大久保山のマテバシイ 長崎市戸町5丁目
魚見岳台場から大久保山に登る。山頂近くの鞍部、竹林にかかる手前にこのマテバシイがある。根元から放射状に30本近く、見事に大きさがそろった幹を広げ、たいていの人は感心する。
木名の語源は、葉の形がマテバガイの形に似ていることや、実の味が大味なので「まてばやがておいしくなる」という事でつけられたとも言われる。
大久保山のマテバシイ 長崎市戸町5丁目
魚見岳台場から大久保山に登る。山頂近くの鞍部、竹林にかかる手前にこのマテバシイがある。根元から放射状に30本近く、見事に大きさがそろった幹を広げ、たいていの人は感心する。
木名の語源は、葉の形がマテバガイの形に似ていることや、実の味が大味なので「まてばやがておいしくなる」という事でつけられたとも言われる。
八幡宮のイチョウ 長崎市黒浜町
長崎市黒浜町の黒浜トンネル手前にある。胸高樹囲4m位。八幡宮の鳥居脇の燈籠には文久二年(1862)の銘あり。この頃のものかと考えられる。
豊前坊神社のエノキ 長崎市香焼町
長崎市香焼町字丹馬の豊前坊神社の鳥居左にある。現地説明板は次のとおり。
天然記念物 榎(字丹馬・豊前坊神社) 指定年月日 平成8年5月23日 管理者 長崎市
榎のように長生きし、ますます栄えるようにと、平成元年、町民の公募で香焼町の木」に決まった「モデル」木である。
樹齢推定200年前後、高さ約20m、太さ約4m。
大正7年(1918)「香焼町郷土誌」に、「豊前坊は丹馬郷にあり、境内は古木繁茂し中には周囲一丈二尺の榎の木あり、けだし本村中、榎の最古木たるべし」とある。神木のように大切にされ、集落の変遷を見守ってきたといえよう。
長崎市教育委員会
観善寺の大クス 長崎市玉園町
長崎市玉園町観善寺境内にある。現地説明板は次のとおり。
市指定天然記念物 観善寺の大クス 指定年月日 昭和44年2月15日
長崎にはクスノキの大木がいくつかあるが、この木もそのうちのひとつである。
樹高は20メートル、胸高幹囲8メートルである。主幹は9メートルの高さで3本の支幹に分かれて、枝張りが広い。
樹勢は旺盛で、豊かに枝葉を繁らせている。
長崎市教育委員会 (62.12設置)
竈神社の大クス 長崎市宮摺町
宮摺バス停奥から市民の森へ登る車道に入る。集落上手に竈神社はあり、すぐ大きなクスノキが見える。現地説明板は次のとおり。
市指定天然記念物 竈神社の大クス
指定年月日 昭和48年7月27日 所在地 長崎市宮摺町竈神社境内
所有者 竈神社
日本の樹木のうち、樹齢と樹高ではスギに勝るものはないが、幹囲りと枝張りではクスノキに勝るものはない。
この大クスは、神社創建の寛永3年(1626)当時からあったと伝えられている。樹高およそ25m、地上50cmの幹囲10.50mで、本県屈指のクスの巨樹である。枝張りも雄大で、地上すぐに2本の大支幹を広げ、これが更に4本の幹に分かれる。これらの幹から出た大小の枝は、東西に40m、南北に37mの大樹冠をつくっている。
長崎市教育委員会(平成16年12月設置)
太田尾の大クス 長崎市太田尾町
長崎市太田尾町の県道34号野母崎宿線の沿道にある。現地説明板は次のとおり。
市指定天然記念物 太田尾の大クス
指定年月日 昭和53年3月20日 所在地 長崎市太田尾町2112番地
所有者 野口 昭治
クスノキは、暖地に自生する常緑高木で、日本の樹木では最大の幹回りとなる。九州には国の天然記念物に指定された巨木も多い。
このクスノキは、胸高幹囲5.80m、樹高20mで、第一級の巨樹ではないが、地上2mで分かれた3大支幹は更に大小の枝を伸ばし、見事な球状の樹形をつくっている。
もともと狭い雑木林内にあったもので、この木の根元にはツバキ・ハゼノキが、幹にはオオイタビ・カカツガユ・ノキシノブが着生している。
長崎市教育委員会(平成17年1月設置)
住吉神社の大クス 長崎市川原町
長崎市川原町の住吉神社にある大クス。現地説明板は次のとおり。
長崎市指定文化財
一、種類及び指定名称 天然記念物「川原住吉神社の樟(くす)の木」
二、指定年月日 昭和六十一年一月三十一日
三、指定の理由
クスノキ科の植物で樹齢約四〇〇年といわれる、町内最大の巨木である。目通幹囲五・七五メートル、樹高約二十六メートル、枝張り南北二十三・五メートル、東西二十六・七メートル。樹形、樹勢ともよい。
日本の南方以南に自生する常緑高木である。材を家具又はショウノウ製造原料としての利用もある。
昭和六十一年十二月 長崎市教育委員会
深堀陣屋跡のアコウ 長崎市深堀町5丁目
長崎市深堀町5丁目の深堀カトリック教会一帯が深堀陣屋跡。この敷地内にある。現地説明板は次のとおり。なお、陣屋跡の石垣の脇には、深堀城山から運ばれた俵石が数本置いてある。
市指定天然記念物 深堀陣屋跡のアコウ
指定年月日 昭和51年7月20日 所有者 カトリック長崎大司教区
アコウは雌雄異株の常緑高木で、おもに西南日本の海岸に分布する。アコウの巨樹の多くは、地上まもなく数本の主幹を横に広げる。主幹は支柱根を垂らして、支幹を支える。
このアコウは、胸高幹囲6.90m、樹高20mで、巨樹とはいえないが、地上4mまで幹は直立し、そこから出る支幹も高く上に伸びて、美しい樹形をつくる。横に広がる支幹がないためか、支柱幹は主幹に沿って数本が垂れ下がり、毛髪状の気根がわずかに見られるだけというのがかえって珍しい。
長崎市教育委員会(平成元年3月設置)