さが名木100選 79 広沢寺のソテツ 唐津市鎮西町名護屋
鎮西町名護屋城跡内の大手門裏手となる北方に広沢寺はある。国道204号線名護屋城跡交差点から以前の国道に入る。城跡を回り込んで行くと、石段の参道が上がり「名護屋城跡山里丸」の標柱がある。ここを登れば寺なのだが、寺名の案内がなく下から寺は見えないので気をつける。
「山里丸」は秀吉の居館跡、寺はこの一角。加藤清正が朝鮮から持ち帰り秀吉に献上されたというソテツ(国天然記念物)や、曽呂利新左衛門設計の石段、利休が茶杓(ちゃしゃく)を作るため植えたという利休竹などある。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
79 広沢寺のソテツ
・所 在 地 鎮西町名護屋3673
・推定樹齢 380年
・大 き さ 樹高 3.5m 幹回り 1.2m 枝張り 2m
・登録番号 36622
一本の主幹から枝が何本も横臥して広がり、雄大である。このソテツは、加藤清正が朝鮮からもち帰り、豊臣秀吉に献上されたものと伝えられている。
国天然記念物(大正13年1月29日指定)