月別アーカイブ: 2007年12月

カトリック中町教会のナガサキリンゴ  長崎市中町

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カトリック中町教会のナガサキリンゴ  長崎市中町

長崎市中町にある。カトリック中町教会は大村藩蔵屋敷跡。1897年(明治30年)に26聖人殉教300年祭を兼ねて献堂式が行われた。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」リストの中(街路樹)の説明は次のとおり。

ミカイドウ(実海棠)(別名:ナガサキリンゴ)

バラ科リンゴ属 落葉小高木。葉は互生し、倒卵形で縁に細鋸歯がある。4〜5月、枝先に淡紅色の花を咲かす。花弁は5個。花柄は短く、上向きに咲く。秋に2cmほどのリンゴ状の実が黄・赤色に熟する。
中国原産で、江戸時代に渡来した。写真は長崎市・中町の中町教会にあるナガサキリンゴ。花の写真は3月下旬。果実は11月。リンゴ状の小さな実がなっている。
写真の木は低木だが、教会内には小高木のナガサキリンゴの木が5本ほどある。盆栽などに利用されるが、花がきれいなのをハナカイドウと言う。

長崎市立図書館敷地に残った新興善小学校の跡碑と樹木  長崎市興善町

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長崎市立図書館敷地に残った新興善小学校の跡碑と樹木  長崎市興善町

長崎市立図書館は、平成20年1月5日オープン開館する。前の新興善小学校の跡地。校舎の正門あたりだったところの角に、学校の歴史を刻む跡碑が樹木と共に残された。
図書館の前にある「メモリアルの森」の説明板は次のとおり。

メモリアルの森

この敷地には、原爆が投下された後、救護所として利用された長崎市立新興善小学校が建っていました。
敷地に残る跡碑と共に樹木を移植、保存し歴史を引き継ぐメモリアルの森とします。
跡碑
特設救護病院の跡碑
新町尋常小学校跡碑
長崎市興善尋常小学校碑
地恩報徳
校名札(正門)
保存樹

いちょう
ハクモクレン
ヒトツバダゴ

諌早湾干拓堤防道路の風景  雲仙市吾妻ー諌早市高来

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諌早湾干拓堤防道路の風景  雲仙市吾妻ー諌早市高来

諫早湾干拓は着手から21年、湾の堤防閉め切りから10年。潮受け堤防上を走る「諌早湾干拓堤防道路」の雲仙市吾妻ー諌早市高来間全長7kmが、平成19年12月22日午後5時から開通した。
快晴の昨日行けばよかったが、12月27日午後4時過ぎ吾妻から通ってみた。吾妻側に広い駐車場と仮設観光直売所ができていた。KTNニュース松本記者の中継と出会った。山側からの遠望や夜景がないので、また出直したい。

松原たき道の風景  松原—滝の観音間

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松原たき道の風景  松原—滝の観音間

平成19年12月25日、来秋の学さるく行事の下調べ。長崎街道沿いにあった市古賀地区事務所は、11月から西陵高東長崎分校跡に移転した。昼食はこことなろう。
矢上から入った「瀧山観音道」と別の松原から入る観音道があった。親和銀行保養所「迎仙閣」の庭に、「松原及たきみち」の標石がある。もともとは国道側にあった。ここが入口の道で、JR古賀駅へ行く案内標識が目印だ。

松原には赤瀬邸庭園に剪定では日本一という大マキがある。長崎新線の高架を写したが、シャツターが早かった。矢上からの道と合う橋のところに茶屋。観音水と名づけている。滝の観音の山門はまもなくだ。拝観料200円が要る。

長崎街道の風景  矢上宿—古賀藤棚間    

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長崎街道の風景  矢上宿—古賀藤棚間

平成19年12月25日、長崎街道の矢上宿—古賀藤棚間を行く。来秋の学さるく行事の下調べ。バイクにより走り、距離と見所を調べた。思わぬところに知られない景色と発見がある。あと滝の観音道を調べた。

明治33年建長崎街道の標石 (1)  長崎市矢上町

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明治33年建長崎街道の標石 (1)  長崎市矢上町

時津町浦郷の茶屋(本陣)跡道角にあった時津街道の道標、明治33年建の標石については、先日に報告した。これと同じ造りの標石がこんどは長崎街道の矢上にも残っていた。
標石があった場所は、矢上神社を出た街道が国道34号線を斜めに横切り、50mほど八郎川に向って入った右道脇。一帯は住宅地。井出松次様宅の玄関にあたり、ガレージとの間にあった。
小さなマキの木の根元でやや目立たない。刻面は次のとおり。寸法は18cm角、高さ65cm。

正 面  ←喜々津 諌 早  長 崎→
左側面  ←有 喜 愛 野
右側面  仐矢上村字宿
裏 面  明治三十三年九月建

「明治三十三年九月建」とあるとおり、旧街道時代でなく明治中期となって県道として認定された当時設置された道標となる。この矢上の標石の存在は、ほとんどガイド本に紹介されていないようである。
同じ造りの標石は、滑石の平宗橋と滑石公民館近くにも現存し、時津にもあった。これで4本となった。諌早市野中町の旧刑務所近くのも入れると5本。旧街道の名残りを残すそのままの道の時代の道標であるから、もっと知られてよいのではなかろうか。

明治34年国土地理院旧版地図を見ると、今の地点に街道であった県道分岐はない。もともと建ってあった場所から移設されているのではないか。
矢上地区は土地区画整理事業が実施された。やはり、今の戸石方面へ行く矢上交差点の裏通り、旧街道の分岐となった地点にあったと思われる。

長崎自動車学校のクロガネモチ  長崎市矢上町

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長崎自動車学校のクロガネモチ  長崎市矢上町

長崎市矢上町の長崎自動車学校内にある。国道34号線が番所橋を過ぎ中尾入口交差点にかかると、右前方の石垣上が自動車学校。この高い木が見える。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」リストの中(街路樹)の説明は次のとおり。

矢上町のクロガネモチ

長崎自動車学校の敷地内にある。幹の途中から4つに分かれている。2月だが実がなっていないので雄株である。計測していないが、幹周りは3m近くはある巨木。

中町公園などのシナサワグルミ(支那沢胡桃)  長崎市中町・小ヶ倉町

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中町公園などのシナサワグルミ(支那沢胡桃)  長崎市中町・小ヶ倉町

長崎市中町の中町公園の奥と、長崎市小ヶ倉町の小ヶ倉神社石段右方にあるシナサワグルミ。中国原産で明治初期に渡来。公園樹、街路樹として利用されている。
中町公園は、長崎県復興事務所跡地の記念公園。昭和59年12月の「戦災復興の建設碑」があった。
Otoji.K氏HP「長崎の樹木」リストの中(街路樹)の説明は次のとおり。
この木は油木町の長崎市科学館入口もあり、平和公園や浦上天主堂近くの街路樹にもシナサワグルミが混じっているそうである。

シナサワグルミ(支那沢胡桃)  クルミ科サワグルミ属 落葉高木

樹皮は灰褐色で縦にはがれる。葉は互生し、多くは偶数羽状複葉で、15〜30cmで葉軸に翼があるのが多い。小葉は5〜10対で、長楕円形。5月頃、開花し、雄花序・雌花序ともに垂れ下がる。雌花序のほうが長い。堅果は球形で狭くて長い翼がある。
中国原産で、明治初期に渡来した。公園樹、街路樹として利用。
長崎市油木町の長崎市科学館入口のシナサワグルミ。葉軸に狭い翼があるのが特徴。花は4月。果実(翼果)は7月。

池下のアコウ  諌早市飯森町池下

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池下のアコウ  諌早市飯森町池下

諌早市指定文化財(天然記念物)「池下のアコウ」。諌早市飯森町池下にある。戸石から田結を回る前の国道251号線を行く。池下バス停から右へ池下橋を渡り、漁港の岸壁道路を70mほど進むと、左の一段高い石垣に囲まれた邸宅から張り出したこの巨樹を見る。
石垣に取り付けられた現地説明板は次のとおり。根元は石垣を左へ回り背伸びすると覗かれる。最後の写真の中央の木となる。

諌早市指定文化財(天然記念物) 池下のアコウ  平成三年五月二十一日指定

クワ科の常緑大高木。葉は楕円形または長楕円形で長さ七〜十三㌢。質は厚く無毛。イチジクに似た小さい果実は熟すと淡紅色を帯びます。海岸近くに生え、紀伊半島の南部、四国、九州、沖縄、台湾、中国南部に分布し、元来、防風、防潮林として植えられます。
池下のアコウは、根本付近から三つの支幹に分かれて海岸側に傾いた樹形をしており幹廻り七・八㍍、樹高十一・五㍍に達します。
県内のアコウの主なものとしては、住吉神社のアコウ(県指定・鷹島町)、五島玉ノ浦のアコウ(県指定・玉の浦町)、奈良尾のアコウ(国指定・奈良尾町)などがあります。
平成十九年三月  諌早市教育委員会

なお、Otoji.K氏HP「長崎の樹木」リストの中(街路樹)の説明は次のとおり。同HPに根元の写真がある。
飯盛町・池下のアコウ

海岸沿いの民家の庭にあり、幹周り7m、樹高9.1mある。平成3年に町の天然記念物に指定。庭には幾つかの樹木があり、庭園はよく手入れされていて、旧家の趣があった。

川下の牛のはなぐり  諌早市飯森町川下海岸

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川下の牛のはなぐり  諌早市飯森町川下海岸

諌早市指定文化財(名勝)「川下の牛のはなぐり」。諌早市飯森町川下海岸にある。
結の浜から大門へ入る手前に案内標識があり、ここから右へ約1.5kmとある。
川下海岸の堤防道路を突き当りまで行くと、海岸へ降りる坂段があり、磯を200mほど歩く。鼻を1つ回ると、眼前にこの奇岩が見えてくる。干潮のときしか行かれない。
堤防途中の瀬渡し「豊丸」の店桟橋の先に現地説明板があった。これによると次のとおり。

諌早市指定文化財(名勝) 川下の牛のはなぐり  昭和六十三年十二月二十日指定

「はなぐり」は「鼻刳り」と書き、「鼻木」とも言います。「牛の鼻に通す環」のことで、岩の姿がこれに似ていることからこのように呼ばれます。
川下・下釜地区には飯盛山などの熔岩ドーム形成以前に流出したと思われる輝石安山岩があり、これが浸食されたためにこのような自然の造形ができたものと思われます。
平成十九年三月  諌早市教育委員会