあった。どなたがどれほど調査した結果だろうか。疑問に思う撮影地の写真が多い。堂々と公開し、トークイベントもされるようだが、市民に誤解を与えないような調査をお願いしたい。
後ろの写真が、私が調査している撮影地である。URLで参照。どこが違うか?、みなさんも考えてみてください。そのほか数点は疑問を感じた。主催者側でも、もう少し気をつけるべき問題だろう。

長崎の幕末・明治期古写真考 目録番号:4878 ドンの山(から)見た大浦居留地・出島
https://misakimichi.com/archives/1598 (データベースでは、目録番号:4878
長崎の幕末・明治期古写真考 古写真集: 83 戸町の入江 ほか
https://misakimichi.com/archives/1621 (データベースでは、目録番号:3875
長崎の幕末・明治期古写真考 目録番号: 2863 大浦川沿い(2) ほか
https://misakimichi.com/archives/3248 (データベースでは、目録番号:2879