月別アーカイブ: 2009年10月

福 江  明星院・長手地蔵堂・香珠子海水浴場ほか  五島市

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福 江  明星院・長手地蔵堂・香珠子海水浴場ほか  五島市

五島市福江の風景・史跡。明星院・市街遠望・長手地蔵堂・鬼岳・香珠子海水浴場。
長崎県HP「長崎県の文化財」及び五島市観光協会「五島市観光情報サイト 五島」による説明は次のとおり。

写真  1〜  9  明星院本堂  有形文化財(県指定) 
よみがな みょうじょういんほんどう
指定年月日 1986年8月29日  所在地五島市吉田町1905  所有者 明星院
寺伝によれば大同元年(806)僧空海が唐から帰朝の途次ここに参籠して明星院と名付け,文治3年(1187)平家盛が宇久姓を名乗ってのちの五島家の始祖となって以来,五島家代々の祈願所であったという。この本堂は棟札により安永7年(1778)の再建と思われる。幕末までは一般庶民の檀那寺ではなかったので,規模は大きくはないが,内部の柱桁に極彩色を施し,格天井には花鳥図を描き,両側小壁には華鬘(けまん)を懸けるなど,藩公祈願所としての荘厳に意を用いてある。護摩堂が別棟であるため,内部の彩色や天井絵がすすけることなく,立派に遣っているのは幸いである。昭和45年屋根の本瓦葺が銅板葺に改められた。
明星院の木造阿弥陀如来立像も有形文化財(県指定) 

写真 10〜 13  福江市街の遠望  上大津町から

写真 14〜 16  長手地蔵堂と左横の石門 
五島八十八ヵ所第三十六番 長手地蔵堂(ながて) 地蔵尊2体 お大師様1体
所在地 五島市長手町

写真 17       鬼 岳
福江島南岸に吹き出た鬼岳火山群は、シンダーコンと呼ばれる珍しい火山です。500万年前に噴火した楯状火山(アスピーテ)の上に5万年前の臼状火山(ホマーテ)が重なり合ってできたもので、鬼岳、火ノ岳、城岳、箕岳、臼岳からなっています。
その中の鬼岳は、全山芝生に覆われ、古くから市民の行楽地として親しまれてきました。中腹にある展望所からは、眼下に福江市街、福江港外に点在する島々を望め、訪れる人たちの心を癒してくれる。周辺は観光施設が整備され、福江島観光の拠点になっています。

写真 18       香珠子海水浴場
五島市中心部から車で約15分。夏休み中には臨時バスが運行されております。流しソーメンを売り物にした千本茶屋や桟敷なども整備されております。家族連れに人気がある、最もポピュラーな海水浴場です。

天満神社のアコウ  五島市平蔵町

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天満神社のアコウ  五島市平蔵町

福江港ターミナルから県道162号線により奥浦や堂崎天主堂方面へ向かう。約5kmほど走ると「浦頭教会」があり、県指定天然記念物「樫の浦のアコウ」の入口案内標識がある。右折して樫の浦漁港まで行くと、集落の中にアコウがある。

多々良島の正面となる浜は、「観光地引網」を体験できるところ。天満神社は「樫の浦のアコウ」がある岸壁の先の方となるので、しばらく行くと天満神社がある。ここにもアコウの大木が数本あり、写真は昨年にも写していたのに追加した。
一番大きい幹囲7.00mのは鳥居入ってすぐ左横にある。ほかのは周りの社叢にあるらしい。
県指定天然記念物「樫の浦のアコウ」は、https://misakimichi.com/archives/1090

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
天満神社  アコウ  4.00m,5.60m,6.05m,7.00m

五島高校岐宿分校跡のイチョウ  五島市岐宿町岐宿

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五島高校岐宿分校跡のイチョウ  五島市岐宿町岐宿

国道384号線により岐宿へ行き、町中へ右折して入る。五島市役所岐宿支所を通り、まっすぐに岐宿郵便局近くまで行くと、左方石垣の上にイチョウの大木が見える
現在の岐宿小学校は郵便局の右方背後にあるが、道路左方のイチョウが立つ石垣の敷地は、昭和25年5月開校した県立五島高等学校岐宿分校があった所。
同校は昭和42年4月県立五島南高等学校として独立、現在地岐宿町川原へ移転した。現在この跡地には、岐宿公民館及び武道館の新しい建物が建っていた。
従って、タイトルを「五島高校岐宿分校跡のイチョウ」とした。最後の写真は近くの大雄寺にあるイチョウ。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
岐宿小学校前  イチョウ  3.30m

通福寺のオガタマノキ  五島市岐宿町松山

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通福寺のオガタマノキ  五島市岐宿町松山

福江島の真ん中となる山内盆地の松山にあるため、福江港ターミナルから西の大荒交差点まで行き、県道27号線により猪掛峠を越して二本楠まで入る。
ここで岐宿に出る県道31号線へ右折する。山内小学校や樋ノ口を過ぎると、ほどなく県道がカーブする所に左方へ入る「通福寺入口」の案内標識がある。鰐川の橋を渡って田の中を寺脇方面へ向い、標識に従い途中から右折すると「通福寺」に着く。

五島市観光協会「五島市観光情報サイト 五島」歴史・文化の「五島八十八ヵ所」による寺の説明は次のとおり。
第六十五番 通福寺(つうふくじ)
本 尊 千手観音  宗 派 曹洞宗  所在地 五島市岐宿町松山653
※文治の乱に破れ五島に渡ってきた平家の武将が建立したお寺と伝えられている。天和元年(1681年)に本堂庫裡を新築落成させ、僧林周が天和3年に開創。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
通 福 寺  オガタマ  3.00m

中尾のスタジイ  五島市岐宿町二本楠

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中尾のスタジイ  五島市岐宿町二本楠

福江島の真ん中となる山内盆地の二本楠にあるため、福江港ターミナルから西の大荒交差点まで行き、県道27号線により猪掛峠を越して二本楠まで入る。
ここで玉之浦中須に出る県道164号線へ左折すると、ほどなく「中尾」バス停がある。国道から右へ田の中を進む車道があり、奥の谷間が中尾集落である。

神社前の中尾バス停からもこんもりした木立(青線枠内)が見え、集落に入って右方の坂道を上がると、高い石垣上に「中尾のスタジイ」がある。主幹の2本とも大きく根元は1つで、かなりの幹囲がある。五島一と言われるスタジイの大木である。
玉之浦町七岳に幹囲6.30〜6.40mと大きいスタジイ3本を針本氏は確認しているが、場所を聞いても入山禁止の山中で、私がたどりつけるような場所ではない。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
中 尾  スタジイ

三井楽のエノキ  五島市三井楽町濱ノ畔

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三井楽のエノキ  五島市三井楽町濱ノ畔

国道384号線が三井楽へ入り、遣唐使ふるさと館前の大橋を渡り、すぐ右折して白良ヶ浜遊歩道沿いの海岸通りを、みなと公園の方へ約1km進む。弁天様の小島先に釣り具店があり、背後に「三井楽のエノキ」が見えるので、左側の坂へ上がる。

2003年福江市針本氏作成「福江島 巨木地図」による説明は次のとおり。
三井楽  エノキ  5.70m

なお、同地図は下段に稀少植物(カカツガユ)を付記している。長崎県生物学会誌No.45
1985年(平成7年)6月に三井楽の記録があるので、近くに生育しているのだろう。
樹木解説HPでの「カカツガユ」は次のとおり。
高さは約3mほどの常緑低木。枝はややツル状で横に広がり、長いものでは10〜15mにも達する。茎には1〜2cmの鋭い刺がある。葉は互生し、葉身は楕円形で長さ2〜8cm。雌雄異株。初夏に葉の付け根から球形の頭状花序を出す。果実は径1.5〜2cmの球形で、秋に橙色に熟して食用となる。
本州(山口県)・四国・九州・沖縄・台湾島・中国大陸南部の島嶼部、沿岸部に点々と分布。もともと個体数は少なく、森林伐採や海岸開発、道路工事などによる減少が懸念される。

頓泊のエノキ  五島市玉之浦町頓泊

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頓泊のエノキ  五島市玉之浦町頓泊

三井楽から行くと高浜海水浴場の次が頓泊海水浴場である、国道384号線で南下するか、荒川から丹奈トンネルを越えて同国道を北上する。
国道の橋脇から分かれ、湾の先にある頓泊集落まで行く。集落の奥の左斜面に大木が見える。根元に上る岩場の道に長い根が這い、奇怪な姿でエノキが立ち、根元に石祠があった。

福江島の巨木地図により「頓泊のタブノキ」を見に行ったのだが、この場所でなかった。タブノキは後で聞くと、手前の神社背後の山中にあるそうだ。再度、調べに出かけたい。