深堀陣屋跡のアコウ 長崎市深堀町5丁目
長崎市深堀町5丁目の深堀カトリック教会一帯が深堀陣屋跡。この敷地内にある。現地説明板は次のとおり。なお、陣屋跡の石垣の脇には、深堀城山から運ばれた俵石が数本置いてある。
市指定天然記念物 深堀陣屋跡のアコウ
指定年月日 昭和51年7月20日 所有者 カトリック長崎大司教区
アコウは雌雄異株の常緑高木で、おもに西南日本の海岸に分布する。アコウの巨樹の多くは、地上まもなく数本の主幹を横に広げる。主幹は支柱根を垂らして、支幹を支える。
このアコウは、胸高幹囲6.90m、樹高20mで、巨樹とはいえないが、地上4mまで幹は直立し、そこから出る支幹も高く上に伸びて、美しい樹形をつくる。横に広がる支幹がないためか、支柱幹は主幹に沿って数本が垂れ下がり、毛髪状の気根がわずかに見られるだけというのがかえって珍しい。
長崎市教育委員会(平成元年3月設置)